西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

高知県の温泉・べふ峡温泉

2007年11月29日 | 高知県の温泉
べふ峡温泉
漢字標記は大分県の別府(べっぷ)と同じなので
混同しない様に"べふ"と平仮名にしてるんでしょうね。

高知市内から車で1時間半、物部川と並走する
国道195号を徳島県境近くまで遡ります。

その源流域・奥物部に広がる"べふ峡谷"は
奥物部県立自然公園や国の自然休養林にも指定され
四季折々の渓谷美が堪能できます。

[赤い"べふ峡橋"渡ってすぐ]

写真右側の煙突のある建物が温泉棟。
その右手に22室のバンガローが続き廉価で宿泊できます。
また車ですぐのところに"べふ峡キャンプ場"もあり
通年利用可だそうです。

[温泉棟入口"湯"のれん]

温泉棟とバンガローは木製屋根付渡り廊下で繋がってます。

[脱衣所]

すっきり整頓されたロッカー
地元産木材をふんだんに利用したつくり。

[成分表]

泉質は含重曹弱食塩泉(硫化水素塩泉)で、
無色透明でややヌルスベ感あり。


[明るい浴室]

目の前の物部川源流・横山川の瀬音を聴きながら
のんびり朝風呂はなんとも言えず甘露です。

お湯に顔を近付けると微かな硫黄臭が...
60分・1700円(外来・宿泊者は無料)の家族風呂もあります。

[浴室からの眺望]

浴室窓から先ほどの赤い"べふ峡橋"が見えます。

紅葉にはまだ少し早かったんですが
山の上のほうはチラホラ色付いて来てます。
12月に入ると紅葉も見ごろになるかな...
その時期に再訪したいものです。


べふ峡温泉
  高知県香美市物部町別府452-8
  (0887)58-4181
  入浴時間 AM7:30~PM9:30
  入浴料金 600円

高知県の温泉・ニュー佐賀温泉

2007年11月26日 | 高知県の温泉
ニュー佐賀温泉
太平洋が見え隠れしながら国道56号を走っていると
一軒のドライブインが...

ふと入口玄関を見上げると
「四国唯一の高濃度天然温泉」の文字を発見。
これは素通りできません。


[四国唯一の...看板を掲げた入口]

宿泊もでき、温泉旅館とドライブインがひとつになった一軒宿です。

[中くらいの浴槽ひとつ]

他にサウナとブルーのペンキを塗った木箱のような水風呂が。
あと何故か浴槽の底には砂が溜まってました。


[窓からは田園風景が...]

アルカリ性単純硫黄泉という標記を掲げてますが
お湯はさらっとしてて、他にこれと言った特徴の無いもので
どこが四国唯一なんだろう...???




ニュー佐賀温泉
  高知県幡多郡佐賀町挙ノ川2161
  (0880)55-7011
  入浴時間 AM8~PM9
  入浴料金 500円

高知県の温泉・松葉川温泉

2007年11月25日 | 高知県の温泉
松葉川温泉

二輪愛好家のバイブル「マップル1998版」に
"超山奥に超近代的な宿 若干たじろぐ..."
とのコメント表記に笑ってましたが....

窪川から県道19号に入り、更には3ケタ県道をひたすら山奥へ。
極狭隘林道っぽくなり、何度道を間違ったんじゃないかと
地図を見直したことか。
不安がピークになりかけた頃マップルのコメント通りに現れ、
実感&納得しました。

こちらホテル併設の日帰り入浴施設で
近郊農林業家の皆様のみならず
遠く高知県外からもお越しのお客で盛況です。

歴史はかなり古く江戸時代にはすでに、
四万十川源流・日野地川渓谷に湧く霊泉として知られたお湯です。

泉質は単純硫黄泉(アルカリ性冷鉱泉)でヌルスベ度は中々の物でした。
残念ながら人が多くて浴室内の写真は撮れませんでしたが
半露天風呂から見渡せる渓谷美は素晴らしく
温めのお湯に身を委ね長湯するには超お奨め。

