西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

熊本県の温泉・奴留湯温泉(再訪)

2008年08月17日 | 熊本県の温泉
奴留湯温泉

[外観]

念願の奴留湯温泉再訪です。今日の締め湯は38℃のぬる湯で
火照った身体をクールダウン。

[入口]

7~8段の階段を降り料金箱へ200円投入。

[湯のれん]
冬季は加温との説明書きが...

[脱衣所]

棚にプラ製脱衣かご、鍵付ロッカーははありません。
ステンの流しが昔住んでた古アパートの共同洗面台を思い出させます。

[貼り紙]

浴室への扉に貼り紙が。

[浴室内]

先客一人、気持ち良さそうにまどろんでました。

[仕切り壁]

仕切り壁には由来や寄進者名の木札が。
上部は開いてておばさん達のおしゃべりが聞こえて来ます。

[浴槽]

しばらくして、奥の小浴槽に4人の子供を連れて
地元の若いお父さんが...
一気に賑やかになりました。

[由来]

いつまでも"雰囲気のよい浴場"で居て貰いたいものです。
そのためにもマナーアップに努めなければ...

[浴槽]

ザーザーお湯が溢れてます。底石の間と浴槽内壁パイプからかなりの
量のお湯、湯の華も微かに...

硫黄匂が内臓に染み込む程、かれこれ1時間半は浸かってましたね。
やはりここの温泉は最高、文句無しの☆☆☆☆☆です、


奴留湯温泉
  熊本県阿蘇郡小国町北里2248
  (0967)46-2111(小国町地域振興課)
  入浴時間 AM9~PM9
  入浴料金 200円

熊本県の温泉・満願寺温泉

2008年08月13日 | 熊本県の温泉
満願寺温泉
鎌倉時代「元寇の役」に際し戦勝祈願寺として建立された満願寺。
その前を流れる満願寺川(志津川)に湧く満願寺温泉。

数件の旅館・ペンションがあるだけの小さなヒッソリ系の温泉場。
ここは何回か訪れてますが、今回河原の露天風呂に
挑戦すべく勢い込んでやって来ました。


[看板] 

[河原の露天風呂]

川の中に簡単な堰を設けただけの露天風呂。
目の前の道路は結構交通量の多い一般道。
昼間の入浴にはそこそこ勇気要ります。
左手建物が「温泉館」

庇の後ろ側に脱衣棚と料金箱があり、200円投入後
辺りを窺いながらズボンを下します。

湯温は体感40~41℃くらいでやや熱め。
のぼせそうになると前の川へザブン。これの繰り返し。
川底からも温泉が湧いてるのか歩いてると
足裏に暖かな感触が伝わって来ます。

道路歩いてる観光客から「湯加減ど~お?」と好奇の声が...

右端の堰は今でも地元の生活用水として
野菜や食器洗いに使用されてます。

[温泉館]
    
すぐ傍の温泉館。河原露天からは腰タオルで十数歩。
こちらも無人で料金箱に300円の投入指示が。
「防犯カメラ作動中」の貼り紙に辺り見渡すもカメラは見当たらず。

[内湯1]

正面入ってすぐの扉を開け数段降りるとこの小浴場。
家族風呂なのか変わった造りで左奥のパイプからザーザー温泉投入。
右の洗い場みたいな排水溝に洗濯機の渦の如く流れてました。

[注意書き]

長湯温泉の「ガニ湯」なんかでも夜間
大型犬を洗ってるのを見たことあります。

[内湯2]
      
     
   廊下を曲がると別の内湯があり、こちらもザーザー掛け流し状態。
   泉質は単純泉、泉温42.8℃と加熱無しで適温かと...

が、ただでさえ熱中症になりそうな猛暑日の昼中に
露天+内湯2箇所入り、激熱・山川温泉からの連チャンで結構来てます。

満願寺温泉
  熊本県阿蘇郡南小国町満願寺
   ?
  入浴時間 AM6~PM10
  入浴料金 200円
  http://www.roten.or.jp/area/manganji/index.php

熊本県の温泉・山川温泉共同浴場

2008年08月12日 | 熊本県の温泉
山川温泉共同浴場 
熊本県小国町北里にある集落の温泉
「山川温泉共同浴場」を訪ねました。

長湯温泉から国道442号に乗り久住連山を仰ぎ見つつ西へ、
瀬の本高原交差点で「やまなみハイウェイ(別府・一の宮線)」を横切り快走10分。
貸切バスや県外ナンバー車で渋滞し始めたら超有名な「黒川温泉」入口です。
この辺りは温泉銀座で、家族湯・日帰り温泉の看板が林立してます。

更に西進数分で「ファームロードわいた」入口、
涌蓋山方面へ右折し20分強で山川温泉エリア。
ここから更に山手に5分ほど行くと右上写真の案内が。


[湯小屋]山村の素朴な鄙び系共同湯と言った佇まい。

マイナーな共同湯を探す目印は、屋根の湯気抜きを見付ける事。


[外観]

