西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

徳島県の温泉・神山温泉 四季の里&いやしの湯

2007年12月31日 | 徳島県の温泉
神山温泉 四季の里&いやしの湯

国道438号を東へ鮎喰川に沿って下り、
神山中学前の交差点を過ぎた所にある
道の駅「温泉の里・神山」で一休み。

そのすぐそばに「ホテル四季の里&いやしの湯」があります。
[ホテル玄関前の石碑]
神山温泉は、四国霊場12番札所・焼山寺と13番札所・大日寺との
丁度中間点に当たります。


[いやしの湯入口注意書き]

若い人の[タトゥー]はどうなの?

[男女湯のれん]
お客さんが多くて脱衣所や成分表の写真撮れませんでした。

[浴室内]

大浴場「青石の湯」と「玉石の湯」が毎週水曜日に男女入替え。

写真左手には子供湯やイベント風呂などの小浴槽。
ちなみに今月のイベント湯はローズマリーだったかな。
他にも打たせ湯や寝湯、サウナに水風呂もあり。


[オリジナル ヘア&ボディシャンプー]
お湯はナトリウム塩化物泉でpH8.2、源泉温5.4℃。
湯感はまったく印象に残ってませんね。


[半露天風呂]

写真右手がバブル付主浴槽。

左奥のドアから温室みたいな「半露天」に出ると石のベンチがひとつ。
露天といっても腰の高さまでのすりガラスで仕切られ
乗り出すと鮎喰川が目の前。

対岸には公園が広がり近くには「コットンフィールド・キャンプ場もあります。





神山温泉 四季の里&いやしの湯
  徳島県名西郡神山町神領本上角
  (088)676-1117
  入浴時間 AM10~PM8
  入浴料金 500円
  http://kamiyama-spa.com/

徳島県の温泉・鴨の湯

2007年12月30日 | 徳島県の温泉
鴨の湯
鴨島町にある市営「鴨の湯」は
ローカル色豊か、銭湯感覚で気軽に利用できる
地元の共同湯的な存在です。

某国営TVの温泉紹介番組「普段着の温泉」にも登場しました。

[丸い屋根が温泉]
左隣に、歩き遍路に1泊だけ無料の善根宿
として知られる「いやしの舎」があります。

[入口上の鴨]

10時半の開場までまだ十数分あるのに、数人の常連客が
ややフライング気味に雪崩れ込んで行きました。

[成分表]

ナトリウム・マグネシウム塩化物泉でpH.7.7
薄茶色に濁った熱めの湯は芯まで暖まります。

[脱衣所]

サーカスのテント小屋を連想させるドーム型の黄色い天井。
仮設っぽい安普請なんだけど妙に愛着の湧く温泉って印象。

人が途切れる事が無いので、カメラを構えたり隠したり...

[露天岩風呂]
露天は岩風呂と桧風呂が男女週替り。

外にも、後から作られたらしき洗い場があり、
内湯のそれが塞がってる場合は寒さに耐えながらこちらで...

[露天仕切板塀の効用書き]

露天からは四国山地の山並みを背景に
牧歌的な田園風景が広がります。その中
近くの四国霊場八十八ケ所第11番札所・藤井寺から
第12番札所・焼山寺への遍路道が望めます。

この区間は急峻な山道の連続で「遍路ころがし」とも呼ばれ
四国遍路難所のひとつに数えられてます。

二輪遍路での転倒シーンがトラウマになってます。
小生、信心が足りませんね、ホントに。
  南無大師遍照金剛
   南無大師遍照金剛.....


