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![0_e2](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/3/1/313281e8.jpg)
錬金術とはただの金属を金(貴金属)に変える試みのことだ。また永遠の命をもたらす「賢者の石」の作成も目的の1つであった。
古代ギリシアのアリストテレスらは、万物は火、気、水、土の四大元素から構成されていると考えた。だとすれば金属を黄金に変成することも可能だと考えた。
これに成功した者は誰一人としていないが、錬金術師の試行錯誤で、硫酸・硝酸・塩酸などの化学薬品が発見され、現代化学へといたる扉を開くことになった。古代から中世に存在する錬金術師はある意味科学の先駆者のようなものだ。
ハリーポッターでおなじみの伝説の錬金術師、ニコラ・フラメルをはじめ、著名な錬金術師はほとんど男性であるが、時代を先取りし、傑出した業績を残した女性の錬金術師も数多く存在する。
ここでは、歴史上忘れられた存在ではあるが、錬金術および科学に深い関心を持ち、情熱を傾けた10人の女性を見ていくことにしよう。
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![1_e6](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/9/f9db3155.jpg)
古代エジプト、アレキサンドリアにいたヒュパティアという女性は記録上最初の女性科学者である。彼女は天文学、数学、哲学を研究。また水の蒸留も行なった。
現代では単純な技術でしかないが、当時は錬金術の類であった。水を沸騰させることで、物質のエッセンスが解放され、純度を高めることができると考えられていたからだ。現代的な視点でも、それによって殺菌できるのだから確かに正しい。
ヒュパティアは美しく優雅で、話し上手であった。ゆえにアレクサンドリア総督オステレスをはじめ、数多くの男たちに求婚された。
ヒュパティアは無神論者で、オステレスはキリスト教徒。また彼女は結婚制度を信じていなかったが、2人はよき友人であった。もしかしたら恋人同士だったのかもしれない。しかしそれに嫉妬したシリルという男がアレクサンドリアを支配するようになると、異教徒の排斥に乗り出す。
オステレスは彼女に危害が及ぶことを防ぐためにヒュパティアに改宗を勧めるが、彼女はこれを拒否した。
415年、ヒュパティアはキリスト教徒の集団に拉致され、暴行の末、命を落とした。遺体からは手足が切り落とされ、焼かれたという。事件の黒幕はキュリロスだと考えられるが、カトリック教会は後年、彼を聖人として認定している。
![2_e7](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/e/2/e2b6fb8c.jpg)
スウェーデン女王クリスティーナはグスタフ2世アドルフの一人娘であり、1632年に父が崩御すると6歳にして王座についた。成長した彼女は知的な新しい考えに非常にオープンな姿勢を示すようになる。そしてストックホルムをローマのようにしたいと考え、晩年カトリックに改宗までした。
彼女には男勝りなところがあり、男装をすることもあった。また結婚を拒んだために、同性愛者ではないかと囁かれた。バチカンの文書には、彼女が両性具有と呼ばれていたとある。
そのような彼女の前にヨハネス・ブレウス(Johannes Bureus)とヨハネス・フランク(Johannes Franck)という錬金術師が現れ、賢者の石について語った。
フランクはクリスティーナこそパラケルススが予言した知性の世界に変革をもたらす「エリアス・アルティスタ」に違いないと信じた。当時、両性具有であることが極めて重要な意味を持つと考えられていたからだ。
フランクの求めに応じ、クリスティーナは錬金術の研究所を開設。また方々から貴重な古代の文献を集めた。長年の研鑽の末、彼女はついに金を作り出すことに成功したと発表するが、女であったゆえに誰も信じなかったという。
![3_e4](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/6/f68d3120.jpg)
