西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

愛媛県の温泉・湯之谷温泉

2008年06月30日 | 愛媛県の温泉
湯之谷温泉
高松・松山を結ぶ国道11号から約100mと好アクセス。

大正元年公衆浴場として開設、
開湯伝説は更に古く斉明天皇の時代まで遡ります。

現在は湯治用長期滞在宿泊も受容れている
通好みの温泉旅館ですね。

石鎚神社本社や四国八十八寺札所も近く
白装束のお遍路姿をよく見かけます。

[遠景]

国道から見える田園地帯の一軒宿

[外観]

鄙び系年季入りの遍路宿といった佇まい。
左手、以前あった宴会大広間を新しい浴場に改築中。

[玄関]

旅館入口と浴場入口に別れてます。

[受付]

フロントと言うより帳場。今春より30円値上げして360円に...

[廊下]

壁一面これでもかと地元観光ポスター貼りまくり。
この奥にかつて大広間宴会場があり、
昼間は湯上りの無料休憩所に充てられてたとか...

[湯のれん]

薪加熱の源泉掛け流しに拘る温泉と聞き、ワクワクして来ました。
始めて来る温泉はのれん潜る瞬間、期待・緊張で鳥肌モノです。

[脱衣所]

昔の銭湯風簡易ロッカー。
平日の午前中で殆んどが地元常連客らしく、
施錠してたのは小生だけ。

[成分表]

源泉温18℃の弱アルカリ性単純泉でpH7.58 
柔らかい肌触りは女性向きかも。

[浴室内]

左側戸が脱衣所への通路。この戸を開けて
浴室に入った瞬間いきなり嬉しくなる程の微硫黄臭が。
ガランからの湯からも...

右奥まった所に源泉水風呂。

[主浴槽]

8の字浴槽。湯は常時オーバーフローしてます。
右側浴槽がややぬるめで体感39℃ってとこでしょうか。
左側湯口の熱・冷コックで客が勝手に源泉投入し湯加減調節。


[源泉水風呂]

蛇口は常時全開、ザンザン流れ溢れてます。
地元のおじさん数人がこの蛇口から
ペットボトルに汲み返ってました。

[水風呂から見た浴室]

正面の小さなアルミドアがサウナ室。中は意外と広く10人は優に入れます。
約80℃の中温サウナで息苦しさはありません。

     [許可証]
     
     昭和38年、県指令薬湯第一号の温泉利用許可証。
     効能高い由緒正しき温泉の証ですね。

人気の温泉で絶え間なくお客が出入りし
写真撮るのに苦労しました。
個人的に、泉質の良さは名湯ランク上位と確信。

改装終えた頃の再訪が楽しみですが、
願わくば今のままの浴場スタイルを保持・堅持して頂きたいですね。



湯之谷温泉
  愛媛県西条市州之内甲1193
  (0897)55-2135
  入浴時間 AM8:30~PM10
  入浴料金 360円
  http://yunotani.cside.com/

愛媛県の温泉・レジオネラ菌検出で営業停止

2008年06月28日 | 愛媛県の温泉
緊 急 告 知
今年1月に紹介した「南道後温泉ていれぎの湯」は現在
レジオネラ菌感染による2週間の営業停止処分中です。

半年振りの再訪ですが駐車場は閑散。

入浴客の姿はなく、玄関前に工事関係者のみ。


7/1営業再開に向け改修工事を...


6月14日付地元紙には、

5月上旬同施設で入浴した市内70歳代女性が
発熱・呼吸困難を訴え入院。

女性と施設浴槽水から検出した菌の遺伝子パターンが一致。
市保健所は、県条例基準に達していない
塩素濃度が原因でレジオネラ菌感染と断定。

同施設は「基準通りにすると客から(ピリピリする)などのクレームがあり、
塩素濃度を下げていた」と説明。
市保健所は、さらに県条例で定める源泉浴槽水の塩素濃度の
測定記録を取っていない点についても追加処分を検討...
と記事にはあります。

塩素イオン.100%源泉の文字が皮肉に映ります。

愛媛県の温泉・臥龍の湯

2008年06月27日 | 愛媛県の温泉
臥龍の湯
愛媛県の南予・大洲市の臥龍の湯にやって来ました。

大洲と言えば1966年に大ヒットしたNHKの連続テレビ小説
「おはなはん」の撮影舞台として知名度が一躍全国区に。

また夏の風物詩「肱川の鵜飼」や「臥龍山荘」でも有名です。
近年は商議所青年部主催の昭和の町並み再現エリア
ぽこぺん横丁」も観光起爆剤として貢献してます。

その「ぽこぺん横丁」からも、また大洲道路・肱南I.Cからも数分いう
立地に恵まれた人気の温泉施設です。

[外観]

