西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

高知県の温泉・一の谷やかた 滝見岩風呂

2007年12月17日 | 高知県の温泉
一の谷やかた 滝見岩風呂

平家の落人伝説の残る秘境「幽谷一の谷」
四国山脈の懐深く抱かれた四国・高知の
隠れ宿として密かな人気を呼んでます。


[一の谷館本陣]

赤い橋を渡り重厚な雰囲気の"やかた"へ


[小さな貼り紙で金額修正]

本館フロントにて入浴料を支払い、階段を上がり
専用スリッパ履いて一旦外に出ます。

[庭園内の遊歩道を通り浴舎へ]

落葉絨毯の中を100mほど歩いて滝見岩風呂へ


[簡素な造りの浴棟]

この日は誰も居なくて貸切状態

[中くらいの岩風呂ひとつ]
窓硝子は開閉不可で激しい結露、篭った湯気でレンズ曇りがひどかった。

[備え付けシャンプー]

施設名を付けてないとこの手の備品を持ち帰る輩がいるとか...


[眼下に龍王滝]
ロケーション的には素晴らしい物がありますが、
いかんせんここのお湯は温泉ではないらしく
それが大きな減点材料ですね。

[囲炉裏のある食事処で]

きび雑炊セット1050円也、を戴きました。
クリームシチューみたいな食感で、素朴な味と言えば聞こえは良いが
塩気を抜いた病院食みたいでした。

あと<ヤマメ><雉><猪肉>などの食材で山里料理が主体。
宿泊は、離れ風の戸建で1泊2食付9000円から。
夜は静寂を通り越してるってよ。
泊ってみる?トシ兄ィ。     小生は...いいや


一の谷やかた 滝見岩風呂
  高知県吾川郡いの町桑瀬325
  (0888)69-2666
  入浴時間 AM11~
  入浴料金 525円

高知県の温泉・木の香温泉

2007年12月15日 | 高知県の温泉
木の香温泉
「うちぬき水」で有名な愛媛県西条市と
「土佐和紙」で名高い高知県いの町を結ぶ山岳国道194号。

その県境、寒風山トンネル(全長5432m)の高知県側口から
すぐの所にある「道の駅・木の香温泉」

西日本最高峰・石鎚山や瓶ケ森、寒風山、
吉野川源流地点への山岳ハイキングや
日本初の毛鉤釣(フライフィッシング)専用河川となった中野川も近く
登山・渓流釣の基地としても知られてます。

[玄関上の木製看板]

謳い文句は「木の温もりに包まれた宿」
別棟コテージで宿泊も可です。


[脱衣所入口]

湯のれんではなく男女色違いドア

[カラフルなロッカー]

ウッディな造りと若干違和感が...

[浴室入口から]

まずは塩素臭が鼻を突きます。

[照明を落した内湯]

写真左の水風呂の底には「青河石」と呼ばれる
緑色の美しい石が沈められています。
この水風呂が半端じゃなく冷たいんです。
サウナは大きめで20人くらいは入れそう。

[内湯から露天を望む]

浴室山側は全面ガラスて開放感あり。

[露天デッキから笹ケ峰山系が]

12月上旬だというのに紅葉はまだ。
露天風呂には湯の華か湯垢か分らない白い浮遊物あり、
湯噴出し口からは熱湯が...

[成分表]

お湯は無色透明無臭、これと言った特徴の無いものでした。
神経・筋肉・関節痛に良いとの表示が。

[きじカレーラーメンセット]

国道を走ってるとこの辺りの名物地産<アユ・アメゴ>や
<キジ>の看板・幟をよく見かけます。
で、浴後 隣のレストランで昼食に「きじカレーラーメンセット1200円」を頂きました。
雉ってこんな味なの???