1500~1600年代の有名な天文学者ティコ・ブラーエの妹ソフィ・ブラーエは、典型的な忘れ去られた存在だ。
ソフィは17歳で兄ティコの助手を務めるようになる。ティコは月食の周期を理論化したことで知られるが、1573年の月食の記録を手伝ったのがソフィだ。兄から学んだ天文学のほか、彼女は文学、数学、薬学、錬金術も研究した。
19歳で結婚し、男の子を出産。夫は彼女が32歳の時に亡くなるが、子供はすでに10代になっていたので、ソフィは自由な時間のすべてで園芸と錬金術に没頭することができた。また子供が相続した夫の不動産を利益が上がるようきちんと管理する手腕もあった。彼女が暮らしていた家は今「トロールホルム城(Trolleholm Castle)」と呼ばれている。
![4_e4](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/9/0/909fca28.jpg)
16世紀イタリアでは秘密が流行しており、ごく少数の者に隠されてきたとされるレシピや秘密が本として出版されていた。
むろん富や永遠の命を探求する錬金術も人気の題材で、生涯をかけて研究を進める者からは、そうした素人は”アルケミスティ・イグノランティ(無知な錬金術師)”と軽蔑の対象であった。
女性に人気の秘密の本は、美容と子育てに関するものだ。1561年、イザベラ・コルテーゼが出版した「イザベラ・コルテーゼ夫人の秘密」は、賢者の石を求める彼女の探求の旅を述べたものだ。また香水、精油、蒸留水、宝飾品に使う金属の溶かし方といった錬金術の手法についても解説されていた。
彼女は本を出版した初めての女性錬金術師であるが、その名は歴史から忘れ去られてしまった。
![5_e4](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/8/c/8c6d32af.jpg)
1500年代、貴族の家に生まれたマリー・ド・グルネーだが、兄弟と同じ教育は受けさせてもらえなかった。そこで、こっそりと独学でラテン語を学び、学術的な写本を編集する程にまでなる。
成人した彼女は、女性として初の鉱物学者兼鉱山技師になった。錬金術を研究したのは、パリに引っ越して経済苦を味わったことが原因だ。また世界で初めてフェミニスト論を出版した人物でもある。
当時、大勢の人々が地下にはノームやコボルドといった妖精がいると信じていたため、鉱物の研究を進める彼女には方々から警告が寄せられた。
科学の徒として、そうした迷信の類をはっきりと否定してきた彼女であるが、皮肉なことに後年魔女の疑いがかけられ投獄されてしまう。そして外に出ることなく80歳で獄中死している。
![6_e3](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/c/c/ccbdb712.jpg)
シェイクスピアの時代、人々は詩的なおとぎ話に夢中であった。しかし、その統治者であるエリザベス1世の関心は、帝国を拡大することと錬金術にあった。
彼女は研究者グループに参加したいと考えていたが、多忙すぎるゆえにコルネリウス・ド・ラノイという専属錬金術師を雇う。コルネリウスが賢者の石を見事発見すれば、彼女もまたそこから恩恵を受けることができると考えたのだ。
当時は宗教改革が進められた時代でもあった。処女王との異名で呼ばれたエリザベス1世は人々から女神のように崇められ、聖母マリアと比較された。
その純潔性ゆえに、彼女もまた選ばれし者であると考える錬金術師もいた。今ではほとんど知られていないが、エリザベス1世の錬金術への情熱は本物だったのだ。
![7_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/5/c/5cb10533.jpg)
コーランによれば、神はモーセに黄金の作り方を教え、モーセは姉のミリアムににそれを伝えた。2人はそれでも質素に暮らしたが、やがて彼女がクアルン(Qarun)という男と結婚し、黄金の作り方を教えると、クアルンは莫大な富を生み出し、神の怒りに触れてしまう。
4世紀の有名なエジプト人錬金術師パノポリスのゾシモスもミリアムについて記述している。しかしコーランに記載されているオリジナルの話は、彼の時代の500年前のことであった。
