2月29日。翌3月1日は第2回目ライブ出演の日である。
前日は一応特別な予定を入れないでいた。
そこで、再びトーダルご希望の「3本線が入ったアディダスの服」を探しに行くことになった。
前回駐車場が満車で入れなかったイオンモール京都ハナに行ったが、サイズがちょうどいいのがない。
1階の魚屋でトーダルは前日食べた「くもこ」やロシア語で説明されても何か分からなかった「なまこ」が売られているのを発見して、狂喜し写真を撮っていた。
「これで値段も分かるし完璧だ。」
と言ったが、その魚屋さんでは何も買わなかった。(^^;) われわれは海産物じゃなくて、アディダスを探してさまよっているのである。
http://kyoto-hana.aeonmall.com/cgi-bin/shop.cgi?sn=13133&p=g
次にスポーツ館ミツハシ京都烏丸御池本店もくまなく探した。
http://www.3284.net/tenpo/ten1.html
こんなに大きい店なのに、トーダルの体に合うサイズのものが、なかなかないのである。
(ずっと「やせなくては・・・。」とつぶやくトーダル。しかもこの人、腕が長いんだわ。)
見つかったと思ったら
「色が白だと、お腹が出っ張って見えるから。」
やだ、と商品を元に戻した。そしてようやく好きな色の赤で、大きさがぴったりなのを見つけたら、値段が8000円もして、さんざん迷った挙句あきらめてしまった。
そして最後の望みは・・・イズミヤ白梅町店。
「イズミヤにもっと安くていい服が売られていた。」
などという情報をすでにつかんでいたトーダルであった。素早いぞ。
その後、捨平が行きたいと行ったホームセンターに行き、仕事に使うのみだの、かんなだのを購入。
そこの防災グッズコーナーでは電池式ではなく、自家発電して(レバーをぐるぐる回すことによって)光る懐中電灯を購入。
こういうすごい発明品に感動するベラルーシ人である。
トーダルは
「友達に頼まれた。日本のが世界で一番薄いんでしょ?」
と極薄まな板なるものを買っていた。こんなものが開発されているとは、マーサは知らなかったよ。ベラルーシ人のほうがよっぽど日本通ではないか。
アディダスはイズミヤ白梅町店で買うとして、その方向に行き先を変え、トーダルが倉敷で探していて買わなかった、お面を買いに千本釈迦堂へ行った。
千本釈迦堂についてはこちら。おかめで有名です。
http://www.hi-ho.ne.jp/kyoto/senbonsyakadou.html
ここへ行けば、おかめの面は売られているというマーサ母からのアドバイスだった。すると確かに種類はおかめしかないが、お面が売られている。
トーダルはその中から実際にかぶることができるサイズのものを買った。
私はそこでもちろん、おかめ(阿亀)という妻がどれほど賢くて立派な妻であったか、という話をベラルーシ人の男二人に話しておいた。
(こういう機会に、千代といい、おかめといい、日本人の妻がどれほどすばらしいのかを捨平の脳裏にすりこんでおくのだ。)
その後千本釈迦堂から近い、イズミヤ白梅町店の前でトーダルは車を降りた。自分のアディダスのために、これ以上つき合わすのは悪いと思ったので、一人でイズミヤへ・・・
マーサ父、捨平、マーサはまっすぐ帰宅した。
その後しばらくしてやってきたトーダルのその姿は・・・!(画像参照)
ついに3本線が入ったアディダスの服を購入! フードつきのはあきらめたが、残ったお金で、ピューマのバッグも買えた!
「8000円の服をさっきの店で買おうかと思っていたけど、イズミヤで服とカバンと両方買えて、お釣りがきました!」
と大喜びのトーダル。
ああ、すばらしいイズミヤ! ベラルーシ人のトーダルも感動! ありがとうイズミヤ!
というわけで、イズミヤ白梅町店についてはこちら。
http://www.izumiya.co.jp/shop/kansai/kyoto/076_info.php
その日の午後7時にはVesna!へマトリョミン合奏部のみなさんが練習に来た。
Vesna!マトリョミン合奏部についてはこちら。
http://www.mandarinelectron.com/matryomin/club_vesna.html
3月1日のライブではトーダルはがマトリョミン合奏部と1曲「わにのゲーナの歌」を共演することになっており、いっしょに練習することになった。
マトリョミンのほかにオルケステル・ドレイデルのアコーディオン奏者、白石さんもいっしょに演奏することになっていたのだが、せっかくなのでギターも弾きながらロシア語でトーダルに歌詞を歌ってもらうことにした。
「ベラルーシ人のスーパースターにロシアのアニメソングを歌ってもらうなんて、いいんでしょうか?」
と合奏部長でもあるうさぎさんからは遠慮がちな申し出があったのだが、トーダルは
「ああ、いいですよ。」
とあっさり承諾した。
この曲は2番までしかないのだが、3番まで演奏し、1番は歌なし、2番に本来の1番の歌詞を、3番に本来2番の歌詞を歌って、じょじょに盛り上げよう、というマトリョミン合奏部の作戦だった。
「わにのゲーナの歌」の練習は全てうまくいき、これで大丈夫なのではないか、とあっと言う間に練習が終わった。
マトリョミン合奏部のみなさんは「緊張した。」と後で言っておられたが、トーダルはあくびまじりでごめんなさい。
しかもアニメどおりに歌うのはいやだったらしく、やたら低音で歌って
「こういう歌い方でやってみようと思っているのですが、いいですか?」
と一応、承諾を得ていた。
いいのか? 紳士なわにのゲーナが何だが男臭くなっているぞ。
そのほかにマトリョミン合奏部が演奏する曲はこちら。合奏部メンバーの丸尾さんのブログです。日本のアニメソングメドレーなのね。
http://yaplog.jp/ganymede/archive/299
さて、この2月29日、ベラルーシからビッグニュースが舞い込んできた!
毎年2月下旬にミンスクで行われている「ロック・カラナツィヤ」授賞式。
今年は29日に行われ、トーダルが全面的に製作協力した、ユニセフ創立60周年記念アルバム「子守歌」が「最優秀音楽プロジェクト賞」を受賞したのだ!!!
おめでとう、トーダル! プロモーションビデオで、山猫の着ぐるみを着てがんばったかいがあったよ・・・(^^;)
これでまた君の華麗なる受賞歴に新しい1ページが書き加えられたよ。
(詳しくはこのブログ内「トーダルの受賞歴」「子守歌(2007年)」「山猫」を参照。)
ロック・カラナツィヤについてのニュースはこちら。ただし全部ベラルーシ語。
http://music.fromby.net/article/1108/