余談ですが、
12月のこの時期、高知の山の中だというのに
無料休憩所には暖房が入ってなくて湯冷めしそうでした。
他の客も口々に「寒い、寒い」と早々に退散して行きました。
オリエントホテルグループにしては配慮の無さに少々がっかり。


木の香温泉
  高知県吾川郡いの町桑瀬255-18
  (088)869-2300
  入浴時間 AM11~PM9
  入浴料金 600円

高知県の温泉・中津渓谷ゆの森

2007年12月07日 | 高知県の温泉
中津渓谷ゆの森
今が旬、この秋イチ押しの温泉です。

高知と松山を結ぶ国道33号線から700m程山手に入った、
紅葉狩りで有名な「中津渓谷」の玄関口にある公営宿の温泉です。

[対岸からの全景]

清流「名野川」を挟んで。
建物右側の斜め屋根が浴室。


[玄関脇のプレート]

地元槙をふんだんに使用した造りになってます。

[湯のれん]

この前にマッサージ機や畳敷きの無料休憩所などもあります。

[成分表]

泉質は単純硫黄泉で引き湯。
泉源は大渡ダムの近くだと聞いた事があります。

[脱衣所]

公営施設によくある「・・・しないで下さい」の
注意書きがやたらと多いのが気になります。

[内湯]

この主浴槽と3~4人用サウナと水風呂。
この水風呂が恐ろしく冷たくて飛び出てしまいました。
渓流の清水でも使ってるんでしょうか。

[露天風呂]

今回3度目の入浴なんですが、以前の露天浴槽には
湯の華が舞い微かながら硫黄臭がしてたんですが...

レジオネラ菌対策の加熱循環・塩素消毒強化で
お湯が傷んでるんでしょうね。

公営施設だけに保健所の指導通達はごもっともで...
でもお湯の肌触りの良さ、滑らかさは健在でした。

[浴室からは紅葉が]

露天からは勿論、二方がガラス貼りの内湯からも
くっきり紅葉が眺められ贅沢な気分にしてくれます。

別棟の宿泊用コテージもあり、宿泊して山深い
四国の秋を堪能するには持って来いの温泉かも。



中津渓谷 ゆの森
  高知県吾川郡仁淀川町名野川258-1
  (0889)36-0680
  入浴時間 AM11~PM9
  入浴料金 600円

高知県の温泉・べふ峡温泉

2007年11月29日 | 高知県の温泉
べふ峡温泉
漢字標記は大分県の別府(べっぷ)と同じなので
混同しない様に"べふ"と平仮名にしてるんでしょうね。

高知市内から車で1時間半、物部川と並走する
国道195号を徳島県境近くまで遡ります。

その源流域・奥物部に広がる"べふ峡谷"は
奥物部県立自然公園や国の自然休養林にも指定され
四季折々の渓谷美が堪能できます。

[赤い"べふ峡橋"渡ってすぐ]

写真右側の煙突のある建物が温泉棟。
その右手に22室のバンガローが続き廉価で宿泊できます。
また車ですぐのところに"べふ峡キャンプ場"もあり
通年利用可だそうです。

[温泉棟入口"湯"のれん]

温泉棟とバンガローは木製屋根付渡り廊下で繋がってます。

[脱衣所]

すっきり整頓されたロッカー
地元産木材をふんだんに利用したつくり。

[成分表]

泉質は含重曹弱食塩泉(硫化水素塩泉)で、
無色透明でややヌルスベ感あり。


[明るい浴室]

目の前の物部川源流・横山川の瀬音を聴きながら
のんびり朝風呂はなんとも言えず甘露です。

お湯に顔を近付けると微かな硫黄臭が...
60分・1700円(外来・宿泊者は無料)の家族風呂もあります。

[浴室からの眺望]

浴室窓から先ほどの赤い"べふ峡橋"が見えます。

紅葉にはまだ少し早かったんですが
山の上のほうはチラホラ色付いて来てます。
12月に入ると紅葉も見ごろになるかな...
その時期に再訪したいものです。


べふ峡温泉
  高知県香美市物部町別府452-8
  (0887)58-4181
  入浴時間 AM7:30~PM9:30
  入浴料金 600円

高知県の温泉・ニュー佐賀温泉

2007年11月26日 | 高知県の温泉
ニュー佐賀温泉
太平洋が見え隠れしながら国道56号を走っていると
一軒のドライブインが...

ふと入口玄関を見上げると
「四国唯一の高濃度天然温泉」の文字を発見。
これは素通りできません。


[四国唯一の...看板を掲げた入口]

宿泊もでき、温泉旅館とドライブインがひとつになった一軒宿です。

[中くらいの浴槽ひとつ]

他にサウナとブルーのペンキを塗った木箱のような水風呂が。
あと何故か浴槽の底には砂が溜まってました。


[窓からは田園風景が...]

アルカリ性単純硫黄泉という標記を掲げてますが
お湯はさらっとしてて、他にこれと言った特徴の無いもので
どこが四国唯一なんだろう...???




