西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

山口県の温泉・吉見温泉センター

2012年01月24日 | 山口県の温泉
吉見温泉センター

下関市から、左に響灘を眺めつつ国道191号を川棚温泉方面に約25分。
国道から右に折れ小高い丘に立つ「吉見温泉センター」にやって来ました。

ガイド本には9時半営業開始とあるので一番風呂を狙って15分前に到着。
[外観]

無人の駐車場で一番乗りをほくそえんでいると
おばちゃんが出て来て「温泉は10時からよ!」
「え?うそ...」


[玄関]

入り口の貼り紙を見ると...

[営業案内]

げっ、10時00からに...

暇持て余してると、先程のおばちゃんが
持ち帰り温泉水を汲ませてくれたり
時間潰しに話し相手になって貰ったり...

そうこうしてるうちに1台また1台、気が付くと満車に。

[館内廊下]

10時きっかりにオープン。いざ一番風呂へ...が、浴室の場所が判らず
ウロウロしてる間に10人程の常連さんに先を越されてしまいました。



[男女湯のれん]

[成分表]

源泉名は「竜王泉」、泉温25℃だから勿論加熱使用。

[脱衣所]

鏡張りの洗面台から離れた壁にドライヤーが架けてあります。

[浴室内]

手ブレしてますが、右奥が40℃の主浴槽です。
窓外には田園風景が広がり遠くには響灘も望めます。

[打たせ湯]

カーテンで仕切られた浅い浴槽に腰を下ろし膝を打たせてます。

[源泉浴槽]

25℃の源泉が掛け流されてます。
皆さん主浴槽と交互に浸かってました。

[無料休憩所]

おばちゃん達が1週間分の近況を報告しあいながらお茶してたりと
完全地元密着型温泉であることは言うまでもありません。

またひとつ良泉に巡りあえてシアワセ...



吉見温泉センター
  山口県下関市吉見上395-1
  (0832)86-5123
  入浴時間 AM10~PM8:30
  入浴料金 600円
  http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/onsen.html

山口県の温泉・王司温泉

2008年11月28日 | 山口県の温泉
王司温泉
気を取り直して次の温泉を目指します。

マップルに載ってる位だからと安易に考えて来たんですが
温泉らしき看板は何処にも見当たりません。

おかしいなぁ この辺りのはず...
温泉探知嗅覚には自信を持ってるんですけどねぇ。

犬を散歩させてる通り掛かりのおばちゃんに聞いてみました。
「王司温泉ってどこら辺ですか?」
「あんたが立っとる後ろの家がそうよ」
「へ?...」

で、わざわざ家人を呼びに行ってくれました。

[普通の民家]

正面の小さな人影がこちらの女将さん。
入浴希望を伝え250円を手渡して
この家の間の路地を奥に進みます。

[路地奥]

昔は旅館だった面影を残す玄関。
浴室はこちらではなくまだ奥の左手になります。

[浴室棟]

男子浴場の入口です。建物反対側に女性用。

[脱衣所]

浴舎ドアを開けるとまず靴棚を見ます。
先客の有無を確認し無人と思われる場合は、
先に浴室内の写真を撮りまくりその後ゆっくり湯を堪能します。

[注意書き]

先ほど女将さんに言われた「注意書きを読んで...」
ってのはこれですね。

[浴室ドア]

脱衣所から3段降りた所に浴室ドア。

[主浴槽]

浴室内は湯気もうもうで撮れたのはこの1枚だけ。
あとはレンズ拭き拭きトライしたけど真っ白...
内部はコンクリート打ちっ放しで換気設備は皆無。

主浴槽を仕切った左側に
源泉浴槽と思われる枡がありましたが中はカラ。

[分析表]

  ↓ 拡大

源泉温29.6℃ 毎分94.8㍑自噴 pH7.77 無色澄明微塩味

[営業案内]

地元密着、近隣常連客様御用達ゆえに
タイトな営業時間なんだろうし、また案内図・看板・のれん等
温泉を窺わせる表示は必要無いんでしょうね。

ある意味、我々温泉マニアにとって
秘湯と呼べる温泉ではないでしょうか。





王司温泉
  山口県下関市員光町3丁目4-17
  (0832)48-1315
  入浴時間 PM2~PM8(火・金休み)
  入浴料金 250円
  http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/frame/onsen_sonota.html

山口県の温泉・湯谷温泉 湯谷荘

2008年11月21日 | 山口県の温泉
湯谷温泉 湯谷荘
湯田の清水温泉から次の「湯谷温泉」を目指します。

小郡I.Cから山陽道を利用、美祢西I.Cで県道33号へ降りて
下関市方面に向け約10分で、旅館3軒ほどの小さな温泉地
「湯谷温泉」に到着です。

この温泉は養老年間(720年)頃の発見と大変古く、
その中でも1957年開業の老舗旅館「湯谷荘」の
日帰り入浴を楽しみにして来ました。


が.......


広い駐車場には澱んだ空気が......


ま、ま、まっ、まさか......


あれぇ~っ!!!.......閉鎖してました。

過去には某国営放送番組「ふだん着の温泉
にも鄙び系温泉として登場し注目を集めました。

玄関前では、飼ってたと思われる人懐っこい3匹の猫が
じゃれあってて涙を誘います。

残念ですぅゥッゥッゥッ......