中央のベンチ挟んで左右の銀色ドアが男女浴室入口。
右側茶色のドアはトイレ。

[利用案内]

「山川温泉入浴場」の文字が。
入浴時間は消えてて解りません。

[浴室内]

で、ドアを開け一歩足を踏み入れると
この光景が目に飛び込んできます。

湯船手前の切込みから、湯口からの注入量と同じ量が
オーバーフローし完全掛け流しであります。

[脱衣棚]

浴室奥から見た入口付近。
別府あたりに多い脱衣所・浴室一体型温泉。

[効能書]

泉質は単純硫化水素泉。

[浴室]

あちこちタイル剥げかかって、いい味出してます。
お湯は無色透明サラサラ、微かな硫黄臭が。
浸かると、誰も入ってないせいか激熱。


[湯口]

源泉を小さい枡に一度溜め若干冷ましてから浴槽へ。
触れると体感40度後半の熱さ。飲むと塩っぽい硫黄味。

[料金箱]

男女浴室仕切り壁にある料金投入口。
部外者への開放は地元の方の維持管理努力の賜物です。
感謝し、入浴はマナーを守り料金はきちんと支払いましょう。

遠くで、草刈機が時折小石を撥ねる金属音が...
熱めの湯に体が慣れしばしぼんやり。
この日気温35度を超す猛暑日。
湯上りは暫らく汗が引かないだろなぁ。

山川温泉共同浴場
  熊本県阿蘇郡小国町北里小川1397
   なし
  入浴時間 ?~PM9
  入浴料金 200円
  http://www.waita.info/inn/yamakawa/yamakawa.html(涌蓋温泉郷HP)

熊本県の温泉・人吉温泉

2007年10月04日 | 熊本県の温泉

人吉温泉
日本三大急流のひとつ球磨川沿いに栄えた城下町「人吉」
温泉通にとっては外湯めぐりの楽しい土地であります。

JR人吉駅前には人吉城天守閣を模った時計台が鎮座・お出迎え。


駅観光案内所で紹介された{朝陽館}で旅装を解き、
早速外湯巡りを兼ねた散策へ。

人吉温泉は30本を超える泉源を持ち、湯量も豊富で
沢山の共同浴場があります。

そのひとつ「元湯」へ。
瓦葺のレトロチックな佇まいで浴室は明るく、
真四角のタイル浴槽がひとつとシンプルな造り。
源泉温が高い為若干の加水ありとの表示が。


泉質は炭酸水素塩泉で切り傷・火傷に効能有とか。
吐水口にコップが置いてあり、
柔らかな無味無臭のお湯は飲泉可なり。

宿から、人吉橋を渡り、城址公園傍のこの温泉に入って、
水の手橋から駅方面へ廻るコースを歩いてみました。

街中は温泉街特有の猥雑な嬌声も聞こえず、
しっとり落ち着いた雰囲気で、全国で数ある「小京都」といった風情。

この夜は「鮎料理に球磨焼酎」という最強の取り合わせで、
思わず痛飲してしまいました。

翌朝、宿で朝風呂(もち天然温泉)を戴き、
二日酔いも綺麗さっぱり解消してから、
急勾配をスイッチバックやループ線の走行で有名な「肥薩線」へ。

パノラマ列車に運良く乗車でき、鹿児島県の隼人駅まで車中の人。
小生、「鉄な人」ではないんですが
この列車の旅は超お勧めの観光ルートです。




人吉温泉・元湯
  熊本県人吉市麓町9
  (0966)23-3054
  入浴時間 AM6~PM10(正午~3時清掃休)
  入浴料金 200円



熊本県の温泉・杖立温泉

2007年09月29日 | 熊本県の温泉
杖立温泉
開湯由来は1700年に遡り、
全国で数多く残る弘法大師伝説の中で、
杖立温泉も著名なもののひとつです。
弘法大師が立てた杖から枝や葉が伸びたというもの。

又、杖をついて湯治に来た病人・老人が帰る頃には快癒し、
杖を忘れて帰ることからこの名がついたとか。

いずれにしても霊験あらたかな歴史のある湯治場であります。


「杖立温泉観光協会」で地図と、日帰り入浴可能な
外湯を教えて貰いました。

それぞれ各地区組内で輪番管理するシステムらしく、
清掃時間以外ならお湯が入っていれば入浴可能だそうです。
ただ地元の方優先ですのでご注意を。


杖立川を挟み二十数軒の旅館が立ち並ぶ温泉街です。



杖立温泉には元湯・御前湯など5つの外湯があり、
そのうちのひとつがこの[薬師湯]

狭い坂道の途中にある「薬師堂」のそばにあり、
病気平癒に効果有と云われてます。

入口の戸を開けると薄暗く、人の気配は無く、
男湯と書かれた右手の木の扉を開けると
脱衣所と浴槽が一体型の至ってシンプルな浴室です。


脱衣棚横の料金箱に200円を入れて早速、無色透明・無味無臭の
柔らかいお湯を独り占めです。
開きっ放しの蛇口からは源泉が投入、飲泉用のコップもあります。
一言で表すなら、静謐なお湯。

