最近、トレッキングシューズが滑りやすくなったと感じている。
先日の阿蘇の仙酔尾根の下りでも、普通滑る筈のない岩の角度で、足を滑らせた。
幸い転倒までは至っていないが、不安感がよぎってしまったらもういけない。
ソウルを見ると、かなりすり減ってきているし、
「帰ったら買い替えよう。」
で、こんな所にいる。
現在使っている靴は国産メーカーの物で、外反母趾と言う面倒くさい指を持つにもかかわらず、長い距離を歩けている。
そういった意味では、同じメーカーを買うのが無難ではあるが、
「でも、ずっとこれだもん。今度は違うのがいいな。親指が文句言わないヤツを見繕ってくんな。」
「お、親指がですか。えーっと、これなんかどうでやんしょ。このソウルってのが・・・」
ヴィブラムと言うソウル専門メーカーのソウルを使っていて、滑りにくいと彼は言う。
問題は履き心地だが、
お、何かよさげやん。
これなら我儘な親指君でも、おとなしくしてくれそうだ。
「買った!」
「毎度ありー。」
自宅に戻りテーブルに靴を置く。
今更ではあるが、腕を組んで靴底を眺めてみる。
「ふーん、どこが違うんやろ。」(私)
「こらー!!テーブルに靴置くな。」(家内)
ふん。
そんな事言ったって無駄だ。
新しい靴を買って貰うと、必ずそれを履いて家中を歩き回る。
そんな子供だったのだ、この俺は。
諦めるこった。
ウヒヒ
幾つになっても、新しい靴って嬉しいものだね。