叔父に、自作の庭を案内して貰いました。
「今は、花が一番少ない時期だよ。」
と言いながらも丁寧に説明してくれました。
叔父は、山野草の栽培家です。
手折って渡してくれたのは、シモバシラという植物。
花が霜柱に似ているのではなく、
冬になると、根本に氷柱が出来るのが名前の由来のようです。
これは、ヤマシャクヤクの実で、濃い紅花だそうです。
ヤマシャクヤクの花は一般的には白く、
稀に黄色もあるとのこと。
で、こちらは斑入りの薔薇ですが・・・
このような変種を、ずっと探し続けて来ているようです。
栽培家同士で交換もするようですが、
変種の他、新種を見付けるのも得意なようです。
斑入りのリンドウは、透き通った青色です。
斑入りのツワブキ。
写真では分かり難いのですが、花びら一つ一つの濃淡が異なります。
スプレータイプのツワブキもあります。
ダイモンジソウの種類は、もともと多いです。
ユキノシタの仲間ですが、ユキノシタではありません。
崖などに自生する「ヒトツバ」というシダ植物ですが、これも変種です。
同じ斑入りでも、斑の入り方は様々です。
こちらはツルニンジンで、不思議な色をしています。
叔父は、苦労して栽培したものでも、
山野草が好きな人だと知ると、快く分けてくれます。
販売もしています。
なのに、叔父の庭は 度々盗難に遭っているようです。
基本、様々な許可を得て、自力で山野草を探し
生育環境を熟知した上で、苦労を重ねて栽培しています。
ここで、お願いです。
叔父の庭に限らず、
どこかで 珍しい、好きな植物を見付けてしまったら
その場所から根こそぎ持ち去るようなことは
しないで下さい。
帰りに、お土産を貰いました。(*^^*)
ダイモンジソウ・ノコンギク・ホトトギス他・・・色々。
母には、
「嫌だー! 雑草を貰って来ないで!」
と、叱られましたが・・・
敷地の縁や石垣に、しっかり植え付けてしまいました~ (*^^*)
わかる人にはわかる。
わからない人には全くわからない。
それが山野草の世界・・・ なのでしょうか。