泉質は弱食塩アルカリ単純泉で、源泉温は何と98度と高温。
別府温泉なんかもそうなんですが、高温過ぎて
入浴に適した42~43度に冷ますのに苦労するらしく、
加熱費に頭を痛める温浴施設経営者にとっては、
全く持って贅沢な悩みといえます。


杖立温泉・薬師湯
  阿蘇郡小国町大字下城杖立
  (0896)48-0206(杖立温泉観光協会)
  入浴時間 湯が入っている間
  入浴料金 200円

熊本県の温泉・奴留湯温泉

2007年09月27日 | 熊本県の温泉
奴留湯温泉(ぬるゆ・おんせん)

寺尾野とは双璧の片方「奴留湯温泉」に入るのをを楽しみにしてたのに、
時間の都合で泣く泣く今回はパス。

で、前回訪問時の写真と記憶で書き残してみます。
備忘録的なブログですので思い付いたまま、
あちこちに寄り道・脱線しながら綴ってます。

こちらは温泉街など無く共同湯がポツンと1軒あるのみ。
最初バイクで通り掛かった時は、公衆トイレと勘違いし
素通りしてしまいました。
コンクリート打ちっ放しの建物、前にはベンチと、
どう見ても公園のWCですよね。




残念ながら内部の写真は無く、
浴室は大きな内湯がひとつだけで、
それを二枡に仕切って使用してた記憶があります。

鮮明に覚えてるのは、湯船の底に子供の頭ほどもある丸い石がゴロゴロ。
その石の間から温泉が泡と共に湧き上ってます。
昔は自然に河原から湧き上っていた名残だそうです。

源泉温38度の硫黄泉がそのまんまザーザーと洗い場の床まで
掛け流されてるのには驚きました。
この湯量はオーバーフローなんてもんじゃありません。
その美しい光景には感動すら覚えました。

湯の華が舞い玉子臭のするこの湯は火傷に効くらしく、
微温めのお湯に癒されながらじっくり浸かるのがベスト。
お殿様の家来である「さんが長くまるお
という名前の由来にも頷けます。

地元の高校生らしい男の子数人と、
方言を教えて貰いながら談笑したりで、
結局1時間以上の長湯でした。

地域密着の生活温泉として息付いている訳ですから、
管理されている地元の方々に感謝しつつ、
外来者は呉々もマナーを守って「湯」を戴きましょう。

これを書いてると益々行きたくなって来ました。
どうして無理してでも入らなかったんだろう。



奴留湯温泉共同浴場
  阿蘇郡小国町北里
   無
  入浴時間 AM9~PM9(季節変動有り)
  入浴料金 200円

熊本県の温泉・寺尾野温泉

2007年09月25日 | 熊本県の温泉
 寺尾野温泉

筌の口温泉から高塚愛宕地蔵尊に参詣後、
念願のこの温泉に辿り着きました。

「わいたファームロード」から少し枝道を下りた所に
温泉マニア垂涎の「寺尾野温泉」があります。

2003年8月以来4年振りの再訪です。

初めてこの温泉へ辿り着く時には結構骨が折れました。
バイクで一人旅、勿論ナビなんか無く、
温泉への案内図、看板、標識な~んもありません。



     中はこんな感じ
     


実は、前回入浴時に小銭の持ち合せが無く、
たまたま居合わせた地元の方にその旨伝えたら
「今度来た時でいいよ」との事。

 温泉好きにとって湯銭が安ければそれに越した事はないんだけど、
 無人で、「お心任せ」とか「賽銭箱に志納」っていうのは
 至上の悦びであると共に良心とかマナーを推し計られてて、
 心の琴線に当然触れて来るんですよね。
 実際、公序を守れない為によそ者の入浴禁止に至ったジモ泉を
 数多く見てきましたから。

       
それからずっと気になってたんですが、
ようやく前回の入浴料も含めてお支払いできました。




お湯は硫化水素泉が源泉のまま掛流し
微温の湯に身を委ね、硫黄臭に酔い痴れながら
時の経つのも忘れてしまいました。
源泉掛流しだと、ポンプアップや加温時のボイラー音が無く
静寂のまま純粋に湯が堪能できるってのも魅力のひとつですね。

<写真のおやじは同行の仕込みです。>

熊本県北部には黒川温泉を代表とする良泉数多くあれど、
小生の拙い[湯旅]の中でも「寺尾野温泉」と「奴留湯温泉」のお湯が
全ての面において双璧を競うものではないかな?

願わくばいつまでも「地元民以外入浴禁止」などと
貼り紙されません様に...



寺尾野共同浴場
  阿蘇郡小国町大字上田字寺尾野
   無
  入浴時間 不明
  入浴料金 100円