ゾシモスがどこでそのことを知ったのかは定かではないが、ミリアムは錬金術師の師のような存在であったと主張している。彼によれば、錬金術で金属を溶かす際に不可欠な二重鍋はミリアムの発明だという。また塩酸も彼女の発明だと述べられている。
ミリアムの実在を疑う学説もある。それによれば、ミリアムとは古代エジプトでビールを発酵させていた女性錬金術師グループを指すらしい。彼女たちは確かに夫に黄金をもたらしていたのだ。いずれにせよ、業績が本当であれば、後世の科学に大きな影響を与えていたことになる。
![8_e1](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/8/f8a1c900.jpg)
古代の記録によると、ユダヤのミリアムの弟子の中にクレオパトラ(エジプトの女王とは別人)という錬金術師がいたという。
彼女はミリアムの二重鍋を改良し、液体を蒸留する蒸留器を発明した。また生殖についても関心を抱いていたとされる。
錬金術では、人間の体液と泥や粘土を混ぜて「ホムンクルス」なる生物を作れるとされていた。このように考えられたのは、当時、人間の精子には極小サイズの完全な人間「ホムンクリ(homunculi)」が含まれていると誤解されていたことが原因だ。
一部の錬金術師は、女性の子宮がなくてもホムンクリから直接、人間を作り出せると考えていた。そしてこのようにして作られた人間は、女性によって”汚染”されていないので、特別な能力を備えているはずだと考えられた。
クレオパトラが生殖に関心を抱いたのも、ホムンクルス理論が間違っていると感じたからかもしれない。無論、正しいのは彼女の方だ。
![9_e0](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/0/3/030a8395.jpg)
1400年代に書かれた『実験(experimenti)』という写本で、カテリーナ・スフォルツァはタルク水(talc water)なる若返りの水を発見したと述べている。またこれを使うことで銀を黄金に変え、ペストまで治療できると主張している。
錬金術の研究に没頭していた彼女だが、特にそれを公表しようとは考えていなかった。彼女はただ健康や美容、あるいは経済的成功の秘密を個人的に知りたいと願っていた。
地元の薬局に赴いては、さまざまな質問をしながら薬についての知識を身につけた。特に若返りの薬と治療薬に強い関心を抱いていたが、蓄財にも興味を示した。
彼女が実験で得た知識は息子に伝えられ、彼もまた錬金術師としての道を歩んだ。銀行と政治で巨大な権勢を振るったメディチ家を興したのは、彼女の孫である。
![10_e1](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/1/c/1c71a789.jpg)
ルイ16世の治世、マリー・ムルドラックはフランスの貴族の家に生まれた。ベルサイユで薬とアルコールと異性に溺れるのが貴族の常であったが、マリーは錬金術に興味を持つようになる。そして法定の上限以上に加熱できるかまど付きの研究所を作ってもらえるよう王に懇願した。
マリーが主に使った素材は、塩と硫黄と水銀だ。また動物実験を行なったり、美容にいい物質を作ろうともした。
非常に控えめな性格で、繰り返し実験を行い、真実であると確信に行ったったものしか発表したくないと綴っている。また完成した本を2年間も手元に置いた理由について、男性は女性を見下すようにできており、女性は知識を誇るべきではないからとも述べている。
しかし男と女にさしたる違いはないと悟ったことで、ついに出版を決意する。錬金術師として有名になると、彼女は貧しい者たちに無償で薬を分け与えるようになった。2冊目の本のタイトルは『女性に役立つ便利で簡単な化学(La Chymie Charitable et Facile, en Faveur des Dames)』である。
References:10 Forgotten Female Alchemists From Throughout History - Toptenz.net/
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![0_e2](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/3/1/313281e8.jpg)
