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![0_e0](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/b/0/b030c32a.jpg)
人が理解を求めているようなときに、相手から「こうしたらいいよ」などと言われても、物事は上手くいかないことの方が多い。両者ともに腑に落ちぬ思いを抱え、距離が離れるのがオチだ。
こうしたすれ違いは、ジョン・グレイ博士が『男は火星から、女は金星からやってきた』で書いたことそのままだと思う人もいるかもしれない。グレイ博士は、女性は共感を、男性は解決策を求めると論じていた。
多くのセラピストが、性差に関する彼の主張には科学的な根拠がないと批判している。しかし最近の研究は、これについて彼の見解が正しいことを証明したかもしれない。
アメリカ・メリーランド大学とワイオミング大学の研究者は、感情的サポート(共感)と情報的サポート(解決に向けての情報提供)との違いを研究した。彼らが注目したのは、ある人が求めていたサポートの種類とその人が受けたサポートの種類だ。
調査対象となったのは114組の新婚夫婦だ。
どの夫婦も初婚の男女の夫婦である。
受けているサポートの種類を確かめるために、感情的サポートは「状況に上手く対応していると思うと伝えた」といった質問、情報的サポートは「現在の状況に関する事実や情報を教えた」という質問で判断した。
![1_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/d/d/dd3a1375.jpg)
まず目についたのは、感情的サポートを受ける人は、気分がよくなり、関係について満足度が高まることだった。
さらに、妻たちは感情的サポートと情報的サポートのどちらについても、実際に受けている以上にもっと欲しがっていたということも分かった。
夫も実際以上に感情的サポートを求めていたが、情報的サポートについては大丈夫だと感じていた。
![3_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/d/b/dbad16ad.jpg)
次の発見は微妙だが、重要だ。
情報的サポートを好んでいた夫たちは、情報的サポートを受けるほどに、気分がよくなっていた。一方、情報的サポートを好まない妻たちは、情報的サポートを受けるほどに、気分が悪くなっていた。
夫が情報的サポートを好ましく思っていても、妻もそうだとは限らない。自分の気分をよくする情報が、実は妻の気分を悪くしているかもしれない場合もあるということだ。
![2_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/1/7/1770c5db.jpg)
研究チームは、個人差もあるとした上で「夫婦は情報的サポートではなく、感情的サポートを与えるよう心得たほうがいいかもしれない」と結論づけている。
情報的サポートを与えるべきかどうかについては、相手の好みを把握する必要がある。
ある夫婦コンサルタントもこうした発見に納得している。
彼によると、こうしたパターンは繰り返し観察されるものであるらしい。典型的なのが、妻はサポートを求め、夫は助言を求めているために、どちらも不満を感じ、距離が離れていくというものだ。
幸いにも解決策は簡単で、今回の研究結果と一致している。基本はまず感情的サポートだ。特に情報を持っていないのなら、感情的サポートを与えると良いだろう。
それ以上は、相手に自分が求めているものを伝えたり、相手が求めているものを確かめたりしよう。
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あなたが何かについてサポートを必要としているのなら、相手に共感が欲しいのか、アドバイスが欲しいのか伝えるのだ。相手なら分かってくれるはずではダメなのだ。あなたが求めていることを伝えるのだ。
「ねえ、ちょっと愚痴りたいんだけど。別にアドバイスなんて欲しくないから。話を聞いて、分かろうとしてくれない?」
「なあ、ちょっと困っていてね。どうするべきかアドバイスが欲しいんだが?」
こんな具合にしてみよう。もし相手がこんな風に切り出してこなかったら、聞き手になるあなたのほうから確かめればいい。
「解決策を考えればいいかな? それとも理解だけすればいい?」
どちらが求められているのかはっきりさせるのだ。簡単なことだ。
男脳、女脳などという分類は存在しないかもしれないし、個人差も大いにあるが、思考回路に違いがあるにはあるということだ。
