3月6日の午後に遡る。
宝満山から戻ってきた私。
居間の扉を開けると、家内がタブレットを手に持ち、新聞の電子版を読んでいる。
「お帰り。あのねえ、」
「なんじゃ。」
「久留米つつじマーチ中止だってよ。」
「なんですと!」
家内からタブレットをひったくるように奪い、紙面を確認する。
確かにそこには、
【久留米つつじマーチ中止に】
の文字が。
急いで久留米市のイベント情報サイトも開いてみた。
ありゃまあ。
やっぱ、そう来たか。
内心覚悟はしていたものの、実際に中止と決まってしまうと、やはり残念と言う他ない。
新型コロナウィルスの拡大防止対策について、
政府や自治体、各民間事業者の対応(それがいささか過剰と思えるものであれ)を、私は支持している。
なにしろ、非常事態なのだ。
でも実際に、我が身にそれが降りかかって来ると・・・ねえ。
つつじマーチで歩く40kmは、その年の私の体調のバロメーターなのだ。
『今年は絶好調でぃ!!』とか、
『今回は少々バテた』とか、
『股関節の痛み具合が去年に比べ』どうとか、
一年の指針なのだ。
それに加え、
参加費は戻らずねえ。
解っちゃいるよ。
でも弁当代も?
この時点で弁当なんて、誰にも損害を与えて・・・・
よそう。
これでは、典型的な総論賛成各論反対ではないか。
見っともない。
弁当代返せなど、我ながらみみっち過ぎた。
中止で結構。
結構毛だらけ猫灰だらけ!
なのだ。
ワハハハのハ!!
なのだ。
グシュン