隣接して、地どれのそば粉でそば打ち体験の出来る「北辰の館」
もあり自炊宿泊も可能だそうです。


ホテル松葉川の方は一人1泊2食で12500円ってとこなんですが、
こちらには末娘と二人だけで宿泊しました。

夕食に彼女の嫌いな川魚料理のオンパレードだったのと、
携帯圏外にブーたれて二度と行きたくないと、
これ以降の湯旅同伴は拒絶されちゃいました...トホホ

お湯は結構いいんだけどなぁ。


松葉川温泉
  高知県高岡郡窪川町日野地605-1
  (0880)23-0611
  入浴時間 AM10:30~PM9
  入浴料金 700円

高知県の温泉・桑田山温泉

2007年11月23日 | 高知県の温泉
桑田山温泉
こちら須崎市郊外にある桑田山(そうだやま)温泉も
弘法大師伝説の残る温泉です。
大師が桃の花に彩られたこの地を「花に染んだ山
と呼んだ事から付いた名だそうです。

国道494号から折れ入る道が分らなくて何度も行ったり来たり。
タバコ屋の角のブロック塀の小さな看板を発見するまで
結構時間かかってしまいました。
そこから細い山道を5分ほどで旅館の建物が見えてきます。

う~ん、ここも筋金入りの年季モノ旅館です。
取り敢えず温泉棟へ向かいます。

[派手な色の入り口ドア]

受付のおじさんが聞きもしないのに、お湯の良さを
「赤ちゃんの肌の様になる」と力説してくれて
期待に胸躍らせ脱衣所へ向かいました。


[これまた派手な色の注意書き]
右下に小さく「1分間にドラム缶2本噴出大量温泉」とありますが...

[タイル貼りの浴槽ひとつ]

パンフレットには「毎分360リットル・大量自噴の100%源泉風呂」の謳い文句が
載ってますが、残念ながら循環消毒のせいでお湯が傷んでます。

[ライオンの湯口]
からは間欠泉の如く忘れた頃にチョロチョロ出るだけ...

アルカリ性硫化水素泉という泉質は加熱循環すると
その風合いが損われるそうで残念です。

フッ素やホウ酸など数多くのイオン成分を含み、
薬事・美肌効果が期待できるお湯だけに
もうひとつ小さな源泉浴槽なんぞを造って頂ければ...
と願うばかりです。

桑田山温泉
  高知県須崎市桑田山乙1122
  (0889)45-0055
  入浴時間 AM9~PM9
  入浴料金 600円

高知県の温泉・蘇鶴温泉

2007年11月21日 | 高知県の温泉
蘇鶴温泉
清流・仁淀川近くに位置するこちら「蘇鶴(そかく)温泉」は
1000年以上の古い歴史を誇り県内最古の温泉として有名です。
又、高い温泉効用を誇り、湯治場的な人気老舗温泉旅館です。


その昔、矢傷を受けた一羽の鶴がこの泉で水浴びをし
傷を完治させたという言い伝えから
「鶴が蘇える」と書いて蘇鶴と名付けられたそうです。

道後温泉の「白鷺」や湯田温泉の「白狐」、俵山温泉の「白猿」など
歴史のある温泉にはつき物の、
「動物が傷を癒すのを見て村人が温泉を発見・発掘に至った」
という由来の典型的なパターンです。


[湯元・蘇鶴温泉]

一軒宿ですが、幹線道路から入り込んでる為か
少々判り辛い場所にあります。
周りは長閑な田園風景が広がってます。

[浴室入口]

トイレと間違えそうなドア


[浴室内]写真上の菱形浴槽が源泉風呂、下の半円形風呂が加熱湯
 
薄暗くて判り難いんですが、加熱浴槽奥に湯口があり
結構な勢いで吐水、オーバーフローしてます。その周りは熱くて近寄れないほどです。

上の浴槽には、源泉温19.7度の硫黄泉が掛け流され
微玉子臭が感じられます。これに交互に浸かるのが効果的だとか...

