
メキシコ・シティからバスで5時間移動したところにあるグアナファト(Guanajuato)という町は、非常に乾燥した気候のため、普通に埋葬した遺体が数ヵ月で自然にミイラ化してしまう場所でもあるんだそうだ。
そんな風土柄だからできる技なんだけれど、この町にはちょっと変わった埋葬システムが存在していたのだそうだ。それは、死んでから3年間は無料で墓地に埋葬されるが、5年が経過したら、親族らが埋葬税を収めていない死体は掘り起こされて、「出来のいいもの」は博物館のショーケースへ行き、それ以外は火葬されるというものなんだそうだ。
日本は火葬が主流だけれど、中南米ではほぼ土葬が中心だそうで、この街の墓地は狭いため、なるべくスペースを開け、新たな死体が眠ることができるようにと考えられたシステムなんだそうだ。
Museo de las Momias de Guanajuato
この死体掘り起こしシステムは1865年に始まり、1958年まで続いたという。それ以降はこの博物館が有名になるにつれ、外国人のミイラもお金さえ払えば受け入れてもらえるようになったという。外国人ミイラの安置は1990年より始まったそうだよ。
世界最小といわれているミイラ










地元でも人気の博物館なので、いつも入り口に長蛇の列ができているという。おみやげ品もまた変わってて、ミイラの飴やミイラのキーホルダーなど、ミイラに付随したものばかりなんだそうだ。現在100体以上ものミイラが展示されているという。


こっちのサイトにも博物館のいろいろな画像がおいてあるけど、最初からクライマックスなので、見たい人はチェックしてみてほしいんだ。
【THE MUMMIES OF GUANAJUATO】(観覧注意)
【ナショジオ】メキシコにあるミイラ博物館
☆俺も、どっちかといえば土葬派やねぇ!火葬したら骨以外なんにも残らんやんか!