ミニ四駆、もう一度始めてみたよ

少年時代に夢中でいじったミニ四駆を、20数年ぶりに再開してみた素人の活動日記です。

94 ハーフタイヤを作ってみたよ【後編】& 九州弾丸旅行記1

2020-05-26 | ミニ四駆
こんにちは、ロングです。


今回よりミニ四駆記事&弾丸旅行記の形でしばらく更新していきたいと思います。
弾丸旅行記にご興味のない方は、どうぞすっ飛ばしてミニ四駆記事からご覧下さいm(_ _)m




九州弾丸旅行記① 

~登場人物~

僕(ロング)
湯けむり美人のおっぱいを求め、今回の計画を発案。高校時代の弓道部仲間3人を誘い(巻き込み)、バイト代20万円を貯めて買った中古のマーチで弾丸旅行を決行する。参加者のアンビ君に混浴へ行くとは言わず、生おっぱいをまの当たりにして狼狽するアンビ君を秘かに期待している。大学1年生19歳。


ノース君
僕の高校時代の弓道部仲間で、人望厚く周囲から頼られる存在で主将を務めていた。しかし、部活帰りにはコンビニで買食いしたからあげ棒の串を、何度も僕の自転車のカゴにポイ捨てしては逃走するという悪質で猟奇的連続テロ犯としての顔も持つ。大学1年生19歳。


セント君
僕の高校時代の弓道部仲間でクラスメイト。いつも笑顔で爽やか、クラスの中で成績1,2を誇る秀才であったが、周囲から弄られるキャラでもあり、授業中に教師に当てられた時に限って何度もケータイのバイブを鳴らされるという悲しい過去を持つ。基本的にエロい。大学1年生19歳。


アンビ君
僕の高校時代の弓道部仲間で、後のミニ四駆のライバルとなる。
部内一の生真面目な青年であるが、部活帰りに自販機の紙コップジュースを飲む度に、口に含んだ氷を公道へ飛ばすという奇行癖があった。
しかしその飛距離には定評あり、日々黙々と飛距離を探求するその姿勢は当時からミニ四駆レーサーとしての片鱗を垣間見せていたかもしれない(知らんけど)
唯一運転免許がなく、戦力外のためナビ役を担う。大学1年生19歳。

※4人とも学校はバラバラです。




大学1年生の冬...


金曜の夜11時頃、セント君の自宅前に集合した僕たち4人。
卒業以来の勢揃いに本来ならテンション高く盛り上がるところですが、冷静に考えてみればペーパードライバー3人の運転で果たして九州までたどり着けるのか、危険で無謀でヤバすぎるのではないか...各々がそのような不安を抱き、低めのテンションでの出発となりました。ただ眠かっただけかもしれませんが...。


最初は僕の運転から、
この状況を冒険マンガの主人公の旅立ちのように自分を重ね、勝手に一人で盛り上がってハンドルを握ります(未だ中二病)
しばらく一般道を走り、その後 名神高速道路に乗って一路九州方面を目指します。

運転にもだいぶ余裕が出始めてきた頃、時間が経つにつれ少しずつお互いの近況報告や高校時代の思い出話に花が咲き、愛知→岐阜→滋賀→京都までの道のりは賑やかであっという間の感覚でした。 


それにしても今までの行動範囲はせいぜい自転車で地元をうろつく程度でした。
それがいっちょまえに車を運転し、高速道路に乗り、車線変更をしてみたり、他車を追い越してみたり、はたまは大型トラックに囲まれて視界の悪さに焦ったり...。(深夜はトラックが多いですよね)
非日常の世界を自身の運転で駆け抜ける瞬間は本当に心が躍るものでありました。
ましてや自分の運転で世間の大人たちと対等に渡り合っているのだと思うと、急に大人になった自分が誇らしく、これまでにない新鮮な高揚感を覚えました。


大人になった今でも、夜間の高速を運転する時はふとこのことを思い出します。
当時胸が高鳴ったあの感覚.......
仲間たちと大それた冒険へ出かけたこの思い出は、僕の人生の宝です。






















人それぞれ、胸が高鳴る瞬間の感覚ってあると思います....。


さて、20年近く前の記憶なので少々おぼろげでありますが、名神高速道路の終点近くで、最初の問題が発生します。 


大阪に近づくにつれ車線が増え、見慣れない形と色の道路灯に迎えられ僕は少々舞い上がってしまいます。
無理もありません、初めての高速運転で大阪まで来てしまったのです。