お湯は二重丸で、保温保湿効果が高く長湯すると湯疲れしそうな程です。

[浴室内の"傷を癒す鶴"]

旅館としては年季の入った建物で、
風呂上りに休憩広間で座布団枕で横になってると
畳のカビ臭さなんかが気になります。

部屋数も少ない上廉価なので宿泊予約が取りずらいんだとか。
源泉水で炊いた玄米ご飯の食事がイチ押し、人気なんだそうです。

帰る頃、御近所の方と思しき軽トラで駐車場が一杯。
どちらかと言えば、地元常連客の共同浴場的な温泉旅館です。




蘇鶴温泉
  高知県いの町大内1079
  (0888)92-1788
  入浴時間 AM10~PM9(2・4月曜と毎火曜休み)
  入浴料金 420円

高知県の温泉・龍河温泉

2007年11月20日 | 高知県の温泉
龍河温泉
鍾乳洞で有名な「龍河洞」の近くにある温泉旅館。
玄関脇の大狸の焼物がユニークで目を惹きます。



[駐車場から玄関へ]



[こじんまりした浴室]

お湯はアルカリ性単純泉でややヌルスベ感あり。
中くらいの主浴槽と、あと2~3人用のサウナ&水風呂があります。

小奇麗でこじんまりとしてる印象で、
他にはこれと言った特徴も無い温泉でした。

それにしても大人一人800円は高い気がするんですが
旅館の日帰り入浴だから仕方ないのかもしれないけど。
家族揃ってお風呂にでも行こうか...
って3000円以上掛かったんじゃチョットねぇ...



龍河温泉
  高知県香美市土佐山田町佐古敷130-1
  (0887)53-4126
  入浴時間 AM8~PM10
  入浴料金 800円

高知県の温泉・山里温泉

2007年11月19日 | 高知県の温泉
山里温泉
こちらは今年7/25にオープンした温泉です。
須崎市から車で約25分、奥座敷的な山深い場所にあります。

以前あった「健康ランド・湯の谷温泉」が閉鎖経年し、
現在のご主人が敷地内の河畔に露天風呂を作り
奥様と切り盛りされているそうです。

[本館エントランス]

こちらのフロントで700円を支払い一旦外に出て、
駐車場・広場を横切り赤い矢印看板に従い露天風呂へ。

[露天風呂へ]
 
石段を降りると男女別露天棟が。簡素ながら手造り感溢れる浴舎です。

[開放的な露天風呂]

目の前の依包川に手が届きそうな程ですが、対岸道路から男湯はもろ見えかも...

紅葉を愛でながら露天風呂にノンビリ浸かるってのは最高なんですが、
厳冬期に差し掛かるこれからはちと辛いかも。

[お湯は無色透明・微硫黄臭]
 
お湯は肌触りが良くスヘスベ感があり浴後つっぱりません。
シャワー付ガランがひとつだけですが、こちらのお湯の方が硫黄臭が強かったようです。

旧施設を利用し宿泊は1泊2食付7000~10000円で、
食事付入浴セット2500円で受け付けているそうです。

立て看板・案内板から浴室浴槽まで全て手造りで、
ご苦労が伺えると共にお二人の温泉を愛する姿に
とても好感が持てます。
居合わせた同浴の方とも話してたんですが、
願わくば経営面でも順調であって欲しいものです。







山里温泉
  高知県須崎市上分乙1336(上依包)
  (0889)46-0029
  入浴時間 AM11~PM5
  入浴料金 700円

高知県の温泉・夢の温泉

2007年11月16日 | 高知県の温泉
 なんだか壮大な温泉をイメージして、
 文字通り夢を抱きつつ夢の温泉を訪れました。

 国道195号線沿いにあり迷うことは無いんですが、
 着いてみると田舎の民宿旅館の様な佇まい。
 
 う~ん... 思わず唸ってしまいました。何処からこのネーミングが
 生まれたのでしょうか?
 疑問 & ギモン & ぎもんです。
 
 