臥龍山荘を模した建屋ですかね。
写真左端には無料の「足湯」があります。

[フロント・ロビー]

ゲルマニウム温浴や岩盤浴、足ツボマッサージなど揃ってます。


 [湯のれん]
待ち合わせ休憩所やリラクゼーションルームなんかもあるみたい。


[脱衣・洗面所]

アメニティーも一通り揃ってます。

[成分表]

pH値9.96は全く体感できませんでした。

[浴室内]

正面に広く窓が取られ露天風呂が見えます。

[主浴槽]

奥左に20人は入れそうなTV付サウナと隣に水風呂。
冷水機を設置してないのが残念。代わりに氷の入ったクーラーボックスあり。

[露天風呂]

高い塀が少々邪魔ですが、
ツツジの名所「冨士山」も望めます。

[シャンプー類]

ヘア・コンディショナー設置とは珍しい...

[歩行浴槽]

お湯的には全然たいした事無くて、塩素臭も気になるし、
けどまァ 伊予の小京都とよばれる水郷・大洲に
新しい観光スボット誕生って感じですか。

少彦名温泉・臥龍の湯
  愛媛県大洲市柚木388-1
  (0893)59-1112
  入浴時間 AM10~PM10:30
  入浴料金 680円
  http://www1.quolia.com/garyunoyu/index.html

広島県の温泉・高瀬の湯

2008年06月25日 | 広島県の温泉
高瀬の湯
庄原I.Cから車で30分足らずの所にある
「鮎の里公園」内にある温浴施設です。

ここには「淡水魚水族館」や「ほたる見公園」
「口和郷土資料館」なんかもあります。

[外観]

最後の1.6㌔はやや狭い道が続きますが、
山奥に場違いなほど立派な建物。
因みに小生のau携帯は圏外でした。

こちら日帰り入浴は勿論、食事・宿泊も出来ます。


[イベントポスター]

丁度連休中に訪れたので入浴料500円が300円に、ラッキー

[受付フロント]

カウンター内でこちらを向いてるのが支配人さん。
たくさんの来訪者で忙しそうでした。

[浴室入口]

のれんは無く、温泉がメインで売り出してるんじゃなくて
あくまで宿泊施設付属の風呂と言う位置付けみたい。

[成分表]

正式には「口和温泉」
泉質は広島県に多く見られる「単純放射能泉」。
冷鉱泉だから勿論加温、そして塩素剤使用。

[脱衣所]

電気消えてたせいか、ちょっと狭くて暗い感じ。
3~4人が同時に着替えると腕がぶつかりそう。

[浴槽]

バブルジェットの中くらい浴槽がひとつだけ。
お湯の温度は38℃とややぬるめでまったり加減。

[洗い場]

ボトルタイプの石鹸・シャンプーを常備。
障害者のためのシャワーブースもあります。

[浴室からの景色]

中国山地の峰嶺を背景に鯉のぼりが泳いでます。

そよ風に乗って河原のBBQコーナーから
美味しそうな焼肉の匂いが浴室内まで...

[鮎の里公園]

この日は鱒・ヤマメ釣大会の日に当たり、
家族連れや団体さんで駐車場は満杯。
が、浴室はガラガラ無人貸切状態。

やはりイベントそっちのけで、
朝から風呂入ってるのは小生くらいの者でしょうね。

温泉目的のマニアには不満が残る温泉でしょうが、
ま、良しとしましょ。

でも公園中に響き渡るほどの大音量で
演歌が垂れ流されてるのには、ちょっとねぇ...

鮎の里公園・高瀬の湯
  広島県庄原市口和町永田1641-1
  (0824)89-2244
  入浴時間 AM10:30~PM7
  入浴料金 500円
  http://ameblo.jp/shokokai-bihoku/entry-10048016763.html

広島県の温泉・千代田温泉

2008年06月24日 | 広島県の温泉
千代田温泉
島根から隣県・広島への湯旅です。

温泉マニアからは「温泉不毛県」と酷評されている広島県ですが
はてさて如何なものでしょうか?