![0_e0](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/b/0/b030c32a.jpg)
人が理解を求めているようなときに、相手から「こうしたらいいよ」などと言われても、物事は上手くいかないことの方が多い。両者ともに腑に落ちぬ思いを抱え、距離が離れるのがオチだ。
こうしたすれ違いは、ジョン・グレイ博士が『男は火星から、女は金星からやってきた』で書いたことそのままだと思う人もいるかもしれない。グレイ博士は、女性は共感を、男性は解決策を求めると論じていた。
多くのセラピストが、性差に関する彼の主張には科学的な根拠がないと批判している。しかし最近の研究は、これについて彼の見解が正しいことを証明したかもしれない。
新婚夫婦を対象にサポートの種類と受け止め方を調査
アメリカ・メリーランド大学とワイオミング大学の研究者は、感情的サポート(共感)と情報的サポート(解決に向けての情報提供)との違いを研究した。彼らが注目したのは、ある人が求めていたサポートの種類とその人が受けたサポートの種類だ。
調査対象となったのは114組の新婚夫婦だ。
どの夫婦も初婚の男女の夫婦である。
受けているサポートの種類を確かめるために、感情的サポートは「状況に上手く対応していると思うと伝えた」といった質問、情報的サポートは「現在の状況に関する事実や情報を教えた」という質問で判断した。
![1_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/d/d/dd3a1375.jpg)
感情的サポートは男女ともに好ましい
まず目についたのは、感情的サポートを受ける人は、気分がよくなり、関係について満足度が高まることだった。
さらに、妻たちは感情的サポートと情報的サポートのどちらについても、実際に受けている以上にもっと欲しがっていたということも分かった。
夫も実際以上に感情的サポートを求めていたが、情報的サポートについては大丈夫だと感じていた。
![3_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/d/b/dbad16ad.jpg)
情報的サポートを好む夫もいるが、妻はそれを好まない場合も
次の発見は微妙だが、重要だ。
情報的サポートを好んでいた夫たちは、情報的サポートを受けるほどに、気分がよくなっていた。一方、情報的サポートを好まない妻たちは、情報的サポートを受けるほどに、気分が悪くなっていた。
夫が情報的サポートを好ましく思っていても、妻もそうだとは限らない。自分の気分をよくする情報が、実は妻の気分を悪くしているかもしれない場合もあるということだ。
![2_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/1/7/1770c5db.jpg)
夫婦間で重要なのは感情的サポート
研究チームは、個人差もあるとした上で「夫婦は情報的サポートではなく、感情的サポートを与えるよう心得たほうがいいかもしれない」と結論づけている。
情報的サポートを与えるべきかどうかについては、相手の好みを把握する必要がある。
ある夫婦コンサルタントもこうした発見に納得している。
彼によると、こうしたパターンは繰り返し観察されるものであるらしい。典型的なのが、妻はサポートを求め、夫は助言を求めているために、どちらも不満を感じ、距離が離れていくというものだ。
幸いにも解決策は簡単で、今回の研究結果と一致している。基本はまず感情的サポートだ。特に情報を持っていないのなら、感情的サポートを与えると良いだろう。
それ以上は、相手に自分が求めているものを伝えたり、相手が求めているものを確かめたりしよう。
![4_e](http://livedoor.blogimg.jp/karapaia_zaeega/imgs/1/8/1863f7b7.jpg)
どんなサポートが欲しいのかまず伝えることも大事
あなたが何かについてサポートを必要としているのなら、相手に共感が欲しいのか、アドバイスが欲しいのか伝えるのだ。相手なら分かってくれるはずではダメなのだ。あなたが求めていることを伝えるのだ。
「ねえ、ちょっと愚痴りたいんだけど。別にアドバイスなんて欲しくないから。話を聞いて、分かろうとしてくれない?」
「なあ、ちょっと困っていてね。どうするべきかアドバイスが欲しいんだが?」
こんな具合にしてみよう。もし相手がこんな風に切り出してこなかったら、聞き手になるあなたのほうから確かめればいい。
「解決策を考えればいいかな? それとも理解だけすればいい?」
どちらが求められているのかはっきりさせるのだ。簡単なことだ。
男脳、女脳などという分類は存在しないかもしれないし、個人差も大いにあるが、思考回路に違いがあるにはあるということだ。