鴨島温泉・鴨の湯
  徳島県吉野川市鴨島町飯尾415-1
  (0883)22-1926
  入浴時間 AM10:30~PM9:30
  入浴料金 450円(歩き遍路は360円)
  http://www.city.yoshinogawa.lg.jp/kanko/kanko/kamojima/index.html

徳島県の温泉・つるぎの湯 大桜

2007年12月29日 | 徳島県の温泉
つるぎの湯 大桜

薄っすら雪化粧をした見ノ越峠を越え
国道439号(ヨサク)から438号へと更に林道化していきます。
鉛色の空にそびえる西日本第二の高峰「剣山」(1995m)が
間近に仰ぎ見えるんですが、その雄姿をゆっくり眺めながら
なんて余裕はありません。

「いやしの温泉郷」から約43km、1時間半山道を走り
ぐったりし掛けた所で国道脇の「つるぎの湯 大桜」の看板発見。
即左折し400mほど下ります。
[道路脇看板]

木屋平村交流センターの文字が見えます。
地域の公民館的集いの場...?


[建物全景]

パンフレットには「静寂の中で、ゆ~ったり隠れ宿」。
1泊2食付で8000円からとなってます。

[お茶目な湯のれん]

キャラは頭にタオルを乗せた「たぬき」

[脱衣所]

鍵付ロッカーはありません。
貴重品はのれん前の無料貴重品ボックスへ。

[主浴槽]

訪れたのが冬至直後で「柚子湯」のサービスが...
湯船には100個以上の柚子が泳いでました。


[ライオンの湯口]

この長方形のバブル主浴槽と、
あと7~8人用のサウナと水風呂があるだけ。


[展望デッキ]

露天かと思い奥のサッシ戸を開けると
湯涼み用の木製デッキでベンチがひとつ。
ここから木屋平村の全容が一望できます。

浴室隣の無料休憩所では6~7人がゴロ寝。
長テーブルには丼鉢や空き缶・弁当折が散乱、
宴の後が窺えます。
なんでも夏はあめご料理、冬は猪鍋がお薦めなんだとか。

浴後外に出ると玄関脇では、2~3人の青年が
長い竹を切って正月用の門松の準備をしてました。
そうなんだ、今年ももうあと一週間しか残ってないんだ。

妙な焦燥感に駆られつつ
次の温泉へと急ぐのでありました。





つるぎの湯 大桜
  徳島県美馬市木屋平字川井
  (0883)68-2424
  入浴時間 AM11~PM9
  入浴料金 500円
  http://www.city.mima.lg.jp/4/66/000317.html

徳島県の温泉・いやしの温泉郷

2007年12月27日 | 徳島県の温泉
いやしの温泉郷
超山奥温泉の真打登場です。

高松・高知を結ぶ国道32号から県道32号・45号と繋ぎ、
そして締めは四国の3ケタ国道の雄・439号(通称:ヨサク)
と剣山への狭隘悪路の連続で気が抜けません。

途中、平家の落人伝説で有名な「祖谷のかずら橋」を見学。
[祖谷のかずら橋]

前日の雨で"かずら"が濡れて滑るもんだから皆ビビッてました。


このかずら橋から更に40分余り山奥へ
[エントランス]

こんな山奥にこんな立派な建物が...

2003年5月に宿泊・温泉・レストラン等を備えた
複合施設としてリニューアルしたそうで綺麗です。


まずはフロントで入浴料を支払い別棟の温泉へ。
バリアフリーへの配慮も随所に窺えます。
[湯のれん]

男湯は「もみじの湯」、女湯は「そばの華湯」と書かれてます。

[成分表]

駐車場脇には温泉スタンドもありました。

[脱衣所]

今年最後の連休だというのに風呂も食事処もガラガラ貸切状態。
ま、こちらとしてはお湯を堪能できるし、ゆっくり写真撮れるしで
好都合なんですが...

