Tシャツとサンダルの候

2018 晩秋 樫原湿原

バルーンを堪能した後は、いつもの樫原湿原へ向かう。

 

湿原の管理事務所付近までくると、幾つか並べられた檻から、大きな羽音を立てて、一斉に鳥が飛び立っていくのに出くわした。

 

「うわ!びっくりした。」(私)

「雉の放鳥ばしよるったい。よかとこに来たね。」(猟友会の人)

 

毎年この時期、100羽の雉を、ここで放しているのだとか。

ありゃまあ。

どうせなら、放す前に、ファンファーレかなんかして貰わないと。

いきなりだったから、最後の方しかカメラが間に合わなかったよ。

 

という事で、

100羽の雉が、一斉に空に飛び立つ様は、想像していただくしかない。

湿原の動植物を研究している学者かな?

長靴履きで湿原に入り、熱心に白い箱の中を覗いていた。 

サイヨウシャジン。

辛うじて数輪が。

 

湿原を彩っていた華やかな色達も、すっかり枯れ色に変わっていた。

 

アケボノソウ。

これでお終いだ。 

サワギキョウ。

しぶとく花を残していた。 

アキノキリンソウ。

これもしぶとい。 

なんの草だろうか。

草紅葉となって沼地を彩っていた。 

一方、リンドウは元気である。

 

独り舞台といっていいほど。

 

マアザミ。

 

モウセンゴケ。

 

ウナギツカミの成れの果て?

 

ノダケも店じまい。

 

狂い咲きしていたノハナショウブもかなりしぶとい。

 

 

栗の若木。

桃栗3年と聞くが、これで3年目ぐらいなんだろうか。 

狂い咲きのカワラナデシコ?

  

こっちはツルリンドウ。

確認できたのは、この辺りの数輪のみ。

ツルリンドウは姿を実に代えつつある。

 

代わりに、キッコウハグマは真っ盛りである。

 

シュウブンソウ

 

 

ガンクビソウ

 

ウメバチソウは、まだまだ元気である。 

 

 

元気に花を咲かせている物もあるにはあるが、ほとんどは店じまいをしてしまっている。

昆虫など、動くものは皆無となっていた。

そろそろ湿原は、冬支度に入ったようである。 

今回が、今年最後の湿原訪問である。


次回、来年の春に!

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