見出し画像

Tシャツとサンダルの候

英彦山の探し物

「そろそろ、英彦山に登らんといかんな。」

「あー、あれね。ばってん、暑かろね。」

「んなもん、気合いたい!」


と、言った割には、



スロープカーである。

奉幣殿までの長い石段をスルーしたい。

そんな、実にみみっちい体力温存策である。

何しろ、楽チンが一番だ。



奉幣殿到着。

ズルしてここまで登ってきたが、ここからは、自分の足で登るしかない。



山頂まで続く石段。

見上げただけで目眩がしそうだ。



中津宮




よっこらせっと。







どんな高貴な人でも、ここから先は、篭や馬から下りたという。




行者堂




この先は、上宮改築工事のために通行止め。

山頂には登れない。



このクソ暑いのに、ましてや山頂にも登れないのに、何で登るのかって?

それは、ある探し物があるからだ。



その前に、オニギリとカップ麺で腹ごしらえである。



昼飯が終わったら、二手に分かれて捜索開始。

果たして、見つけられるか?

見つけられねば、山頂にも登れず、ただ大汗をかいただけだ。

そんな心配も、程なく杞憂に終わった。


「いた!」(家内)



「ほらそこ。」

「ウヒョー!」



ニシキキンカメムシ第5齢幼虫である。

この美しさはどうだ。



1齢から5齢まで、5回も姿を変え、5齢に至れば越冬。

翌年5月に成虫となり、6月に産卵する。



まことにせわしない生涯である。

因みに、カメムシの代名詞の悪臭は発しない。



「私が見つけたとやけんね。」

「わかった、わかった。ジョンジョン(筑後弁 頭撫で撫での事)」






柘植にも。



「これも私が見つけたー。」

「シャッ!どけ、カメラの邪魔。」



このまま無事に越冬し、翌年立派な成虫になって欲しいものだ。



ワーイ ヽ(^0^)ノ

コメント一覧

minou_yamatai
@takeo_1213 何齡の幼虫か分かりませんが、確かにニシキキンカメムシのようですね。
そうですか。高住神社に普通にいましたか。
いずれにせよ、柘植林にしか生息できないカメムシであり、福岡県の準絶滅危惧種です。
見かけた時は、そっと見守ってあげて下さい。
takeo_1213
ああーこの虫!
ニシキキンカメムシっていうんですね。
 
数年前、英彦山神宮の奉幣殿の床やら階段にたくさん居たのを思い出しました。
あと、奉幣殿から犀川方面へ向かう途中にある、高住神社ってとこにも、
コイツらしき甲虫に出会いました。
 
ということは・・・なにも山頂を目指して登らなくても見つけられるってこと・・・。
 
自分のブログの高住神社に行ったときの記事です。
よかったらのぞいてみてください。
暗がりでデジカメ撮影なので不明瞭ですが、
ニシキキンカメムシと思われる虫の画像があります。
https://blog.goo.ne.jp/takeo_1213/e/38b80a0154412f846994fd3a445a5710
minou_yamatai
@kinonukumorikan 『ジョンジョン』
思えばいい言葉やね。
子供らが良いことをした際、「あー、偉い偉い。ジョンジョン」と付け加えるだけで、余計に嬉しそうな顔になるもん。
kinonukumorikan
ジョンジョン。シャッ!
ガバ懐かしか。

ア~~~、シャーシカッ!
てな言葉を発していたのを思い出した。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「野草、野鳥、その他」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事