[内湯・主浴槽]

バブルジェット付主浴槽と奥に寝湯、5~6人用サウナ&水風呂、
薬湯そして露天風呂と一通り揃ってます。
あと介護専用の洗い場が2箇所設けられてました。

[ネーム入りシャンプー]

泉質はアルカリ性単純泉でpH10.3とか。
いわゆるヌルツルの美人湯らしいけど体感できず。
源泉温39.2℃だから勿論加熱循環してます。


[露天風呂]

標高約800mに位置するこの温泉、さすがに露天は寒ィ...
紅葉なんか見当たらず、モノレールと枯れ木が見えるだけ。

[名物・祖谷そば]

自家製手打ち山菜そば730円也。
予約をすれば館内での「そば打ち体験」もできます、。

宿泊棟「そばの宿」と、離れ「三嶺荘」
そして4棟のバンガローと宿泊スタイルを選べます。

敷地内にはテニスコートやキャンプ場、世界最長4600mもの距離を誇る
「奥祖谷観光周遊モノレール」なんてのもあり、ファミリー向けの施設かな。

でも冬場、チェーン装着してあの山道を運転してまでは...
ちょっとねぇ、って感じ。


尚、2008年2月から厨房工事のため1ヶ月休業するそうです。




奥祖谷・いやしの温泉郷
  徳島県三好市東祖谷菅生28
  (0883)88-2975
  入浴時間 AM10~PM10
  入浴料金 800円
  http://www.sobanoyado.jp/

愛媛県の温泉・久米之癒

2007年12月24日 | 我が愛すべきB級温泉
久米之癒(くめのゆ)

もとは「ユートピア温泉・東道後」という古くからの施設。

が、1年前リニューアル。
で、折からのヒーリングブームに便乗し、
岩盤浴等を新設し「久米之癒」などという
女性受けしそうな小洒落れた名前に。

又、今年10月末には近隣(ここは両施設から5~600mと至近)
の温浴施設が2箇所同時閉鎖という
追い風もあり盛況を託ってます。←こちら参照


源泉水を三玉石で飲用適可に濾過、
「三玉水」と称し、愛媛で唯一飲める温泉
という触れ込みで一人2リットルまで
無料持帰りも行ってます。
[玄関]

入り口にはデカデカと
「全館禁煙、刺青・タトゥー全面禁止、トラブルの際は即警察通報」
という断固たる姿勢の貼り紙が。

[温泉由来]

同じ文句が露天風呂壁面にも。

[待合スペース]

脱衣所や浴室内、待合室にも「三玉水」の冷水機が設置。
飲用時は使い切り紙コップ使用で。

[湯のれん]

「湯」ではなく"癒"

[成分表]

源泉温度は42.6℃でpH9.0のアルカリ単純泉。
加熱循環ながら、肌付きはややヌメリ感あり。

[内湯]

主浴槽と檜風呂、定員10人ほどのサウナ&水風呂、
座用ジェットバス湯、手足湯なる部屋、それに露天という配置。

[露天風呂]

源泉掛け流しを強調する露天風呂。
40.2℃の温めなので長湯・居眠り向きみたい。


[寝転び足湯]

頭を竹枕に乗せると膝下は足湯に浸かる位置になり、
仰向けになると丁度青空が...

何もかも値上がりのこのご時世、
同一商圏内他施設と比べると450円は確かに安いし、
サウナマット交換や浴室内見廻り片付けもまめみたい。

風呂屋にしては珍しい磁気ポイントカードや、
湯布院ペア旅行券が当る年末年始期間限定スタンプカードなど
集客手段もあれこれ多彩に展開。

それが功を奏してるんだろうけど、
まぁ~、兎にも角にも人が多い。多すぎるぅ。
特に週末は駐車場待ち、脱衣ロッカー待ち、
サウナ室待ち、洗い場待ち...

1年前まで、
異臭が鼻を突き壁が崩れかけたサウナを
良く知る常連さんに言わせると、
「看板架け替えただけ、やはり中身はB級」だとか...

