西日本湯旅

西日本限定ですが、バイクや車で結構まめに温泉巡ってます。

山口県の温泉・王司温泉

2008年11月28日 | 山口県の温泉
王司温泉
気を取り直して次の温泉を目指します。

マップルに載ってる位だからと安易に考えて来たんですが
温泉らしき看板は何処にも見当たりません。

おかしいなぁ この辺りのはず...
温泉探知嗅覚には自信を持ってるんですけどねぇ。

犬を散歩させてる通り掛かりのおばちゃんに聞いてみました。
「王司温泉ってどこら辺ですか?」
「あんたが立っとる後ろの家がそうよ」
「へ?...」

で、わざわざ家人を呼びに行ってくれました。

[普通の民家]

正面の小さな人影がこちらの女将さん。
入浴希望を伝え250円を手渡して
この家の間の路地を奥に進みます。

[路地奥]

昔は旅館だった面影を残す玄関。
浴室はこちらではなくまだ奥の左手になります。

[浴室棟]

男子浴場の入口です。建物反対側に女性用。

[脱衣所]

浴舎ドアを開けるとまず靴棚を見ます。
先客の有無を確認し無人と思われる場合は、
先に浴室内の写真を撮りまくりその後ゆっくり湯を堪能します。

[注意書き]

先ほど女将さんに言われた「注意書きを読んで...」
ってのはこれですね。

[浴室ドア]

脱衣所から3段降りた所に浴室ドア。

[主浴槽]

浴室内は湯気もうもうで撮れたのはこの1枚だけ。
あとはレンズ拭き拭きトライしたけど真っ白...
内部はコンクリート打ちっ放しで換気設備は皆無。

主浴槽を仕切った左側に
源泉浴槽と思われる枡がありましたが中はカラ。

[分析表]

  ↓ 拡大

源泉温29.6℃ 毎分94.8㍑自噴 pH7.77 無色澄明微塩味

[営業案内]

地元密着、近隣常連客様御用達ゆえに
タイトな営業時間なんだろうし、また案内図・看板・のれん等
温泉を窺わせる表示は必要無いんでしょうね。

ある意味、我々温泉マニアにとって
秘湯と呼べる温泉ではないでしょうか。





王司温泉
  山口県下関市員光町3丁目4-17
  (0832)48-1315
  入浴時間 PM2~PM8(火・金休み)
  入浴料金 250円
  http://www.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/kanko/frame/onsen_sonota.html

山口県の温泉・湯谷温泉 湯谷荘

2008年11月21日 | 山口県の温泉
湯谷温泉 湯谷荘
湯田の清水温泉から次の「湯谷温泉」を目指します。

小郡I.Cから山陽道を利用、美祢西I.Cで県道33号へ降りて
下関市方面に向け約10分で、旅館3軒ほどの小さな温泉地
「湯谷温泉」に到着です。

この温泉は養老年間(720年)頃の発見と大変古く、
その中でも1957年開業の老舗旅館「湯谷荘」の
日帰り入浴を楽しみにして来ました。


が.......


広い駐車場には澱んだ空気が......


ま、ま、まっ、まさか......


あれぇ~っ!!!.......閉鎖してました。

過去には某国営放送番組「ふだん着の温泉
にも鄙び系温泉として登場し注目を集めました。

玄関前では、飼ってたと思われる人懐っこい3匹の猫が
じゃれあってて涙を誘います。

残念ですぅゥッゥッゥッ......

湯谷荘(閉店)
  山口県下関市吉田町湯谷199-2
  (0832)84-0221
  入浴時間 AM9P~M9
  入浴料金 500円

山口県の温泉・清水温泉

2008年11月20日 | 山口県の温泉
清水温泉
明治の詩人「中原中也」生誕地として有名な山口県の湯田温泉
ここは権現山の白狐伝説が残る県下有数の温泉街です。

その湯田温泉街より少し離れた場所にある「清水温泉」は
銭湯としての登録ですがれっきとした温泉であります。

独自源泉を持ち銭湯ながら源泉温57.4℃のアルカリ単純泉を
掛け流しで使用という贅沢な銭湯です。




[外観]

外観は、静かな住宅街の中にある普通の銭湯。
右隣のドラッグストアは閉鎖してたみたい。

[入口のれん]

道路を挟んで向かい側に7~8台置ける駐車場があります。

[番台]

番台のカウンターの上には「国境無き医師団」へのチャリティー募金箱が...
無人の番台前で数分待ち。
やがてオバちゃんが戻り390円支払い脱衣所へ。


[脱衣所]

オープンの脱衣棚にカゴというスタンダードな銭湯スタイル。

[成分表]

昭和39年測定らしい古い分析表のコピーが壁に。
かろうじて「源泉温57.4℃」が読み取れます。

[浴室]

浴室ドアから撮ったピンボケ写真。
入浴客が多くてさすがに浴室内の写真は断念しました。

大浴槽が体感44℃、横の小浴槽が40℃ってとこでした。
慣れとは恐ろしいもので、熱湯を敬遠する若い子達も
激熱浴槽内で長時間談笑してました。
小生、足が真っ赤になり十秒でアウト。

