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Tシャツとサンダルの候

幸せの古墳ロード


前から八女の古墳群を訪ねたいと思っていた。



朝からチャリを漕いで向かった先は、岩戸山古墳である。

先ずは、古墳として一番メジャーなここからスタートしたい。



岩戸山歴史文化交流館にチャリを停めさせて貰う。

ここからの古墳群は歩いて巡りたい。



右側に登って行くと、筑紫の磐井の墓と伝えられる岩戸山古墳である。

但し磐井は、自分が作ったこの墓に、遂に葬られる事はなかった。



別区とよばれる区画。

全国的にも別区が残っているのは、珍しいんだとか。

左端に並んでいるのは、石人石馬のレプリカ。






前方、こんもりとした森が後円部。




墳墓の周りは環濠が掘られている。




後円部頭頂部。

2段になっているのが分かる。



前方部に回り込んできた。

一部は神社となっている。



岩戸山古墳より3号線を横断、この道を東へと向かう。

これから訪ねる古墳の数々は、全てこの一本の道沿いにある。

正しく古墳ロードである。

余談だが、この古墳ロードの3号線角は、前回投稿のびーふ亭である。

今回の古墳巡りは、びーふ亭でサイコロステーキを食ってる最中、唐突に思いついた事を告白しておく。



乗場古墳がすぐに見えてくる。




中央盛り上がりが後円部、右に前方部が少し見えている。




善蔵塚古墳

これも前方後円墳である。



前方部から後円部に向かってパシャリ。



この先の古墳からは、初めて訪れる。



丸山塚古墳




こちらは円墳である。




更に古墳ロードを行く。

道沿いの畑には、ホトケノザの紫の絨毯が広がる。



茶臼塚古墳

円墳である。



頭頂部が盗掘により陥没している。




八女は茶所。

茶畑が広がる風景に、すっかり溶け込んでいるのは、



鶴見山古墳である。

前方後円墳。



上空を一羽の鳶が舞う。




更に進む。




ここが釘崎古墳群らしい。

4基あるそうだが、辺りは果樹園となっていて、痕跡が殆ど残っていない。



果樹園の奥に見えるこんもりとした森が、おそらく釘先1号墳。

風景に溶け込みすぎである。


釘崎4号墳。

ここだけが頭頂部のみ保存されている。




話はコロッと変わる。


古墳巡りの最中、かつての部下から電話あり。


「もしもーし。どうした。」

「社長。娘が無事に大学受かりました!第一志望だったんでよかったです。」

「おー、良かったやんか。おめでとう。」


更にその後、

事情があって、久留米に身を寄せている姪っ子から、


「おじさん。就職、何とか決まりました!」

「おー、良かったやんか。おめでとう。」


そんな、同じ言葉を繰り返す知らせまで追いかけてきた。




古墳巡りのこの日。

誠に佳き日となった。





磐井の御利益に違いない。

コメント一覧

minou_yamatai
@mash1125 今回は行きませんでしたが、岩戸山古墳から西に行くと、弘化谷古墳や石人山古墳もあります。
石人山古墳には資料館もあり、岩戸山資料館と合わせて観覧されるといいですよ。
たしか両方とも無料だった筈。
古墳ロードぜひ歩いてみてください。
mash1125
晴天の中のんびりと古墳めぐり。いいですね~。
加えて親族の佳き連絡、良い一日であった様子が伝わります。
岩戸山古墳は是非訪れたいところ。山陰の片田舎かからは、
コロナ騒ぎが落ち着くまで行けそうにありませんが。
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