湯谷荘(閉店)
  山口県下関市吉田町湯谷199-2
  (0832)84-0221
  入浴時間 AM9P~M9
  入浴料金 500円

山口県の温泉・清水温泉

2008年11月20日 | 山口県の温泉
清水温泉
明治の詩人「中原中也」生誕地として有名な山口県の湯田温泉
ここは権現山の白狐伝説が残る県下有数の温泉街です。

その湯田温泉街より少し離れた場所にある「清水温泉」は
銭湯としての登録ですがれっきとした温泉であります。

独自源泉を持ち銭湯ながら源泉温57.4℃のアルカリ単純泉を
掛け流しで使用という贅沢な銭湯です。




[外観]

外観は、静かな住宅街の中にある普通の銭湯。
右隣のドラッグストアは閉鎖してたみたい。

[入口のれん]

道路を挟んで向かい側に7~8台置ける駐車場があります。

[番台]

番台のカウンターの上には「国境無き医師団」へのチャリティー募金箱が...
無人の番台前で数分待ち。
やがてオバちゃんが戻り390円支払い脱衣所へ。


[脱衣所]

オープンの脱衣棚にカゴというスタンダードな銭湯スタイル。

[成分表]

昭和39年測定らしい古い分析表のコピーが壁に。
かろうじて「源泉温57.4℃」が読み取れます。

[浴室]

浴室ドアから撮ったピンボケ写真。
入浴客が多くてさすがに浴室内の写真は断念しました。

大浴槽が体感44℃、横の小浴槽が40℃ってとこでした。
慣れとは恐ろしいもので、熱湯を敬遠する若い子達も
激熱浴槽内で長時間談笑してました。
小生、足が真っ赤になり十秒でアウト。

設備的には古いし、洗い場のシャワーホースが破れてるものが多く
あちこちジョロジョロ漏れてましたね。

[分析表]

午後3時前の訪問でしたが地元常連客で盛況を究めてました。

観光客など無縁の気取らぬ横丁の風呂屋、でもおらが町の自慢の温泉。
そんな空気が漂う良泉に出遭えて幸せ気分でした。



清水温泉
  山口県山口市緑町1-4
  (083)922-8237
  入浴時間 AM8:30~PM10:30
  入浴料金 390円

山口県の温泉巡り

2007年03月26日 | 山口県の温泉
山口県二湯目は一の俣温泉荘です。

インパクトの強い一湯目に浸かってぼんやり頭でやって来たのが一の俣温泉 
ようやく雨も上がって薄日が差してきました。

本当は某サイトで「山口一ワイルドな温泉」と評されている大衆浴場に
入りたかったんですが時間が早すぎて、
9時から開いているこちら一の俣温泉荘にお邪魔しました。

長門湯本や俵山の湯質に似ていて温めの軟らかいお湯です。
ヌルヌル感はこちらの方が強いみたい。

ここ温泉荘は年季の入った木造の建物で、
中庭をぐるっと囲むように客室が並び
大広間は無料休憩所になっており食事したり
仮眠したりと思い思いにすごしてます。

浴室も中程度の内湯と一人用の源泉風呂があるのみでいたってシンプル。
近郊のお年寄りがお弁当持参で一日のんびりくつろぐ施設といった感じ。

山間の鄙びた温泉地の、これまた鄙びた宿の広間の畳の上で
大の字になってるとウトウトしてきます。 
まさに至福のときであります。


一の俣温泉荘
  山口県下関市豊田町一の俣
  (0837)68-0231
  入浴時間 600円
  入浴時間 AM9~PM7


山口県の温泉巡り

2007年03月25日 | 山口県の温泉

山口県一湯目は大河内温泉・平田旅館です。


今回の湯旅は、夜行フェリーで北九州市・小倉に上陸し
関門海峡トンネルを抜け、山口県西部から東部に向けての湯巡りの予定です。

一湯目は近場でと考えていたんですが、AM5:00という
深夜か早朝か判らない時間帯に小倉港に到着したせいで
どこも開いてなくて。

思い切って下関市豊浦町の大河内温泉・平田旅館まで直行しました。

途中には川棚温泉等メジャーな温泉地がありますが、
時間が時間なもので素っ飛ばしました。

この日は冬の嵐・暴風雨で、雷鳴光る中漆黒の本州西端の海岸線を
ワイパーを最速にしにながら温泉を目指しました。


あまり期待はしてませんでしたが良い意味で裏切ってくれました。
早朝7時からの営業開始に、この荒天なのに「なんで?」ってくらい
ヒトが一杯なんですよ。
聞くと、ご近所の方と旅館宿泊の客のとでいつも混むんだそうです。
中くらいの内湯と隣に一人用の源泉風呂最と
源泉を気化したミストサウナだけのこじんまりとした浴室です。

でもこの湯はとってもパワーがありガツンと来るものがあります。
久々のオンセンパワーを体感できました。

湯上り30分後にその威力を体感するんですよ。
もうダルくって仕方がないんですね。
横になりたくって、次の温泉地に行く予定なんかどうでも良くなるほどでした。
はじめはお湯に浸かっても、肌触りのいい湯くらいにしか感じませんでしたが
サウナのミストを吸入してから温泉パワーを実感しました。
呼吸器系への効果があるらしく軽い湯あたり状態でクラッと来ます。

湯治目的で訪れる人も、温泉に浸かっては上がってゴロ寝しての
繰り返しだそうです。
でも帰るときは心身ともスッキリする美人湯との評判です。

歓楽地でも温泉街でもないホントノ意味での湯治宿の湯です。
個人的にも☆5です。

一湯目からこんなお湯に巡り合えるとは、侮れないぞ山口県!!



大河内温泉・平田旅館
  山口県下関市豊浦町宇賀5354
  (0837)76-0055
  入浴時間 AM7~PM9
  入浴料金 340円