設備的には古いし、洗い場のシャワーホースが破れてるものが多く
あちこちジョロジョロ漏れてましたね。

[分析表]

午後3時前の訪問でしたが地元常連客で盛況を究めてました。

観光客など無縁の気取らぬ横丁の風呂屋、でもおらが町の自慢の温泉。
そんな空気が漂う良泉に出遭えて幸せ気分でした。



清水温泉
  山口県山口市緑町1-4
  (083)922-8237
  入浴時間 AM8:30~PM10:30
  入浴料金 390円

和歌山県の温泉・白浜温泉 崎の湯

2008年11月11日 | 和歌山県の温泉
白浜温泉 崎の湯
和歌山県と言えばやはり南紀・白浜温泉。
有馬・道後と並び日本三古湯に数えられ
一大温泉リゾート地を形成してます。

白浜にはかつて7つの外湯があり、その中で最古の
「崎の湯・露天風呂」に挑戦してきました。


[石碑と由来]


古くは万葉集や日本書紀にも記述が残り
代々の紀州藩主にも愛された由緒ある温泉...

[外観]

左上写真の赤い看板から海の方に細い道を降りると
10数台分の駐車場と公衆トイレトが。

[受付・券売機]

300円で券購入し受付のおばちゃんに手渡し。
外国人観光客も多く英語・韓国語・中国語の説明標記も。
左手の門をくぐり、のれんが架かった脱衣所へ。

[男女湯のれん]
  

[成分表]

源泉名は「みゆき2号」、ナトリウム塩化物水素塩泉で泉温78.6℃

[露天風呂①]

海岸の自然岩を掘って造られた露天には2つの浴槽があり、
海側から見た脱衣小屋。
浴槽の中でも位置によって激熱の場所があったりします。

[お願い]

脱衣所に「盗撮等の防犯対策・・・」の注意書きが...ドキッ
でも小生の場合は盗撮ではなく、純然たる温泉愛好家としての
記録撮影ですから...と言い訳しておきます。

[露天風呂②]

この上も無く開放的ですよね。生憎この日は小雨交じりの天気だったけど
大海原を眺めながら天然温泉に浸かる醍醐味をしっかり堪能してきました。

[露天風呂②]

やはりなんと言ってもこのロケーションでしょう。
少し高い波が打ち寄せると被りそうなほどです。

荒々しい潮騒を聴きながら1300年超の歴史を持つ古湯に
身を委ねてると、頬を打つ冷たい潮風もまた心地よく思えます。

白浜温泉 崎の湯
  和歌山県西牟婁郡白浜町湯崎1668
  (0739)42-3016
  入浴時間 AM8~PM6(季節変動あり)
  入浴料金 300円
  http://www.nanki-shirahama.com/onsen/sakinoyu.htm

和歌山県の温泉・ゆりの山温泉

2008年11月10日 | 和歌山県の温泉
ゆりの山温泉
はじめて来るのに懐かしい気持ちになる、そんな温泉です。

奥熊野温泉から熊野本宮大社・那智大社に参り国道42号を、
左に太平洋を眺めつつ西進し、ゆかし潟が途切れた交差点に
右上写真の看板が見えたら鋭角に右折しすぐ。


[外観]

木造の質素な造りの建屋です。
道を挟んで大き目の駐車場があります。

[入口]

昭和ノスタルジーを髣髴、映画のセットみたい...

[受付]

カンウターの上にはピンク電話も...
愛想のいい番台のおばちゃんに300円を支払い浴室へ。


[分析表]

玄関脇の成分表。
38.5℃の硫化水素泉が126㍑/分 自然湧出という
羨ましい限りの環境です。

この恵みをこじんまりした施設で無加水非加熱のまま
贅沢に掛け流しで使用してる姿勢に好感が持てます。

[脱衣所]

こちらも簡素な造りの木製ロッカー。

[浴室内]

浴室扉を開けるなり微かな硫黄臭とゴボゴボ吐水音が...
湯量豊富でザーザー掛け流されてます。
皆さん洗い場の蛇口は全開のまま談笑したり髭剃ってます。


[浴室内]

温めで柔らかい浴感。
気持ちよさそうにうとうとしてるお客さんもいます。

[湯口]

38℃の源泉がまんま湯口からかなりの勢いで投入。

[温泉スタンド]

詳しくは見ませんでしたがコイン式有料スタンドだったような気が...
常連客らしい数人はペットボトル持込で、浴室内湯口で汲み帰ってましたね。

素晴しい湯質・浴感と落ち着いた鄙び系施設...
記憶よりも心に残る二重丸の良泉です。

ゆりの山温泉
  和歌山県東牟婁郡那智勝浦町二河8
  (0735)52-5106
  入浴時間 AM9~PM10
  入浴料金 300円
  http://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/kankou/24yukasi.html