繁盛すればしたで、ってとこですか。


久米之癒
  愛媛県松山市南久米町325-1
  (089)970-1126
  入浴時間 AM11~AM9(22時間オールナイト)
  入浴料金 450円
  http://www.kume.cc/yu/

徳島県の温泉・御寶言泉

2007年12月22日 | 徳島県の温泉
御寶言泉
やれやれ、上勝町の月ケ谷温泉から
県道16号を東進、やっと平地に下りて参りました。

と言うのも7年前に二輪で四国八十八ケ所遍路巡りの際、
この近くの20番札所・鶴林寺参拝途中に
濡れた山路で転倒という苦い思い出が甦って来たものですから
結構ナーバスになってた気がします。


小松島市にある「御寶言泉(おたからげんせん)」
と言う変わった名前の温泉にやって来ました。
        
バイトと思しき、動物キャラ・ラッコのTシャツを着たイケメン兄ちゃん達が、
まめに浴室内を見廻り桶や椅子を片付けてます。



[目立つ看板]

燦然と輝く「100%天然温泉」の文字...

[エントランス]

建物裏側のボイラー作業は道路から丸見えでした。

[フロント受付と湯のれん]

こちらも人が多くて写真撮影に苦労しました。


[脱衣所]

奥の鏡にカメラ構えた自分が映ってたりして...


[東の湯・主浴槽]

東西の湯は男女入替制になってます。

[香りの湯]

丸い浴槽が「香りの湯」で、柚子が2個浮いてました。

[露天風呂]

成分表の写真を撮り忘れましたが、泉質は
低張性アルカリ性低温泉で地下805mから動力揚水。

食事処の他に岩盤浴・塩サウナ・垢すりエステ・整体と
一応の設備は整ってて半日過ごせそうな施設ですが、
なんか不思議な感じの温泉でしたね。

本日4湯目ともなると流石に体中フヤケて
タオルを絞ると掌の皮が剥けそうです。


御寶言泉(おたからげんせん)
  徳島県小松島市立江町黒岩11-2
  (0885)38-2588
  入浴時間 AM8~PM11
  入浴料金 600円
  http://otakaragensen.jp/

徳島県の温泉・月ケ谷温泉

2007年12月21日 | 徳島県の温泉
月ケ谷温泉

四季美谷温泉から超狭路県道16号を1時間さらに山奥へ。
地図を見るとほんの30分足らずの距離だと踏んでたんですが、
四国最深部の山深さを実感する道のりでした。

小雨ぱらつく中やっとこさ、87.7kmと日本一長い林道
「剣山スーパー林道」の起点に位置する上勝町に辿り着きました。

上勝町内唯一の温泉旅館「月ケ谷温泉・月の宿」は弘法大師ゆかりの温泉。
地域の公民館的な日帰り温泉施設かと思いきや、遠く関西圏からも
明石海峡大橋を利用すれば2時間半で訪れることが出来るというふれ込み。


[月の宿玄関]

なかなか立派な建物。駐車場も広く送迎用バスも数台保有。
「月の宿」の看板下に交流センターの文字も...

[玄関脇の由来看板]

「月ケ谷温泉・月の宿」は弘法大師ゆかりの宿
弘法大師が昔この地で修行している時、
薬師如来のお告げにより開湯したとか。


[湯のれん]

1Fと2Fにそれぞれ大浴場が男女日替わりで。


[脱衣所]

明るく清掃が行き届いた脱衣所。

[成分表]

泉質は単純硫黄冷鉱泉で無色透明、滑らかなお湯です。
上の分析表にも載ってる様に、泉源は1.5キロ離れた霊山月ケ谷にあり、
岩の亀裂から自然湧出する冷泉をパイプ輸送しているんだとか。


[2F岩風呂]

お風呂は奇数・偶数日で男女入れ替わりになってますが、
断然、青石を使った2F岩風呂がお奨め。
結構大きな浴槽で20~30人は一度に浸かれそう。
あとサウナと水風呂あり。

[大きな窓から勝浦川が]

岩風呂奥の窓際下ににベンチが置かれ対岸のキャンプ場や、
勝浦川を一望しながら休憩出来るスペースあり。
春は桜、夏の深緑、秋は紅葉、冬の雪見風呂とオールシーズン良さそう。
一度宿泊してゆっくりみたいものです。




