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Tシャツとサンダルの候

ピースサインをする女


紅葉と新緑の季節だけ、一般開放されるマゼノ渓谷。



2年ぶりにやって来た。

早速紅葉狩り・・・の前に、



昼飯である。


「ところで、紅葉狩りの《狩り》って何やろな。パクパク」

「さあ、何やろか。モグモグ」


そんな疑問は脇に置いといて、お握りを食べたら、とっとと《紅葉狩り》である。



遊歩道沿いには、日当たりのいい、なだらかな斜面が連なる。







紅葉のピークは過ぎてはいたが、それでもまだ、我々を十分楽しませてくれた。







マゼノ滝へと遊歩道は続く。







滝が見えてきた。

そうだ。

折角だからLINEで、この景色を子供らに送ろう。


「LINEで送るけん、滝ば背景にニッコリ笑え。」



・・・・・





こんなヤツである。

何なら、そこから突き落としてやろか。



滝壷まで降りてきた。




この流れはやがて、筑後川に注ぐ。










滝の上から。







ウメバチソウ




ヤマラッキョウ




リンドウも僅かに残っていた。




ツチグリ














帰ってきて、【紅葉狩り】をググってみた。


何々、


『平安時代、京の都には紅葉はなく、それを楽しむには、山や渓谷に足を運ぶ必要が・・・』

『ところが、そんな場所では牛車は使えない』

『当時の貴族にとって、歩くと言う行為は下品な事とされ・・・』

『であるからして、紅葉を楽しむ行為を狩りに見立て・・・云々』


なるほどね。


「てなことらしかぞ。」

「ふーーん。」

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