錬金術とはただの金属を金(貴金属)に変える試みのことだ。また永遠の命をもたらす「賢者の石」の作成も目的の1つであった。
古代ギリシアのアリストテレスらは、万物は火、気、水、土の四大元素から構成されていると考えた。だとすれば金属を黄金に変成することも可能だと考えた。
これに成功した者は誰一人としていないが、錬金術師の試行錯誤で、硫酸・硝酸・塩酸などの化学薬品が発見され、現代化学へといたる扉を開くことになった。古代から中世に存在する錬金術師はある意味科学の先駆者のようなものだ。
ハリーポッターでおなじみの伝説の錬金術師、ニコラ・フラメルをはじめ、著名な錬金術師はほとんど男性であるが、時代を先取りし、傑出した業績を残した女性の錬金術師も数多く存在する。
ここでは、歴史上忘れられた存在ではあるが、錬金術および科学に深い関心を持ち、情熱を傾けた10人の女性を見ていくことにしよう。
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10. ヒュパティア:記録上最初の女性科学者
![1_e6](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/9/f9db3155.jpg)
古代エジプト、アレキサンドリアにいたヒュパティアという女性は記録上最初の女性科学者である。彼女は天文学、数学、哲学を研究。また水の蒸留も行なった。
現代では単純な技術でしかないが、当時は錬金術の類であった。水を沸騰させることで、物質のエッセンスが解放され、純度を高めることができると考えられていたからだ。現代的な視点でも、それによって殺菌できるのだから確かに正しい。
ヒュパティアは美しく優雅で、話し上手であった。ゆえにアレクサンドリア総督オステレスをはじめ、数多くの男たちに求婚された。
ヒュパティアは無神論者で、オステレスはキリスト教徒。また彼女は結婚制度を信じていなかったが、2人はよき友人であった。もしかしたら恋人同士だったのかもしれない。しかしそれに嫉妬したシリルという男がアレクサンドリアを支配するようになると、異教徒の排斥に乗り出す。
オステレスは彼女に危害が及ぶことを防ぐためにヒュパティアに改宗を勧めるが、彼女はこれを拒否した。
415年、ヒュパティアはキリスト教徒の集団に拉致され、暴行の末、命を落とした。遺体からは手足が切り落とされ、焼かれたという。事件の黒幕はキュリロスだと考えられるが、カトリック教会は後年、彼を聖人として認定している。
9. スウェーデン女王クリスティーナ:錬金術研究所を開設
![2_e7](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/e/2/e2b6fb8c.jpg)
スウェーデン女王クリスティーナはグスタフ2世アドルフの一人娘であり、1632年に父が崩御すると6歳にして王座についた。成長した彼女は知的な新しい考えに非常にオープンな姿勢を示すようになる。そしてストックホルムをローマのようにしたいと考え、晩年カトリックに改宗までした。
彼女には男勝りなところがあり、男装をすることもあった。また結婚を拒んだために、同性愛者ではないかと囁かれた。バチカンの文書には、彼女が両性具有と呼ばれていたとある。
そのような彼女の前にヨハネス・ブレウス(Johannes Bureus)とヨハネス・フランク(Johannes Franck)という錬金術師が現れ、賢者の石について語った。
フランクはクリスティーナこそパラケルススが予言した知性の世界に変革をもたらす「エリアス・アルティスタ」に違いないと信じた。当時、両性具有であることが極めて重要な意味を持つと考えられていたからだ。
フランクの求めに応じ、クリスティーナは錬金術の研究所を開設。また方々から貴重な古代の文献を集めた。長年の研鑽の末、彼女はついに金を作り出すことに成功したと発表するが、女であったゆえに誰も信じなかったという。
8. ソフィ・ブラーエ:天文学者の兄を支える
![3_e4](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/6/f68d3120.jpg)
1500~1600年代の有名な天文学者ティコ・ブラーエの妹ソフィ・ブラーエは、典型的な忘れ去られた存在だ。
ソフィは17歳で兄ティコの助手を務めるようになる。ティコは月食の周期を理論化したことで知られるが、1573年の月食の記録を手伝ったのがソフィだ。兄から学んだ天文学のほか、彼女は文学、数学、薬学、錬金術も研究した。