ニュー佐賀温泉
  高知県幡多郡佐賀町挙ノ川2161
  (0880)55-7011
  入浴時間 AM8~PM9
  入浴料金 500円

高知県の温泉・松葉川温泉

2007年11月25日 | 高知県の温泉
松葉川温泉

二輪愛好家のバイブル「マップル1998版」に
"超山奥に超近代的な宿 若干たじろぐ..."
とのコメント表記に笑ってましたが....

窪川から県道19号に入り、更には3ケタ県道をひたすら山奥へ。
極狭隘林道っぽくなり、何度道を間違ったんじゃないかと
地図を見直したことか。
不安がピークになりかけた頃マップルのコメント通りに現れ、
実感&納得しました。

こちらホテル併設の日帰り入浴施設で
近郊農林業家の皆様のみならず
遠く高知県外からもお越しのお客で盛況です。

歴史はかなり古く江戸時代にはすでに、
四万十川源流・日野地川渓谷に湧く霊泉として知られたお湯です。

泉質は単純硫黄泉(アルカリ性冷鉱泉)でヌルスベ度は中々の物でした。
残念ながら人が多くて浴室内の写真は撮れませんでしたが
半露天風呂から見渡せる渓谷美は素晴らしく
温めのお湯に身を委ね長湯するには超お奨め。

隣接して、地どれのそば粉でそば打ち体験の出来る「北辰の館」
もあり自炊宿泊も可能だそうです。


ホテル松葉川の方は一人1泊2食で12500円ってとこなんですが、
こちらには末娘と二人だけで宿泊しました。

夕食に彼女の嫌いな川魚料理のオンパレードだったのと、
携帯圏外にブーたれて二度と行きたくないと、
これ以降の湯旅同伴は拒絶されちゃいました...トホホ

お湯は結構いいんだけどなぁ。


松葉川温泉
  高知県高岡郡窪川町日野地605-1
  (0880)23-0611
  入浴時間 AM10:30~PM9
  入浴料金 700円

高知県の温泉・桑田山温泉

2007年11月23日 | 高知県の温泉
桑田山温泉
こちら須崎市郊外にある桑田山(そうだやま)温泉も
弘法大師伝説の残る温泉です。
大師が桃の花に彩られたこの地を「花に染んだ山
と呼んだ事から付いた名だそうです。

国道494号から折れ入る道が分らなくて何度も行ったり来たり。
タバコ屋の角のブロック塀の小さな看板を発見するまで
結構時間かかってしまいました。
そこから細い山道を5分ほどで旅館の建物が見えてきます。

う~ん、ここも筋金入りの年季モノ旅館です。
取り敢えず温泉棟へ向かいます。

[派手な色の入り口ドア]

受付のおじさんが聞きもしないのに、お湯の良さを
「赤ちゃんの肌の様になる」と力説してくれて
期待に胸躍らせ脱衣所へ向かいました。


[これまた派手な色の注意書き]
右下に小さく「1分間にドラム缶2本噴出大量温泉」とありますが...

[タイル貼りの浴槽ひとつ]

パンフレットには「毎分360リットル・大量自噴の100%源泉風呂」の謳い文句が
載ってますが、残念ながら循環消毒のせいでお湯が傷んでます。

[ライオンの湯口]
からは間欠泉の如く忘れた頃にチョロチョロ出るだけ...

アルカリ性硫化水素泉という泉質は加熱循環すると
その風合いが損われるそうで残念です。

フッ素やホウ酸など数多くのイオン成分を含み、
薬事・美肌効果が期待できるお湯だけに
もうひとつ小さな源泉浴槽なんぞを造って頂ければ...
と願うばかりです。

桑田山温泉
  高知県須崎市桑田山乙1122
  (0889)45-0055
  入浴時間 AM9~PM9
  入浴料金 600円

高知県の温泉・蘇鶴温泉

2007年11月21日 | 高知県の温泉
蘇鶴温泉
清流・仁淀川近くに位置するこちら「蘇鶴(そかく)温泉」は
1000年以上の古い歴史を誇り県内最古の温泉として有名です。
又、高い温泉効用を誇り、湯治場的な人気老舗温泉旅館です。


