昨晩から絶食させられた上、有無も言わさず拉致され、一番嫌いな場所に連れてこられたウメ。
フニャー (`m´#)
抗議の意を全力で表している。
そんなウメだが、いざ診察台に乗せられると、
恐怖の的である獣医師に、ワサワサと触診されようが、
冷たいゼリーを塗られて、エコーをとられようが、
はたまた血液検査の為に、2分近くも注射針を刺されようが、
ジタバタする事もなく、なされるがままである。
「ウメちゃん。おりこうさんですね。」
「それは外面が良いだけで・・・」
エコー診断では、肥満細胞腫の内臓への転移はみられないとの事。
ホッと一安心である。
その外面が良いウメ。
家に戻った途端、
「ニャニャニャー!(酷いじゃん。何て事してくれたのよ!)」
「ごめん、ごめん。」
「フニャー!(とっとと、ご飯出して!)」
「はい、ただ今。」
私達には、言いたい放題である。
あらかた文句を言い終えたら、プイッと自分のバスケットに潜り込み、
「ニャー!(あっち、行って)」
お利口さんを演じるのも、あれで中々大変らしい。