
朝食用のバゲットを買いにQueue(クー)へ行ったのですが、
お店に入るなり、バゲットの容器を抱えたところを目撃!
やった、焼き立てー買えるなんてラッキー!と喜んでいると、
お店の奥のバゲットを置くあたりに女性がいて、
お店の人が「すみません、お客様」と何度か言っているのに、
いっこうに気がつかない様子。
ようやく気づいてバゲットを定位置に置いたので、
1本取りに奥へ行くと、
クグロフが数種置いてある壁面を前に、
その女性は誰に、いくつ買うかを計算していたらしく、
黒豆のクグロフだけを爆買いしててトレーに山盛り。
あまりの数の多さに、どうしても確かめたくて、
これ、美味しいんですか?と聞いてみました。
女性は美味しいからお土産にあげようと思っているとの事。
この黒豆が美味しいんですね?と、重ねて訊くと、
私は美味しいと思う、と控えめな答えが返ってきました。
そういうことなら試さなきゃと小を1個。
目的のバゲットと衝動買いのクッペ、ベーグルの四つでお会計。
バゲットは気泡もたくさん入っていて、とても美味しかったです。
全粒粉クッペはちょっともったりしてて今ひとつ。
キャラメルベーグル…プレーンかブルーベリーのほうが好みでした。
黒豆のクグロフは少し甘めでしたが、しっとりと美味しかったです。
お友達へ、ちょっとしたお礼、そんな時に良いかもです。
余談ですが、
数日前、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組でやってた、
クープ・デュ・モンド(ベーカリー・ワールドカップ)の日本代表にまで選ばれた
彼の仕事への姿勢が素晴らしい。
岐阜の飛騨高山で「トラン・ブルー」というお店をやっていますが、
田舎にこそ美味しいパン屋さんが必要なのだと、
故郷でパン屋さんを開きたいという人だけをお弟子さんにしています。
そのお弟子さんが修行で作るパンにも厳しく、
バゲットの切り込みが等間隔でないというだけで売り物にしません。
そんな番組を見たあとだけに、これはちょっと気になりました。
味が良くても、商品としての完成度を問う。
成瀬さんは惰性を許さないことを大切にしているとのこと。
常に100%を目指す緊張感が腕をあげる、
世界レベルのパン職人とはこういうものなのだと感動しました。
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