その昔、矢傷を受けた一羽の鶴がこの泉で水浴びをし
傷を完治させたという言い伝えから
「鶴が蘇える」と書いて蘇鶴と名付けられたそうです。

道後温泉の「白鷺」や湯田温泉の「白狐」、俵山温泉の「白猿」など
歴史のある温泉にはつき物の、
「動物が傷を癒すのを見て村人が温泉を発見・発掘に至った」
という由来の典型的なパターンです。


[湯元・蘇鶴温泉]

一軒宿ですが、幹線道路から入り込んでる為か
少々判り辛い場所にあります。
周りは長閑な田園風景が広がってます。

[浴室入口]

トイレと間違えそうなドア


[浴室内]写真上の菱形浴槽が源泉風呂、下の半円形風呂が加熱湯
 
薄暗くて判り難いんですが、加熱浴槽奥に湯口があり
結構な勢いで吐水、オーバーフローしてます。その周りは熱くて近寄れないほどです。

上の浴槽には、源泉温19.7度の硫黄泉が掛け流され
微玉子臭が感じられます。これに交互に浸かるのが効果的だとか...

お湯は二重丸で、保温保湿効果が高く長湯すると湯疲れしそうな程です。

[浴室内の"傷を癒す鶴"]

旅館としては年季の入った建物で、
風呂上りに休憩広間で座布団枕で横になってると
畳のカビ臭さなんかが気になります。

部屋数も少ない上廉価なので宿泊予約が取りずらいんだとか。
源泉水で炊いた玄米ご飯の食事がイチ押し、人気なんだそうです。

帰る頃、御近所の方と思しき軽トラで駐車場が一杯。
どちらかと言えば、地元常連客の共同浴場的な温泉旅館です。




蘇鶴温泉
  高知県いの町大内1079
  (0888)92-1788
  入浴時間 AM10~PM9(2・4月曜と毎火曜休み)
  入浴料金 420円

高知県の温泉・龍河温泉

2007年11月20日 | 高知県の温泉
龍河温泉
鍾乳洞で有名な「龍河洞」の近くにある温泉旅館。
玄関脇の大狸の焼物がユニークで目を惹きます。



[駐車場から玄関へ]



[こじんまりした浴室]

お湯はアルカリ性単純泉でややヌルスベ感あり。
中くらいの主浴槽と、あと2~3人用のサウナ&水風呂があります。

小奇麗でこじんまりとしてる印象で、
他にはこれと言った特徴も無い温泉でした。

それにしても大人一人800円は高い気がするんですが
旅館の日帰り入浴だから仕方ないのかもしれないけど。
家族揃ってお風呂にでも行こうか...
って3000円以上掛かったんじゃチョットねぇ...



龍河温泉
  高知県香美市土佐山田町佐古敷130-1
  (0887)53-4126
  入浴時間 AM8~PM10
  入浴料金 800円

高知県の温泉・山里温泉

2007年11月19日 | 高知県の温泉
山里温泉
こちらは今年7/25にオープンした温泉です。
須崎市から車で約25分、奥座敷的な山深い場所にあります。

以前あった「健康ランド・湯の谷温泉」が閉鎖経年し、
現在のご主人が敷地内の河畔に露天風呂を作り
奥様と切り盛りされているそうです。

[本館エントランス]

こちらのフロントで700円を支払い一旦外に出て、
駐車場・広場を横切り赤い矢印看板に従い露天風呂へ。

[露天風呂へ]
 
石段を降りると男女別露天棟が。簡素ながら手造り感溢れる浴舎です。

[開放的な露天風呂]

目の前の依包川に手が届きそうな程ですが、対岸道路から男湯はもろ見えかも...

紅葉を愛でながら露天風呂にノンビリ浸かるってのは最高なんですが、
厳冬期に差し掛かるこれからはちと辛いかも。

[お湯は無色透明・微硫黄臭]
 
お湯は肌触りが良くスヘスベ感があり浴後つっぱりません。
シャワー付ガランがひとつだけですが、こちらのお湯の方が硫黄臭が強かったようです。

旧施設を利用し宿泊は1泊2食付7000~10000円で、
食事付入浴セット2500円で受け付けているそうです。

立て看板・案内板から浴室浴槽まで全て手造りで、
ご苦労が伺えると共にお二人の温泉を愛する姿に
とても好感が持てます。
居合わせた同浴の方とも話してたんですが、
願わくば経営面でも順調であって欲しいものです。







山里温泉
  高知県須崎市上分乙1336(上依包)
  (0889)46-0029
  入浴時間 AM11~PM5
  入浴料金 700円