名神高速道路から九州へ向かうには、山陽自動車道か中国自動車道に乗り換えなければなりません。 

しかし、土地勘も経験も無く、カーナビもない僕たちはそれを知らず、そのまま名神高速を道なりに進んでしまい兵庫県に入った辺りで終点となり(西宮辺りだったかな?)強制的に一般道へ出てしまったのです。
そりゃそうだ、名神(名古屋ー神戸)なんだから...。ハッと僕は悟ります。


僕「あっれーーー!?何故か一般道に降りちゃったww」
一同「うぉーーい!ww」


慌てて道路地図で確認してみても、夜間走行中のため暗い車内では地図が見づらく、アンビ君もナビに大苦戦。
とりあえずそのまま道の流れにのり、道路看板だけを頼りに再度高速を目指すのですが、なんやかんやで中国自動車道へ続く有料自動車道に乗ることができ、無事に復帰を果たします...。(超緊張しました)



僕「よかった~~また高速に乗れた。ふぅ~焦った~」

ノース君「岡山・広島方面って看板にあるから、これで大丈夫じゃないかな」

セント君「なぁ~~も~~こんなんで大丈夫かよ。ところでロング君、今回のスケジュールってどんな感じ?」

僕「朝までに福岡に着いて、初日の土曜は福岡に滞在、翌日は大分って感じかな。その後はぶっ飛ばして愛知に帰る感じなんだけど、最低でも月曜の朝までには帰りたいね」 

各自月曜は学校やバイトがあります。僕たちにはあまり悠長な時間はないのです...。 


アンビ君「マジで弾丸だね...。」

セント君「混浴....楽しみだなぁ~...えへへ」

アンビ君( ......!? )

ノース君「どーせババアばかりでしょ。期待はしとらん」

アンビ君( !!? )

僕(あ やっべ!アンビ君にもうバレた!!)


アンビ君「...........」



深夜2~3時頃、姫路を超えたあたりのPAでトイレ休息&運転を交代します。


トイレを済ませた後...

アンビ君「ロング君....ちょっといいかな....」 ゴゴゴゴゴ

僕「な、なんでしょう....」



つづく!




以下、ミニ四駆活動です。







以前の「91 ハーフタイヤ前編」からの続きとなります。

間が空いてしまい、誠に申し訳ありませんでした。


・ハーフタイヤ加工前(タイヤ幅10mm)


・タイヤ幅7.5mm

・タイヤ幅5.0mm

前回はタイヤの幅を変えて計測してみたところ、
幅が細くなるほど1周目のタイムは遅くなってしまうが、スピードがのってくる2周目以降は速くなり、トータルでタイムが縮んでいくという結果でありました。






さて、今回はもう少し掘り下げて検証してきたいと思います。
前回購入したマスキングテープに4mmが残っているので、今度は4mm幅に加工していきます。





4mm加工完了。だんだんダミー部分のほうが広くなります。
目視では5mmと見分けがつきにくいですが...



ノギスで測ってみると、だいたい4mmでいい感じ。
マスキングテープはわりと正確にできていいなぁと改めて感じました。



さて、細くすればするほど、地上との摩擦抵抗は減って速くなるという理屈....。
4mmだとどうなのでしょうか。
更に速くなるのか....実際はどうなのか、計測してみます。




4mm幅タイヤ
(いつも通り1.4Vで計測)

おっ、更に速くなった~!
すごいな!0.01秒単位でわずかな変化ですけど、確実に速くなっていることがわかりますね!
1mm幅の変更でそこまで変わるのか?と少々疑問でしたが、数字でしっかりと現れるので驚きです。
そして相変わらずスタートは遅い、と。なるほどね~。


ん~~~そうなると.....
細くした分、これだけ素直に結果が出てくるのであれば.....

3mm、2mm、1mmと更に細くしたら、もっと速くなるの???

って、普通疑問に思いますよね。

ただこれ以上細くしていくと、ハーフタイヤというよりもはや極細タイヤになってしまいますが...。


これ以上細くしちゃっても大丈夫?

せっかくのローフリクションタイヤなので、失敗はしたくないところ。
そろそろこの辺で止めておくべきか、それともチャレンジすべきか....





はい、結局作ってしまいました...。
検証するからには、やってみないとね(涙)



手作業での加工ですので4輪とも正確さには欠けますけど、
だいたい1.5mm~2mm幅のものが出来上がりました。


ちなみに、練習で別のタイヤを極細にしてみたんですけど、
1.5mmくらいが限界だということが分かりました。

その理由は、1.5mmより細く(薄く)してしまうと、接地する部分のタイヤ部分がグニャグニャと柔らかくなってしまい、揺れてしまうからです。
おそらくその状態での安定走行は難しいだろうなと思いました。






で、この極細タイヤの肝心のタイムなのですが.....





