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Tシャツとサンダルの候

復活なる!通潤橋大放水


熊本地震で被災し、名物の放水が途絶えてしまっていた通潤橋。

この度復旧が完了し、4年ぶりに再開されたと聞く。 


「天気良いし、見に行こうよ。」(家内)

「おっと、合点だ。どうせなら、近くの石橋群も見て廻るぞ。」(私)




ブイ~~~~ン







先ずは金内橋である。

嘉永3(1850)年に架橋。

西南の役では、薩軍、官軍とも、ここで休息を取ったと伝えられている。


補強工事がなされた年だろうか。

コンクリート製の欄干には昭和八年の文字が見える。



聖橋。

架橋は天保3(1832)年。

手前側の草で覆われた部分が、元々の石橋である。

奥側は拡幅補強され、鉄筋コンクリート製となっている。



日向往還の要衝に架かる橋である。




円形分水




中央に水が湧き出ているのが、お分かりになるだろうか。

暗渠を通って、ここに運ばれた水は、中央のプールから湧出し、

円形の溝に流れ落ちた後、各所に分水される仕組みである。



この日の主題である通潤橋を流れる水も、ここから配水されているとの事。




日陰にキツネノカミソリが、ヒッソリと咲いていた。




背後にみえる小さな用水路を流れる水が、やがて通潤橋に至り、近隣の田畑を潤し、時には豪快に放水される。




山都町の入り口に架かる浜町橋。

架橋は天保4(1833)年。 

こちらから見える面はコンクリート製である。



反対側に回ってみた。

こちらがオリジナルの石橋。



古い街並みを行く。




すぐに、道の駅通潤橋へと行きつく。




目の前には田園風景が広がり、その奥まった先に、



通潤橋は佇んでいる。

嘉永7(1854)年架橋。



全長75.6m、全高は20.2m。

日本最大級の石造りアーチ式水路橋である。

勿論、国の重要文化財だ。



この絶妙としか言いようが無い石組!

橋の上部には、3本の石の通水管が敷設されている。



放水は13時丁度から始まる予定だ。

10分程前から、石橋近くの田んぼの畔にポジション取りをした。



傍らを見ると、こんなものが。

タニシの卵?

あちらこちらに無数にある。

稲への食害が、少々心配になってくる程の量である。



おや?

オジサンが何か準備してるぞ。

そろそろかな?

とかなんとか思っていたら・・・・・



ドヒャー!!


いきなり始まっちゃったよ。


あのオジサン。

「今から放水始めまーす!」

何て言ってくれないのね。



下段からも。




背後からも。




大迫力である。




振り返ると、ギャラリーは一斉にスマホを構えて、動画を撮っているようだ。

そう言えば、動画担当は家内である。

下の方に居る筈だが。



寝てないだろうな、アイツ。



ヤツと合流するため、河川敷まで降りてきた。

橋の直ぐ近くは、水しぶきをモロに浴びる。

道理で人が少ないと思ったよ。



この放水は、通水管に詰まる堆積物を取り除くために、行われているんだとか。









それでは最後に、ヤツが撮った動画を貼り付けておく。

放水開始のタイミングに、上手く合わせられただろうか?







短かっ!!

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