渓流が織りなす景観と、文句なしの涼しさを楽しんだ私達。
帰りのルートをどうするか、スマホで検索してみた。
「同じ道で帰るのも何だしなぁ。あ、ここ行ってみようか。」
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阿蘇外輪山に広がる草原に沿って、車を走らせる。
草原は花盛りである。
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キスゲ
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アソノコギリソウ
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カワラマツバ
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ママコナ
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オオバギボウシ
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コオニユリ
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カワラナデシコ
やがて車は、目的の場所に差し掛かった。
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二重峠 (ふたえのとうげ)
この峠に乗りかかる様に、阿蘇盆地と外輪山を繋ぐ石畳の道が通る。
豊後街道である。
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その昔、大名行列が通った街道だ。
そしてまた、西南戦争時の激戦地でもある。
少し歩いてみよう。
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正面に見えるは阿蘇の山々。
生憎とこの日は、雲にスッポリと覆われていた。
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外輪山の斜面につくられた街道は、歩きやすいように、つづら折りになっている。
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ヘアピンカーブが連続する。
法面にはキチンと石垣が組まれている。
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石畳の文字石 《岩坂村つくり》
街道普請は村単位に割り当てられていたそうで、
『この文字石があることから、この周辺が岩坂村に割り当てられた区間と推測云々』
とある。
もっとも私達には、ひと文字も読み取れないが。
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更に降りていくと、
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牛王(ごおう)の水と言う水場に出た。
『一説には、この近辺に乙護法の祠があり・・・』
要するに、護法の水が転訛したのでは、と書かれている。
結構降りてきた。
降りた分だけ登らねばいけない訳で、
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結局、峠までの登り返しで、汗びっしょりである。
この日の主題、
『涼を求めて』は相殺されたようだ。