大学の先輩Uさんからラインが届く。
《野草園にご一緒しませんか》
何でも、同級生の方から、くじゅうの某野草園に誘われているとの事で、
有り難くも、私ら夫婦まで誘って頂いた。
元より、全日本暇人協会久留米支部長の私である。
断る理由など無い。

現地到着。
野草園と言っても、南阿蘇ビジターセンターや樫原湿原のような、手つかずのままではなく、自然の中で種から栽培している形態のようだ。
これから、オーナ自らの案内で、杉林の中を散策していく。

これは・・・
えーと、何だっけ?
いきなり忘れとる。
オーナーは懇切丁寧に花の名を教えてくれるのだが、
残念ながら私の貧弱なる海馬は、殆どそれを留めていない。

これは知ってる。
オダマキだ。

これも。

おっと、ハナシノブやん。

ミヤコワスレ

これも・・・忘れた。
「オオデマリたい!」(家内)

ササユリ

これはウラシマソウ。
釣り糸をぶら下げているように見える事から、その名がついたそうだ。

色とりどりのクリンソウ。

各種エビネも。





杉林の下草が、エビネとクリンソウと言う豪華さ。
何気に凄いのだ。

紅花山芍薬

サイハイラン

カザグルマ

これは?
「フナバラソウ」(家内)
この黒い粒々が花らしい。

赤蕎麦

別の杉林へ移動。
ミヤコワスレが遊歩道の両脇を飾る。

ニッコウキスゲ

杉林の中には渓流が流れる。
「対岸は全部キレンゲショウマです。夏には一斉に花を咲かせます。」(オーナー)

こちらの杉林は、クリンソウとミヤコワスレの絨毯だ。

えーっと、これは何だったっけ。
白い餅のようだからどうとか・・・
「うーん、思いださん。」(家内)

キバナチゴユリ

何とコマクサである。
雌阿寒岳で見たものとは随分色が違う。

カラマツソウ
実際には、ここに掲載した数倍の種類が、杉林の中で花を咲かせていた。
園芸種であれ何であれ、そのボリュームの前には圧倒される。
「エーデルワイスもあるです。」(オーナー)
「ヒョエー!」(一同)
アサギマダラも来るらしい。
また季節を替えて訪れようと思う。