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Tシャツとサンダルの候

異端の翼『震電』

『ゴジラ -1.0』

上映期間中に、同じ映画を2度も見に行ったのは初めてだ。

2度目の方がより感動が大きく、鳥肌が立ちっぱなしだった。

あまつさえ、

筋書きが分かっているくせに、初回に泣いたシーンの遙か前から、催眠術にかかったかのようにスイッチが入り、エグエグと泣き出す始末。

その『ゴジラ -1.0』で重要な鍵を握るのが、局地戦闘機『震電』である。




またしても前置きが長くなった。

要するに、

『ゴジラ -1.0』の撮影に使われた震電の実物大模型が、大刀洗平和記念館にて展示中である。



大刀洗平和記念館。

大刀洗歩行場の跡地にある。

受付を済ませ、ホールに入るとすぐに、



震電の雄姿が飛び込んでくる。

画像左端に、ゴジラにぶち込んだ30mm機関砲の銃口が、ほんの少しだけ顔を覗かせている。



高高度爆撃機の迎撃を目的として、九州飛行機(株)が開発と製造を担った局地戦闘機震電。

エンジンとプロペラを機体後部に配し、主翼の前方に前翼を持つ。

正に『異端の翼』である。



残念ながら試作の段階で終戦を迎え、遂に実戦配備される事はなかった。






敷島が操縦桿を握ったコクピット。







巨大なプロペラ。










すぐ隣には、零戦が常設で展示されている。

こちらは実物を復元したもの。






零戦の計器盤




零戦に装備されていた20mm機関砲。

あの日あの時あの場所で、敷島がこれを撃ってさえいれば・・・



97式戦闘機




特攻用の爆弾を積んでいる。


館内で撮影できるのはここまでだ。





こりゃ、モノクロ版も観に行きそうだ。

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