熊本城の見学を終えて、城彩苑で昼食。
当たり前すぎる『お城ラーメン』のネーミングの由来も分かり、
「さて、これからどうしようか。田原坂に行こうか。お前行った事無いやろ。」(私)
「あ、いいねえ。是非!」(弟)
田原坂周辺の西南戦争戦跡を一つ一つ案内してやりたいところだが、その時間は無さそうだ。
田原坂公園内の資料館で時間を潰す。
資料館の外に出て、真向かいの小高い丘の稜線台地を指さし、
「あそこが政府軍の砲台陣地じゃった所。」
「あー、あそこがそうね。」
「あそこからここに向かって、砲弾ば浴びせかけたとたい。」
「あんな至近距離から!ひゃー。」
てな話をしているうちに、程良き時間となったようだ。
「そろそろ、柳川に行こうか。」
向かった先はここだ。
元祖本吉屋である。
少し前の投稿でも触れた、柳川を代表する鰻屋さんだ。
この換気扇のフードを見れば、思い出して貰えるのではなかろうか。
誰もが頬ずりしてしまうと言う、あのフードである。
私も今しがた頬ずりしたばかりだ。
無論、
嘘だ。
庭が見える一階の和室に通された。
今回、家内がハンドルキーパーになってくれると言う。
んじゃ、遠慮なく。
鰻が出来上がるまで、骨煎餅を肴にちょいと一杯だ。
「お待たせしましたー。せいろ蒸しでーす。」
「ワーイ!待ってました。」
「見ろこの照り!」(私)
「ハハハ」(一同)
もう、笑うしかないではないか。
何でも、
300年続くこの秘伝のタレは、砂糖を一切使わない餅飴と言う飴を使っているんだとか。
では。
「うん、うめえ。」(私)
「美味しか!こりゃ、ちょっと違うね。」(弟)
この後、一同は黙々と頬張るのみである。
御馳走様でした。
ゲフ
「んじゃ、運転頼むぜ。」
あー、楽ちん。
道案内はカーナビに任せたし。
と、
思いきや、
「この信号を左です」(カーナビ)
「そこ左って言っとるやんか。バ、バカ!何で右に曲がる。左、お椀を持つ方!」(私)
「びゃーー!!」(家内)
「バハハハ!!」(弟夫婦)
左右が分らぬヤツに、どうナビゲートすればいいのだろう。
誰か教えて欲しい。