月ケ谷温泉・月の宿
  徳島県勝浦郡上勝町福原字平間71-7
  (0885)46-0203
  入浴時間 AM10~PM8
  入浴料金 500円
  http://www1.quolia.ne.jp/~moon/

徳島県の温泉・四季美谷温泉

2007年12月19日 | 徳島県の温泉
四季美谷温泉
高知方面から国道195号を東へ2時間半、
更に国道193号を左折北上し1時間余りで到着。

二輪オフローダーの聖地「剣山スーパー林道」が東西に貫く、
ここ木沢村は四国一滝が多い所だそうです。

日本の滝百選に選ばれた「大釜の滝」、「大轟の滝」、「新居田の滝」など
紅葉シーズンの滝巡りは見応えありです。

[四季美谷温泉全景]

超山奥です。
この写真を撮り終え、背中に視線を感じ振り返ると
駐車場の隅で野生のサルがこちらの様子を伺ってました、ホントに。

[玄関エントランス]

無人のフロントで声を懸け暫らく待ってると、
玄関脇の仮設テントで法被姿で柚子製品を販売してたおばさんが
裏から廻って出て来ました。

[玄関ホール・フロント]

ロビーの床模様はチェス盤。
木材だけは、た~~んとあるぞって言う造りですよね。

[湯のれん]

ロビーから脱衣所入口までのアプローチは
絵画・民芸品等展示してミニギャラリーの様な演出。

[男子脱衣所]

清潔感溢れるロッカルーム。高い天井が開放感アップ。

[浴室内]

お湯は単純硫黄泉(硫化水素泉)でPh9.2、
でも硫黄臭は微塵も感じられず残念。

右側バブルジェットの主浴槽と左手円形の小浴槽、
そして4~5人用サウナに水風呂、といたって普通。

この日、小浴槽にはバ○クリンと思しき黄緑色入浴剤が入ってました。
こんな山奥まで来て、これかよ~って感じ。


気を取り直して奥のドアから外に出ると
[浴室ベランダからの眺望]

山 ヤマ やま...

無意識のうちに北島三郎の「与作」を口ずさんでました。
 ヘイ ヘイ ホーッ ヘイ ヘイ ホーッ



四季美谷(しきびだに)温泉
  徳島県那賀郡那賀町横谷字夏切3-3
  (0884)65-2116
  入浴時間 AM10~PM9
  入浴料金 500円
  http://www.h3.dion.ne.jp/~kisawa/mainshiki.html

愛媛県の温泉・星乃岡温泉

2007年12月18日 | 我が愛すべきB級温泉
星乃岡(ほしのおか)温泉

愛媛・松山と言えばやはり「道後温泉」
日本最古の温泉として古事記にも登場、
皇族方専用浴室を擁し、かの聖徳太子も入湯されし名古湯。
この道後温泉を抜きにして温泉通を認じ語る訳には参りません。

が、今回はその道後温泉から南下すること約5k、
かつての王政復古の時代まで遡る星乃岡古戦場跡に構えし、
温泉観光文化都市・松山のB級温泉の雄「星乃岡温泉」の登場です。

温泉スタイルとしては典型的な地域密着型の温泉で、
朝風呂一番乗りを奪い合う年寄りの姿が毎朝見受けられるとか。

また此処のサウナは30~40人は一度に入れる大きなもので、
常連客同士が政治経済から近所のゴミ出し問題まで
ありとあらゆるテーマで口角泡を飛ばし論考されております。



[大浴場近景]

国道11号から200mほど入った閑静な住宅地の中にひっそりと。



[大浴場入口]
玄関前は常時、自転車・バイク・電動車椅子等が乱雑に置かれた状態。

そして一歩中に入ると、ここは八百屋か?酒屋か?ってな雰囲気。
フロント周りは酒類に野菜・果物、惣菜等が所狭しと並べられ、
入浴券捌きと物販レジの両方で番台の婆さんオロオロしてます。
此処は何屋さんなの?