ガソリンをはじめ穀類他、生活必需品全てが
値上がりするこのご時世に、
ここ千代田温泉は、なんと驚異の一泊二食2625円~という
激安の湯治場温泉宿なんです。

[外観]

見た目は町工場っぽい感じ。かなり年季が入ってます。

[休憩待合所]

長期湯治保養向けの宿らしく売店には食料品、日用雑貨品など
所狭しと並べられてます。

[男女浴室入口]

手洗い場みたいな浴室入口。
のれんは無くてドア上部の木の看板に「男女」。

[分析表]

泉質は単純放射能冷鉱泉。
浴用は神経痛、筋肉痛、関節痛
飲用には通風、消化器系に効果ありとか。

[脱衣所]

コインロッカーはリターン式じゃなかった様な気が...忘れました。

[浴室内]

半身浴中の先客一人。
奥の浴槽が源泉浴槽で手前のバブル浴槽は水道水。
明らかに色が違いますよね。

[源泉浴槽]

少し肌キシな浴感でベタ付はありません。
あと極狭サウナと水風呂があります。

[食堂]

畳敷きに長テーブル、箸は紫色の「塗り箸」。
なんか昔の修学旅行を思い出しました。

[昼食]

朝食抜きだったものでガッツリ行っちゃいました。

メニューはやはり湯治場、高齢者向けのもの。
ライスは大中小の3タイプから選べて
後は自分の好みの惣菜をプラスするだけ。

半セルフスタイルが却って気が楽みたい...

[大広間]

まるで公会堂みたいな畳敷きの大広間で
皆さん思い思いに湯上りを過ごしてます。
鴨居の上の大蛇の抜け殻は縁起物でしょうか?

正面のコタツの諸兄は、昼間ッから酒宴たけなわで
手前の御仁は早々にダウンしてました。

後ろのステージには、お約束の「8トラック・カラオケセット」が鎮座し、
黒光りしていい味出してました。

ウ~ン いいっすねぇ~ 全然嫌いじゃないっすよ。
こういうのって

千代田温泉
  広島県山県郡北広島町南方4796
  (0826)72-2280
  入浴時間 AM7:30~PM8
  入浴料金 300円

島根県の温泉・小屋原温泉

2008年06月12日 | 島根県の温泉
小屋原温泉・熊谷旅館
三瓶山をとり囲むように点在する個性的な温泉群。

ここ小屋原温泉の一軒宿「熊谷旅館」も秘湯と呼べる温泉で、
全国的にも珍しい自然湧出の食塩性炭酸泉なんです。
            
[三瓶山・西の原]
            三瓶山・西の原から車で約15分


[玄関]

一部離合不可の細道を経て、
最後の急坂を下りると旅館前の駐車場に到着。

早速受付に声を掛けスリッパに履き替えます。

[家族風呂入口]
廊下奥に向って右側に4室の貸切浴室があり、
「一人500円です。お湯はどこも同じ、空いてる部屋へど~ぞ」
とお姉さんに案内される。

[手前の浴室]

入口の戸が開いてて無人の様子だったので湯舟の撮影だけ...
浴槽の中に赤い湯の華が舞うのが見えます。

[注意書き]
「息苦しい時は窓を開けてください」
確かに締め切ってぬるめの湯に使ってウトウトしてると危険かも...

[二番目の浴室]

お湯は37℃とまったりするには最高の湯加減です。
    
    湯口付近のプチプチ泡付度はかなりのもの...
    
        この析出コーティングをご覧下さい。
        
        うっかり縁に腰掛けると尻ケガしそうな程です。

窓を全開にしてると野鳥が顔を覗かせ、
三瓶川のせせらぎを遠くに聞きながら
至福の時はあっという間に過ぎて行きます。

小屋原温泉・熊谷旅館
  島根県大田市三瓶町小屋原1014-1
  (0854)83-2101
  入浴時間 AM9~PM7(要問合せ)
  入浴料金 500円

島根県の温泉・池田ラジウム鉱泉

2008年06月11日 | 島根県の温泉
池田ラヂウム鉱泉・放泉閣
三瓶山の北西山麓にある、ラドン含有量が6640マッヘと世界一を誇る
池田ラヂウム鉱泉・放泉閣にやって来ました。


[案内看板]

こちらの看板は"ラヂウム"

[入口]

門柱には"ラジウム"の表札。

[旅館入口]

正面に「放泉閣」の文字が...

[浴室]

浴槽には木の分割ふたが...
ふたを開け手を入れると激熱、冷鉱泉の源泉をドバドバ投入いざ入浴。
浸かると浴槽底部は冷たいままで飛び出しました、バカだなァ~。

[浴槽]

放射能土類食塩泉                         
  源泉 17.0℃ PH 6.0
  薄褐色・炭酸味辛味苦味   成分総合計 6,034mg/kg
  効 能 リウマチ /神経痛 /高血圧 /創傷 /慢性肝胆病 /他

[飲泉場]

胃腸に飲用効果大と聞き、以前胃不調の折幾度となく通い、
10㍑ポリタンクに写真内の杓でせっせと汲んだものです。

飲泉持ち帰りは無料ですがこちらの奥さんに一声掛け、
大学ノートに住所・氏名・年齢等を記帳するきまりですので...