和歌山県の温泉・奥熊野温泉 女神の湯

2008年11月07日 | 和歌山県の温泉
奥熊野温泉 女神の湯
一部マニアの間で話題の「日本一高トロミ度」温泉があるらしいんですが、
ここは怪しい、ホントに怪しい温泉です。


龍神温泉から国道371・311号へと繋ぎ南下約1時間。
世界遺産に登録された"熊野古道"の入口「中辺路町」
に辿り着きました。


バス停脇の[案内看板]

目指す「女神の湯」はアイリスパークと言うキャンプ場内の温泉施設。
ホテルアイリスヒルズはすでに閉鎖され営業してません。

で、人気のない園内に一歩足を踏み入れると、
大鷲・鷹やオウム、多数の大型犬(警察犬シェパード)の
けたたましい咆哮・鳴き声に一瞬後ずさりしてしまいました。
ココは一体何なの???????


気を取り直し温泉棟を探します。
ありました[浴場棟]

先客は[浴場棟]見てましたが入らず帰って行きました。
[浴場棟]の真正面に猛禽類の檻小屋があり独特の異臭が...

[浴場棟]

暫らく思案してるとコテージの方から「アダモちゃん」風のオヤジが
パンツ一丁で目の前を通り過ぎて行きました...?????

[男湯入口]

まんま民家の玄関、表札に「男湯」ですね。

ハッと振り返るとネットで見たアイリスオバチャンが立ってて、
「風呂? 650円よ。あっちにチョウザメもいるから観てって」
だって。

[脱衣所]

意を決してサッシ戸開けるとこのシーン。普段は先客が居ないと
「ラッキー!貸切だ」とばかりに嬉嬉として撮影しまくるんですが、
何故か無人の浴室見てブルーになりました。

[効能書き]

成分析表は見当たらなかったけど純重曹泉の文字がウリを強調。

[浴槽]

中くらいのポリ浴槽がひとつ。どこかの合宿所か
寮の風呂でももう少し飾り気がありますよね。

が、浴槽から掛け湯をした瞬間、驚異のヌルヌルヌル度に驚愕。
即湯船に飛び込みました。リンスを被ったみたいにトロトロ肌、
これは想像以上のヌメリ具合です。加熱・循環湯と思われますが、
ここまでトロミ度が保たれてるとは期待を遥かに超えてました。

[注意書き]

上の効能書きには飲用効果を記してるのに...

結局1時間くらい、湯に浸かったり
窓外の雑木林を眺めたりしてたんですが、
聞こえてくるのは動物達の遠吠えだけ。

全く持ってアヤシイ温泉でした...

奥熊野温泉 女神の湯
  和歌山県田辺市中辺路町近露128-1 
  (0739)65-0410
  入浴時間 AM8:30~PM9:30(要確認)
  入浴料金 650円
  http://irispark.hp.infoseek.co.jp/megaminoyu/megaminoyu.htm

和歌山県の温泉・龍神温泉 元湯

2008年11月06日 | 和歌山県の温泉
龍神温泉 元湯

紅葉を愛でながら高野・龍神スカイラインを快走、
群馬・川中温泉、島根・湯の川温泉と並び
「日本三美人湯」のひとつに数えられる「龍神温泉」
にやって来ました。


[由来石碑]

弘法大師が難陀龍王の夢のお告げによって温泉を開いたとか。

[外観]

観光地に良くある土産物屋の店構えっぽいですよね。

[入口]

道路を挟んだ向いに5~6台分の駐車場と公衆トイレが、
少しはなれたところにも大きなPがあります。

[受付]

券売機ではなく番台スタイルの受付。
正面奥が無料休憩所。浴室は階下へ、エレベーターもあり。


[のれん]

「禁煙」の貼り紙位置、もうチョット考えたら...?

[成分表]

源泉温48℃のナトリウム-炭酸水素塩泉でpH7.9

[内湯]

浴室ドアを開けるとすぐ掛け湯スペースと左右に主浴槽。
正面ガラス窓が広くとられ眼下には清流・日高川の渓流美が。

[主浴槽]

pH値以上の肌スベ感ですが期待したほどではありませんでした。
中央仕切り岩に湯口があり飲泉用コップも備えてます。

[露天風呂]

こちらは循環湯でしょうか、はっきり違いが判りますね。
奥の岩の上に立ち背伸びをすると吊橋なんかが見えました。

[休憩所]

眺望の良い休憩所。テレビやマッサージ機、飲料自販機も設置。

龍神温泉は紀州藩主お気に入りの湯で、
代々藩主の別荘地だったそうですが、
秘湯とか殿様の隠し湯なんてイメージじゃなく
道の駅にあるようなドライブがてらササッと入ってく
「やっつけ風呂」的な印象でした。

ウ~ン 「日本三美人湯」のひとつ.....ねぇ。


龍神温泉 元湯
  和歌山県田辺市龍神村龍神37
  (0739)79-0726
  入浴時間 AM7~PM9
  入浴料金 600円
  http://www.wecom.jp/ryujin/contents/spa/motoyu.html