[待合休憩所]

煙害に喧しいこの御時世にも拘わらず、
この施設は「健康増進法」なんて物の介在は認めず、
分煙室・排煙機も無くいたる処で紫煙の渦。



           [成分表]
         原油高の影響か、最近富に湯舟の湯温低下が
         著しいとの常連客の不評を買うも、
         経営陣は素知らぬ顔で先週12/11に50円
         値上げを強行。
         顧客離れ加速は必至か...




[脱衣所]
空調設備は天井からぶら下がった扇風機2台のみ。
夏場はサウナ室よりここの方が良く汗が出るとか...

設備面では昭和中期のまんま。

半分以上鍵の壊れた10円コイン式脱衣ロッカー、
温度調節の利かない象鼻の様な壁面固定のシャワー、
手首捻挫しそうな程強く押し込まないと湯が出ないガラン蛇口等など...



[主浴槽]

星型の主浴槽に打たせ岩風呂.桧風呂.ドライサウナにミストサウナ.
水風呂が2箇所と露天には歩行浴湯を配し
近郷近在の御高齢諸兄の社交場になってるようです。

写真の様に、常時4~5人は湯舟の淵を枕替りに爆睡しておられます。
背中に絵を描いてるおじさん達も多数お見掛けします。


[違いをお肌で...]
加熱・循環湯、ついでに塩素臭も...



  
施設はこの「大浴場」と家族風呂「スパ星乃岡」、宿泊・宴会可の「千湯館」
の三棟から構成されてます。

早朝から深夜まで地元の老若男女で賑わいを見せ、
週末ともなれば県外ナンバーの車でごった返してます。

常連客いわく「ここはお湯の良さだけでもってる温泉」
の代表格なんだそうです。そのお湯も「芸予地震」以降
泉質が変わったとの意見もチラホラ聞かれますが。
でも皆さんからは、B級良泉に毎日浸かれる幸福感が垣間見えます。

星乃岡温泉  
  愛媛県松山市星乃岡町555
  (089)956-1065
  入浴時間 AM5~AM0(家族湯は24h営業)
  入浴料金 550円(千湯館750円)

高知県の温泉・一の谷やかた 滝見岩風呂

2007年12月17日 | 高知県の温泉
一の谷やかた 滝見岩風呂

平家の落人伝説の残る秘境「幽谷一の谷」
四国山脈の懐深く抱かれた四国・高知の
隠れ宿として密かな人気を呼んでます。


[一の谷館本陣]

赤い橋を渡り重厚な雰囲気の"やかた"へ


[小さな貼り紙で金額修正]

本館フロントにて入浴料を支払い、階段を上がり
専用スリッパ履いて一旦外に出ます。

[庭園内の遊歩道を通り浴舎へ]

落葉絨毯の中を100mほど歩いて滝見岩風呂へ


[簡素な造りの浴棟]

この日は誰も居なくて貸切状態

[中くらいの岩風呂ひとつ]
窓硝子は開閉不可で激しい結露、篭った湯気でレンズ曇りがひどかった。

[備え付けシャンプー]

施設名を付けてないとこの手の備品を持ち帰る輩がいるとか...


[眼下に龍王滝]
ロケーション的には素晴らしい物がありますが、
いかんせんここのお湯は温泉ではないらしく
それが大きな減点材料ですね。

[囲炉裏のある食事処で]

きび雑炊セット1050円也、を戴きました。
クリームシチューみたいな食感で、素朴な味と言えば聞こえは良いが
塩気を抜いた病院食みたいでした。

あと<ヤマメ><雉><猪肉>などの食材で山里料理が主体。
宿泊は、離れ風の戸建で1泊2食付9000円から。
夜は静寂を通り越してるってよ。
泊ってみる?トシ兄ィ。     小生は...いいや


一の谷やかた 滝見岩風呂
  高知県吾川郡いの町桑瀬325
  (0888)69-2666
  入浴時間 AM11~
  入浴料金 525円