結局胃腸不具合の原因は「ピロリ菌」と判り除菌薬で快方へ

日帰り入浴は、宿泊者優先の為電話にて要問い合せ。


池田ラジウム鉱泉・放泉閣
  島根県大田市三瓶町池田2660-2
  (0854)83-2833
  入浴時間 AM9~PM5(要確認)
  入浴料金 500円

島根県の温泉・千原温泉

2008年06月09日 | 島根県の温泉
千原温泉
個人的には島根県随一の秘湯ではないかと思ってます。
三瓶山南東の山深い麓に位置する千原(ちはら)温泉は3度目の訪問です。
初訪問時、国道54号から県道166号さらに一部未舗装の
枝道に入った時は結構不安になりました。

↑三瓶山西の原


[外観]

昔は湯治専門旅館で現在は日帰り入浴と休憩のみ。
古びた木の看板には「千原湯谷湯治場」の文字が。
湯谷は(ゆんだに)と読むそうです。

[由来と成分表]

泉質は含二酸化炭素-ナトリウム塩化物泉で高張泉。
足元直接湧出する源泉温は34.5℃。

[湯のれん]

この奥が脱衣所。男女の仕切りはカーテンのみ。

[浴室への階段]

薄暗い階段を降りて行き、
前を流れる川のほぼ水面位置に浴槽が...


[浴槽]

自然湧出する源泉を囲って湯舟を造ったらしく、
底板の隙間から絶え間なく炭酸ガスと共に
濁り湯が湧き上がって来ます。
奥には飲泉用コップも。

[浴室壁の貼り紙]

壁の時計を見ながら1時間浸かりっ放し。
泉温34℃とぬるいのでのぼせる事はありません。
療養泉なので石鹸・シャンプーは使用不可。
上がり湯は男女共用の五右衛門風呂がひとつ。

[湯面の気泡]

お湯につけると着色するのか、無料の貸しタオルが脱衣所にあります。

[同浴客]

温泉マニアの方らしくあちこちの温泉薀蓄を語ってました。

[持帰り用の源泉場]

1㍑100円で持帰り出来ます。
源泉水をスプレー容器に入れ吹き掛けると
切り傷・火傷・アトピーなどに効果が...

 めぐる季節、ただ湯治場があり
  その他に何も無く、何も変わらず... 

昔のままに静寂の中 湧き上る泡音に耳を傾け
活きた湯で身体も心も癒されます。



千原温泉
  島根県美郷町千原1070
  (0855)79?-0334
  入浴時間 AM8~PM6
  入浴料金 500円
  http://www.chihara-onsen.jp/

島根県の温泉・三瓶温泉 亀の湯

2008年06月05日 | 島根県の温泉
三瓶温泉 亀の湯
三瓶山周辺には超レアな温泉が多数ありますが、
その中で小生好みの一湯がこちら。

やはり三瓶温泉の本丸「亀の湯」は外せませんよね。
[三瓶山 東の原]

三瓶山麓の志学温泉・「薬師湯(鶴の湯)」と
温泉街から東に数分歩いた所にある「亀の湯」
という2つの共同浴場があります。


[建物前はバス停]

国民宿舎「さんべ荘」でも立ち寄り湯可能です。
ここ「亀の湯」とは対称的に多種多彩な浴槽がありファミリー向けみたい。

[外観]
公民館みたい。"のれん"代わりに木の看板。

[脱衣所]

壁の成分表には、ナトリウム・カルシウム土類食塩泉の表示が。

[料金箱]値上がり前の写真です。

向いの酒屋さんで支払うか、中の料金箱に入れるかどちらかチョイス、
というシステムでした。

[浴室入口]

This is The Onsen !!!
どうだぁ~、余分な物は何も無いだろー って感じ。

[浴槽]

浴槽中央のヘソみたいなパイプからも源泉が...

この日はAM10時頃の入浴、勿論貸切独占状態。

[浴槽]

亀の湯は地元利用組合員向けに夕方5時からの加温。
従って5時までは34~36℃の源泉まんま掛け流し状態で
温めの源泉浴び放題、堪能しました。

[注意書き]

島根県の温泉で個人的にベスト3に入る、直球勝負の温泉です。


[湯口]

毎分3000㍑ものお湯が湧き出し湯量は豊富。

湯口はゴーゴー轟音を響かせ撃ち付けてる感じ。
溢れた源泉はそのまま排水溝へ...
もったいないと思うのは私だけでしょうか?
出来る事なら自宅に持って帰りたいィ~

三瓶温泉 亀の湯
  島根県大田市三瓶町志学
  (0854)82-2555(大田市観光協会)
  入浴時間 AM9:30~PM9:30
  入浴料金 200円
  http://www.iwamigin.jp/ohda/kankou/onsen/sanbe.html