19歳で結婚し、男の子を出産。夫は彼女が32歳の時に亡くなるが、子供はすでに10代になっていたので、ソフィは自由な時間のすべてで園芸と錬金術に没頭することができた。また子供が相続した夫の不動産を利益が上がるようきちんと管理する手腕もあった。彼女が暮らしていた家は今「トロールホルム城(Trolleholm Castle)」と呼ばれている。
7. イザベラ・コルテーゼ:始めて本を出版した女性錬金術師
![4_e4](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/9/0/909fca28.jpg)
16世紀イタリアでは秘密が流行しており、ごく少数の者に隠されてきたとされるレシピや秘密が本として出版されていた。
むろん富や永遠の命を探求する錬金術も人気の題材で、生涯をかけて研究を進める者からは、そうした素人は”アルケミスティ・イグノランティ(無知な錬金術師)”と軽蔑の対象であった。
女性に人気の秘密の本は、美容と子育てに関するものだ。1561年、イザベラ・コルテーゼが出版した「イザベラ・コルテーゼ夫人の秘密」は、賢者の石を求める彼女の探求の旅を述べたものだ。また香水、精油、蒸留水、宝飾品に使う金属の溶かし方といった錬金術の手法についても解説されていた。
彼女は本を出版した初めての女性錬金術師であるが、その名は歴史から忘れ去られてしまった。
6. マリー・ド・グルネー:女性初の鉱物学者
![5_e4](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/8/c/8c6d32af.jpg)
1500年代、貴族の家に生まれたマリー・ド・グルネーだが、兄弟と同じ教育は受けさせてもらえなかった。そこで、こっそりと独学でラテン語を学び、学術的な写本を編集する程にまでなる。
成人した彼女は、女性として初の鉱物学者兼鉱山技師になった。錬金術を研究したのは、パリに引っ越して経済苦を味わったことが原因だ。また世界で初めてフェミニスト論を出版した人物でもある。
当時、大勢の人々が地下にはノームやコボルドといった妖精がいると信じていたため、鉱物の研究を進める彼女には方々から警告が寄せられた。
科学の徒として、そうした迷信の類をはっきりと否定してきた彼女であるが、皮肉なことに後年魔女の疑いがかけられ投獄されてしまう。そして外に出ることなく80歳で獄中死している。
5. エリザベス1世:錬金術への飽くなき情熱
![6_e3](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/c/c/ccbdb712.jpg)
シェイクスピアの時代、人々は詩的なおとぎ話に夢中であった。しかし、その統治者であるエリザベス1世の関心は、帝国を拡大することと錬金術にあった。
彼女は研究者グループに参加したいと考えていたが、多忙すぎるゆえにコルネリウス・ド・ラノイという専属錬金術師を雇う。コルネリウスが賢者の石を見事発見すれば、彼女もまたそこから恩恵を受けることができると考えたのだ。
当時は宗教改革が進められた時代でもあった。処女王との異名で呼ばれたエリザベス1世は人々から女神のように崇められ、聖母マリアと比較された。
その純潔性ゆえに、彼女もまた選ばれし者であると考える錬金術師もいた。今ではほとんど知られていないが、エリザベス1世の錬金術への情熱は本物だったのだ。
4. ユダヤのミリアム:存在自体がミステリー(諸説あり)
![7_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/5/c/5cb10533.jpg)
コーランによれば、神はモーセに黄金の作り方を教え、モーセは姉のミリアムににそれを伝えた。2人はそれでも質素に暮らしたが、やがて彼女がクアルン(Qarun)という男と結婚し、黄金の作り方を教えると、クアルンは莫大な富を生み出し、神の怒りに触れてしまう。
4世紀の有名なエジプト人錬金術師パノポリスのゾシモスもミリアムについて記述している。しかしコーランに記載されているオリジナルの話は、彼の時代の500年前のことであった。
