みつばちマーサのベラルーシ音楽ブログ

ベラルーシ音楽について紹介します!

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 36 「ギター!!」

2008年04月03日 | トーダル
 旅を終え京都のマーサ実家に戻ったわれわれ7人組。
 車を運転していたので、回転寿司屋でお酒が飲めなかったマーサ父のため、家で飲み会の開催。(←また飲んでる。この滞在記を書いた後、人々の私を見る目が変りそうで怖い。)

 トーダルはさっそくマトリョミンのアンプをうさぎさんから借りて、ギブソンのギターにつないだ。
 初めてアンプから音を出し、感激のトーダル。(画像参照。)
「ベリベリベリーナイス!!!」

 そして、みんなの宴会のため、歌を歌ってくれたのだった。
 トーダルの生歌を家でお酒を飲みながら聴けるなんて、なんてリッチなんでしょう。王様になった気分だわい。
 世界中のトーダルファンよ、私たちをうらやましがってくれい。(^^;)

 こうして充実の四国旅行は終わった・・・。
 しかし、翌日まだ飽きもせず、旅に出るわれわれだった・・・。


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 35 「回転寿司」

2008年04月03日 | トーダル
すっかり日も暮れてから八千代南小学校を出発し、京都への帰路に着いた。
 高速道路を下り、京都に到着すると、トーダルは
「まるで故郷に戻ってきたような気がする・・・。アリガトゴザイマシタア!」
と叫んでいた。

 その日の夕食であるが、もう遅くなっていたのと、だいぶお腹がすいていたのと、そして捨平が大好きだ、ということで、回転寿司屋に行くことにした。
 捨平は来日2回目であるが、初めて来たときに回転寿司に連れて行ったら、最高に感動し、帰国後もベラルーシ人の友人に
「日本で何が一番おもしろかった?」
ときかれると、必ず回転寿司を挙げ、いかに効率のよいシステムであるかと、こと細かく説明していた。難しいと思うがミンスクに回転寿司屋をオープンさせたいというひそかな夢を抱いているぐらいである。
 
 それで、今回も日本にいったら、また回転寿司に行きたいと言っていたので、この日、「くら寿司」に行くことになった。
 そこで捨平が見たものは・・・はるかに進化した回転寿司だった・・・!!! 

 ベルトコンベアに流れてこないネタの注文は各座席にある液晶ディスプレイから!(すごいコンピュータ化!)
 お皿の裏にはコードシールなるものが貼ってあり、回収口に放り込んだお皿の数を自動的にカウント! (もう人間がいちいちお皿の数を数えなくていいではないか!)
 さらにお皿を5枚入れるごとに、ディスプレイ画面で「ビッくらポン!」というゲームができる。(はちの子大喜び!)
 ビッくらポン!についてはこちら。

http://www.kura-corpo.co.jp/amenity.html


 そしたら10回ゲームができて、3回賞品が当たった。
 捨平はますます回転寿司に感動し、
「日本人の考えることはすばらしい!」
と大絶賛した。

 ところが、今まで全ての日本食に大喜びしていたトーダルがここで初めて、
「回転寿司はあまり気に入らなかった・・・。」
という感想を述べた。
 その理由は
「せわしない。」(目指すお皿をすばやく自分で取ったり、回収口にカチャンカチャンと入れたりするのが。またゲームもせわしない。)
「昼食はいいけど、夕食はゆっくり落ち着いて食べるのが好きです・・・。」
 私たちが京都に帰るのが遅すぎて、だいぶお腹がすいており、大慌てしながら
「トーダル、どれ食べたい?!」
「あ、これ食べたら? おいしいよ!」
「それ、1個ちょうだい。」
「あ、食べたらお皿こっちね。あと1枚でゲームできる。」
と日本人が騒ぎまくったのが、「せわしない」と感じたらしい。
 捨平は逆に
「それが楽しいのに。ベラルーシでこんなことが体験できるか?」
とベラルーシ人男二人の意見が分かれた瞬間だった。(^^;)

 画像は食べ過ぎてお腹が苦しい捨平。
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 34 「八千代南小学校 体育館」

2008年04月02日 | トーダル
 八千代南小学校の生徒数は250人で、各学年1クラスか2クラスしかないが、学校自体はすばらしい学校である。
 コンピューター教室もある。和室の作法室もある。音楽室にはキーボードが並んでいるわ、各机の蓋を開けると鍵盤が出てくるし、日本人の私も圧倒されてしまった。はちの子をこの学校に入学させたい、と思ったよ。
 第2ベビーブーム世代である私が、こういう「村の学校」ではなく、ベッドタウンの子ども人口の急増にあわてて作った校舎でぎゅう詰めになって勉強させられていたのとは、大違いである。
 校舎自体もちろん、母が通っていた頃とは違って、新しく建て直されているものだが、廊下も階段も広々としているし、細かいところまで配慮が行き届いていて、うらやましい限りである。
 職員室にお邪魔させていただくと、トランプで手品をしてくれる先生がいるし、この学校で登校拒否など起こす生徒がいたら、私自らその子に説教したくなるような学校である。 
 