計測できませんでした orz

ほぼレーンチェンジでコースアウトするようになってしまったのです。




その様子を動画にしてみたのでご覧下さい。
前輪・後輪のタイヤが見やすいよう、あえてボディは取り外してます。





ほぼこんな感じです。
10回やって9回くらいはこのようにコースアウトしてしまいます。
1.4Vでこの状況なので、満充電の1.5V超ではもっとダメでしょう...。


よ~く観察してみます 。


まず坂道を上ってくるでしょ.... 




マシンから見て、右側の壁に当たってマシンは左へ向き...
ここまではいいですね



さらにすぐさま左の壁に当たってマシンが揺れ、直進方向に戻ろうとする時...
(この時点で下り道に差し掛かるため、前輪は浮いています)




左の壁に沿いながら下っていくその時.....ココです!
瞬間のことですが、この時は後輪右側のみ、つまりタイヤ1本で踏ん張っているのです。

しかし踏ん張らないといけないタイヤが細いものですから....






このようにバランスを崩しやすくなるんだろうなぁと思いました。

これはハーフタイヤのデメリットと言えるかもしれませんね。

まあコースアウトを防ぐのなら、ローラーやスタビ、ブレーキ、マスダンパー等の強化で防げそうなんですが、この検証用マシンの豚さんのスペックを変えてしまうとこれまでの検証と比較できなくなるので今回は見送ります...。

ということで、ハーフタイヤの幅は7.5mm→5mm→4mmまでは安定していたけど、
1.5~2mmにした途端、レーンチェンでコースアウトが始まったという結果を踏まえてみると...
レーンチェンジにおいて踏ん張りの効く4mmくらいまでがいいんじゃないかなと思いました。

繰り返しますが、もちろん極細タイヤは車体のスペックで使いこなせることもあると思いますが(多分)....ご参考頂ければ幸いです。


さて、あともう少しだけ...。


これをご覧になって「せっかくのローフリクションペラタイヤを極細にしちゃってもったいないなぁ...」「ロングさんブログのために可哀そう...」と思われたお優しい方はどうぞご安心下さい。







実は4mm幅タイヤは残して、別のペラタイヤで極細を作っていました。
え?別に何とも思っていなかった?そうですか....。




4mm幅がレーンチェンジでも安定していたので、お気に入りのスーパーハードのペラタイヤも4mm幅のハーフタイヤに加工してみました。


こちらのスーパーハード、豚さんで検証してみると....





(それぞれ1.4Vで計測)

全く別次元で0.6秒以上もの差が出でしまいました。

単純にスピードを上げていくのなら、スーパーハードのほうが断然いいことがわかります。
そして何と言っても1周目!
ハーフタイヤなのに、スーパーハードは始めから速いのです。

スタートが遅いというのがハーフタイヤのデメリットとばかり思っていたのですが...正直僕はこの結果が一番驚きました。


グリップ力って無視できないかもしれない。
グリップ力があれば、ハーフタイヤでもスタート1周目からそこそこ速いことが分かりました。

しかし.....
逆に言えば、グリップ力があるということはそれだけ跳ねるとも言えるんだよな...。



だけどどちらもペラタイヤに加工したことで、触った感じはどちらも同じくらいの硬さに感じます。


ローフリクションって表面をツルツルに加工しているので、カーブで強みがあるんですけど、

ハーフタイヤだって摩擦抵抗を減らすことでカーブを滑りやすくしているし、全体的にもスピードは上がっていくのだから....





ペラ&ハーフに加工したスーパーハード一択でもいいんじゃない?
と、素人考えにそう思ってしまいます。
まあタイヤは黒色のほうがしっくりきますしね...。 





ちなみに、前輪をローフリクション、後輪をスーパーハードにして計測してみたところ、タイムは20.2~20.4秒くらいでした(画像省略)


やはりスーパーハード一択でOK......?


まあこればっかりは、走らせるサーキットによるのでしょう。
直線の多いコースならスーパーハード、カーブやジャンプの多いコースならローフリクションと、使い分けていく必要があるんだろうと思います。


さて、これまで速度アップの検証は、

・電池のブレークイン
・ベアリングの脱脂
・モーターのブレークイン
・ハーフタイヤ

の4つを行っていきました。


次回、また速度アップの記事をご紹介していきたいと思います。


おわり





PS

まもなく、一通りの検証が終わります。

ちょうど緊急事態宣言が解除されたこともあり、地元のコジマ電機のコースも復活しました。


是即ち.....