 中くらいの内湯が1つあるのみの、なんて事の無い浴室。
 露天や打たせ湯も、な~んも無い。
 


     
      お湯も硫黄泉という割りに全然玉子臭も感じられず、
      これで750円たぁ、おぬしもアコギよのぉー

 
 浴室から物部川の渓谷眺望が唯一救いかな?
 それも大した事無いけど。
 ま、勝手に創造膨らまして
 行った自分の思い込み、自己責任なんですけど...
 



 夢の温泉
 土佐山田町宮ノ口364
 (0887)52-2334
 入浴時間 AM8~PM8:30
 入浴料金 750円 

高知県の温泉・北川村温泉

2007年11月14日 | 高知県の温泉
北川村温泉

北川村温泉は、阪神タイガースの秋季キャンプ地「安芸市」から40km、
車で約50分の所にあります。

国道55号線から奈半利川を上流に向かって20分位、
その途中には"モネの庭・マルモッタン"や"中岡慎太郎館"など
見所の多いエリアです。

また北川村は柚子の産地としても有名。
この村出身の中岡慎太郎が柚子栽培を奨励し、昭和36年より
接木方を導入、北川村は瞬く間に柚子生産量日本一になったとか...

[宿泊も出来る北川村温泉ゆずの宿]

2006年6月全面改装し露天や家族風呂、食事処の囲炉裏を作ったりと
新しく生まれ変わりました。
エントランス周りでは農機具等の民具が展示されておりミニギララリーの様です。
       

      [内湯]

       
       一日おきに男女浴室入替わり。
       お湯は含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉で
       四国内でも抜群のヌルスベ度を体感しました。
            

               [露天風呂]                                  
               道路に面しているせいか板塀が高く眺望がイマイチ。
               また柚子の形の湯船がある貸切露天風呂もあり、               
               一人入浴料プラス1000円で利用可能だとか。

訪れるなら、柚子の花が開花する6月から
10月の収穫時期までがベストシーズンかも...  



北川村温泉
  高知県安芸市北川村小島121
  (0887)37-2321
  入浴時間 AM9~PM10
  入浴料金 700円

高知県の温泉・馬路村温泉

2007年11月13日 | 高知県の温泉
馬路村温泉

高知市から国道55号を室戸方面に50km、1時間20分で安田町。
そこから左折し、太平洋に注ぎ込む安田川を上流に遡る事30分。
...はっきり言って超山奥です。


[駐車場内の案内看板]
地元名産の柚子ドリンク「ごっくん馬路村」は
村内農協加工場で製造されてます。

ミニSLを走らす森林鉄道や、
鮎釣りや川遊びのポイントも多数あります。


[コミュニティーセンターうまじ入口]

「コミュニティーセンターうまじ」にある馬路村温泉。
宿泊棟や近隣にログハウス風バンガローもあり廉価で泊まれる。


[成分・効能表示]
泉質はナトリウム塩化物泉・炭酸水素塩泉でPh8.3。
源泉温度は14.8℃の冷泉ですから加熱使用の温泉。



[浴室内]
 若干の塩素臭はあるものの、ヌルトロ度はかなりのものと実感。
浴室からは、すぐ傍を流れる安田川で鮎釣りする姿がちらほら。
サッシ戸からベランダに出られ、渓流を見下ろしながら涼む事も出来ます。

[レストラン]

昼食に"土佐ジロー(地鶏)定食"1600円を戴きました。
他にも、アメゴ・シイタケ・タケノコなど地元野菜と特産の柚子酢を
使った「田舎寿司」や鮎料理も人気あり。



馬路村温泉
  高知県安芸市馬路村馬路3564-1
  (0887)44-2026
  入浴時間 AM10~PM9
  入浴料金 420円