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Tシャツとサンダルの候

町中華でも、ラーメンと言えば


明星山からの帰り道。

車のハンドルを握っていると、右手に町中華の暖簾が見えてきた。


現役の頃は、よくこの店の暖簾をくぐったもんだ。

丁度昼時だし、久々に寄ってみるか。


この雑多さ。

実にいい。


えーっと、


壁に貼られたメニューに目を泳がせてみる。

麺類にしようかな。

よし、これに決めた。


「おばちゃーん・・・」


中華屋さんで注文するラーメンと言えば、








「お待たせしましたー。」


何故かこうなる。

炸醤麺でもなけりゃ、担々麺でもない。

はたまた酸辣湯麺でもないし、五目あんかけでもない。 

ましてや、いつぞやの豚カツラーメンでもない。

清く正しく美しい、純正久留米ラーメンである。



なにか。




では。



ズズズズーー



これこれ、この味。

久留米ラーメンここにありだ。


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