アンビ君との決戦が近づいております。

今度こそ.....今度こそ.....



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (フェイム)
2020-05-27 19:52:28
ロングさんへ

九州湯けむり弾丸温泉旅行はアンビ君に秘密のパイパイがバレ❔たのか

スリルとサスペンスに満ちた次号を乞うご期待~🌋

さてミニ四駆。スピードアップは4㎜が限界かもですね。4輪共にスーパーハードで決まりのような気もしますがコースの状態によって換えることも必要なんですねえ。

検証も大変でしょうが頑張ってくださいね。
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Unknown (パオ)
2020-05-27 21:20:09
お疲れ様です。
確かにナビとか無かったら大阪のジャンクションは迷いますよねσ(^_^;)
ナビ有っても危ない時ありますし(笑)

大分までまだまだ道のりが長いですね( *´艸`)

今日、仕事帰りにコジマへ寄ってみたんですが、コースが設置されてたものの少しボリュームが小さくなってたような気がします。
とはいえようやく走らせれる場所が出来たので嬉しいですね!

あ、ハーフタイヤ・・・w
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Unknown (初心者レーサー)
2020-05-28 11:59:10
さあ、アンビ君にバレたエッチな一行はどうなってしまうのでしょうか‼︎無事おっぱいにたどり着けたのでしょうか。 さて、本題に戻りますと僕も色的にはスーパーハードの方が好きです。(プリントがかっこいいし)
なのでこの検証結果は少々驚きました‼︎もうあのサツマイモタイヤをつけなくて良いんだ‼︎なんて思いました。まあ改造次第で変わってくると思いますが僕はスーパーハードを選ぼうと思います。
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Unknown (伊介)
2020-05-30 06:04:23
突然ですが質問です。
車体のロールはトレッドを広く取ることで抑えられるそうですが、ハーフタイヤも外側に履かせることで姿勢が安定したりするのでしょうか?
お時間ありましたらぜひ検証よろしくおねがいします。
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Unknown (mini4-restart)
2020-05-30 15:21:30
フェイム様

いつもコメントありがとうございます。最近は返事が遅くなってしまいすみません。

スリルとサスペンスは....多分無いと思うんですけど、皆さんに笑ってもらえればと思い、このような旅行記を書いております^^;

結局のところ、ハーフタイヤの幅の限界ってどうなんでしょうねぇ。
ただ4mmより小さくしてしまうとハーフとは言えなくなるので、「ハーフタイヤ」に拘るなら、4~5mm程度でいいのかな?と思ってます。
また今回は検証用の豚さんのスペック限定でしたので、そのうち高スペックマシンで極細タイヤは試してみたいなぁとも考えています。

ありがとうございます!のんびりですけど検証はしっかりアップしていきますので今後ともお付き合い頂ければ嬉しいです!
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Unknown (mini4-restart)
2020-05-30 15:37:03
パオ様

いつもコメントありがとうございます。最近は返事が遅くなってしまいすみません。

そ~ですよね、我ながらよくカーナビ無しでいったなぁという感じで...^^;若いって怖いw 今回の九州の他にこの4人で首都高方面にも行ったことがあるんですけど、その時もナビ無しでして...あれは一番怖かったです。

昨日、僕も地元のコジマへ行きましてコース復活を確認しました。
こちらは縮小していなかったですけど、他にも縮小している店舗さんはあるようです。早く元通りになってほしいですよね~。

今回の極細タイヤはお蔵入りになりそうです...。
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Unknown (mini4-restart)
2020-05-30 15:43:01
初心者レーサー様

いつもコメントありがとうございます。最近は返事が遅くなってしまいすみません。
弾丸旅行記、少しずつ盛り上げていこうと思ってますので今後も読んでやって下さい!アンビ君にバレたこの時は、もうドキドキでしたよw

ですよね~、僕も初心者レーサーさんと同じくスーパーハード派です。タイヤはやっぱり黒ですよね。ローフリクションをさつまいもと表現されているのは初めて目にしました!なるほど、確かにさつまいもだ!
僕はどうしようかまだ悩んでるんですけど、多分...僕も黒一択...かな?
黒のローフリクションが出たらいいんですけどね!悩ましいですね!
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Unknown (mini4-restart)
2020-05-30 15:46:22
伊介様

初めまして!コメントありがとうございます!
そうか、確かにトレッド広げれば安定するかもしれません!
それを試しておらず、情報不足ですみませんでした!次回すぐやってみます!w
外履きの件、承りました。
動画も載せていこうと思いますので、次回もどうぞご覧下さい!
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