盛夏の候
私達はこんな所にいる。
いつもの湿原である。
我ながら、よく飽きないものだ。
サイヨウシャジン
ヤマホトトギス
ミソハギ
オカトラノオ
オトギリソウ
キキョウ
コバギボウシ
カワラナデシコ
ちらほらと白い花が見えるのは、この時期、湿原の主役に躍り出た、
サギソウである。
お陰で、サギソウ目当ての来訪者で、湿原は大賑わいだ。
タムラソウ
ナンバンギセル
コオニユリ
ハッチョウトンボ
取り込み中のキイトトンボ。
ベニイトトンボ
シオカラトンボ
イチモンジチョウ
さて、
この湿原には、6種類の食虫植物が生息している。
花期は若干のタイムラグがあり、今なら、6種全部が見られる可能性がある。
『未だ達成したことがない、6種の花を同時にカメラに収めたい!』
これが、ここに来た目的である。
と言ってる端から、いきなり言い訳をする。
被写体は、とびっきり小さい。
その上、木道と言う制約もあり、見つけても近寄れないのだ。
判別可能にするには、撮った画像をパソコンで、アホみたいにトリミングするしかない。
『絶望的に画質が粗い!』と、先ずもって宣言しておく。
いきなりこの酷さである。
モウセンゴケ
前回、そこかしこにあったモウセンゴケの花は、すっかり数を減らしていた。
イヌタヌキモ
ヒメタヌキモ
初見である。
ワーイ (ノ^^)ノ
ミミカキグサ
これも前回と比べ、随分と少なくなった。
ホザキノミミカキグサ
こちらは逆に、かなり数を増やしている。
最後に残るのが、ムラサキミミカキグサである。
何度も言うが、被写体は小さく、そして遠い。
輪をかけてこの花は、色合いが地味で、よほど目を凝らさねば、見つけられない。
「あ、あった。ほらあそこに!」
「どこ?」
「あら、目を離したら分らんくなった。」
「おい!」
ことほど左様に、やっかいな花がこれである。
ムラサキミミカキグサ
見たのは数年ぶりだ。
コンプリート!!\(^O^)/
それにつけても、画像の酷さよ