ゾシモスがどこでそのことを知ったのかは定かではないが、ミリアムは錬金術師の師のような存在であったと主張している。彼によれば、錬金術で金属を溶かす際に不可欠な二重鍋はミリアムの発明だという。また塩酸も彼女の発明だと述べられている。
ミリアムの実在を疑う学説もある。それによれば、ミリアムとは古代エジプトでビールを発酵させていた女性錬金術師グループを指すらしい。彼女たちは確かに夫に黄金をもたらしていたのだ。いずれにせよ、業績が本当であれば、後世の科学に大きな影響を与えていたことになる。
3. クレオパトラ:蒸留器の発明
![8_e1](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/f/8/f8a1c900.jpg)
古代の記録によると、ユダヤのミリアムの弟子の中にクレオパトラ(エジプトの女王とは別人)という錬金術師がいたという。
彼女はミリアムの二重鍋を改良し、液体を蒸留する蒸留器を発明した。また生殖についても関心を抱いていたとされる。
錬金術では、人間の体液と泥や粘土を混ぜて「ホムンクルス」なる生物を作れるとされていた。このように考えられたのは、当時、人間の精子には極小サイズの完全な人間「ホムンクリ(homunculi)」が含まれていると誤解されていたことが原因だ。
一部の錬金術師は、女性の子宮がなくてもホムンクリから直接、人間を作り出せると考えていた。そしてこのようにして作られた人間は、女性によって”汚染”されていないので、特別な能力を備えているはずだと考えられた。
クレオパトラが生殖に関心を抱いたのも、ホムンクルス理論が間違っていると感じたからかもしれない。無論、正しいのは彼女の方だ。
2. カテリーナ・スフォルツァ:タルク水を発見
![9_e0](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/0/3/030a8395.jpg)
1400年代に書かれた『実験(experimenti)』という写本で、カテリーナ・スフォルツァはタルク水(talc water)なる若返りの水を発見したと述べている。またこれを使うことで銀を黄金に変え、ペストまで治療できると主張している。
錬金術の研究に没頭していた彼女だが、特にそれを公表しようとは考えていなかった。彼女はただ健康や美容、あるいは経済的成功の秘密を個人的に知りたいと願っていた。
地元の薬局に赴いては、さまざまな質問をしながら薬についての知識を身につけた。特に若返りの薬と治療薬に強い関心を抱いていたが、蓄財にも興味を示した。
彼女が実験で得た知識は息子に伝えられ、彼もまた錬金術師としての道を歩んだ。銀行と政治で巨大な権勢を振るったメディチ家を興したのは、彼女の孫である。
1. マリー・ムルドラック:貧しいものに無償で薬を分け与える
![10_e1](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/1/c/1c71a789.jpg)
ルイ16世の治世、マリー・ムルドラックはフランスの貴族の家に生まれた。ベルサイユで薬とアルコールと異性に溺れるのが貴族の常であったが、マリーは錬金術に興味を持つようになる。そして法定の上限以上に加熱できるかまど付きの研究所を作ってもらえるよう王に懇願した。
マリーが主に使った素材は、塩と硫黄と水銀だ。また動物実験を行なったり、美容にいい物質を作ろうともした。
非常に控えめな性格で、繰り返し実験を行い、真実であると確信に行ったったものしか発表したくないと綴っている。また完成した本を2年間も手元に置いた理由について、男性は女性を見下すようにできており、女性は知識を誇るべきではないからとも述べている。
しかし男と女にさしたる違いはないと悟ったことで、ついに出版を決意する。錬金術師として有名になると、彼女は貧しい者たちに無償で薬を分け与えるようになった。2冊目の本のタイトルは『女性に役立つ便利で簡単な化学(La Chymie Charitable et Facile, en Faveur des Dames)』である。
References:10 Forgotten Female Alchemists From Throughout History - Toptenz.net/
☆現在の錬金術は仮想通貨化か?
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