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Tシャツとサンダルの候

耳納山麓で御前蕎麦を啜る



今日も、昼前から雨との予報。


「ちぇ、今日も山は無理かよ。」


仕方ない。

いくつか買いたい物もあるし、こんな日は、買い物でもしとくか。

市内にある大型ショッピングモールで買い物を済ませ、その後少し足を延ばし、道の駅くるめへ車を走らせる。

以前このブログで紹介した後輩の紅茶や、その他野菜などを買い終え、


「昼過ぎたか。帰りにあそこであれを食ってくか。」





あそことは、



そば処筍(じゅん)である。

先月、ここに立ち寄って以来、すっかり気に入ってしまった。



「うーん、どれにしようかな。あ、鴨南蛮にしよっと。」(家内)

「お前、前回は鴨せいろじゃったろうが。ほぼ一緒やんか。」(私)

「よかと!」



「鴨南蛮そばでーす。」


ヤツはオーダーが偏る傾向がある。

たとえばうどんなら、暫く考えるふりはするものの、ほぼ99%、ごぼう天うどんである。

これは私が知る限り、数十年来変わらない。

どうやらヤツは、事ここに至って、蕎麦部門に関しては『鴨』に決定したようだ。



「このおつゆ、出汁が良く効いとるー。それに焼き葱も甘くて美味しか。」(家内)


葱かよ!

肝心の鴨はどうした!



私の注文は、かき揚げ丼と御前そばである。

このかき揚げ丼。

丼というより、サイズ的にはお茶碗と言うべきだ。

メニュー名を、かき揚げ碗と変えるよう進言しておく。

と言ったものの、決してこれは苦情ではない。

各種そばと一緒に食べるのに、丁度良いサイズ設定なのだ。



サク


サックリとした衣に、プリプリの海老。

甘さ控えめなタレを、遠慮がちにかけているのも私好みだ。



「御前そばです。」


白く透明感がある蕎麦が、せいろに盛られてきた。

蕎麦の実の芯だけを使った、所謂更科そばと呼ばれる蕎麦である。


そんじゃ、頂きまーす。




ズズ、ズズ、ズズズズーーーー




蕎麦の事など全然解っちゃいないが、ほのかな甘みと上品な風合いと表現しておいて間違いは無さそうだ。





とってもおいしゅうございます。



この路線を走る時、この蕎麦屋は定番になりそうだ。

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