 それにこの学校は文化教育にも力を入れていて、体育館に歌手を招いてコンサートを開いている。すごいことにミラノ座のフルート奏者の人を招待したこともあるという学校なのだ。
 これにはトーダルもびっくり。音楽室の楽器の充実ぶりにもびっくり。
 電源を入れてもらって、鍵盤を叩いていました。
 体育館ではさっそく、歌いだすし。(画像参照。)

 またいつか八千代南小学校へ行きたいと思いました。(次回はちゃんと生徒さんがいるときに・・・。) 
 校長先生、職員室の先生がた、遅くにお邪魔したにもかかわらず、暖かく迎えてくださってありがとうございました。

 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 33 「八千代南小学校 校長室」

2008年04月01日 | トーダル
倉敷を出発した後、兵庫県多可郡多可町にある八千代南小学校へ行った。
 八千代南小学校についてはこちら。

http://www1.town.yachiyo.hyogo.jp/yachiyo-s-el/


 兵庫県多可町についてはこちら。

http://www.takacho.jp/index.html


 八千代南小学校はマーサ母の母校である。そして現在の校長先生は母の同級生なのである。
 この渡辺校長先生には、マーサは大変お世話になっていながら、一度もお会いしたことがなく、(メール交換などはしているが・・・)帰国したときにはぜひお礼が言いたいと思っていた。
 
 そして今回、お忙しい中、渡辺先生が連絡してくださり、倉敷から京都へ帰る途中、兵庫県の八千代小学校へ立ち寄ることになった。
 到着したときにはすでに夕方で遅くなっていたが、渡辺先生は待っていてくださった。
 画像の様子は校長室でお茶をいただきながら、お話をしているところ。

 私は渡辺先生にお会いするという夢がかない、また先生と母の母校を訪れることができ、本当にうれしかった。
 この学校では授業の一環として、竹細工の専門家を招き、生徒さんたちに竹とんぼやがりがりプロペラなどの伝統玩具の作り方を教えている。
 そのおかげで、竹とんぼなどの日本のおもちゃをチロ基金が寄贈してもらっており、ベラルーシの子どもたちにあげたり、作り方を教えたりして、日本の文化を紹介しているのだ。

(チロ基金についてこちら。)

http://belapakoi.s1.xrea.com/chiro/index.html


 今回お会いしたときも、また竹とんぼや折り紙の作品などをたくさんいただいた。今日のためにわざわざ用意してくださった校長先生、ありがとうございました。竹とんぼや折り紙の作品をたくさん作ってくださった方にもお礼が言いたいです。
 校長室では教育談義に花が咲いた。この小学校では英語教育も行っており、コンピュータの授業もしているのだった。校長先生はベラルーシの学校教育について、熱心に質問されていた。
 トーダルはクラリネットと合唱の教員免状を持っているが、実際に学校などで教壇に立ったことはない、という話をした。(トーダルみたいな先生に音楽を習いたいよ。)

 その後、もう生徒さんたちは帰っていていなかったが、校内を案内してもらった。

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 32 「倉敷の昼食」

2008年03月31日 | トーダル
 その日の昼食はアイビースクエア内にある日本料理レストラン「蔦」で。
 和食も洋食もたべられるのだが、ベラルーシ人のトーダルと捨平、私は和食。
 はちの子はお子様ランチ(洋食)
 日本人のマーサ両親とうさぎさんは洋食にした。
 トーダルは帰国後、いくつかのインタビューで
「自分は日本にいるとき、箸を手放さなかった。(和食ばかり食べていた。)でも、日本人はフォークとナイフで洋食を食べるのが好きだ。」
と語っている。
(ベラルーシ人の頭の中には、「日本人イコール箸!」という固定観念があるのだろうか。日本人がフォークとナイフで洋食を食べたら、そんなに驚きなのか?)

 その、「逆転」のようすは画像参照。
 トーダルと捨平はいろんな料理が少しずつ入った料理を注文し、大喜びしていた。またテーブルに四角の蓋がついて、それを開けると、鍋料理用のコンロが仕組まれているのを写真に撮っていた。
 とにかくベラルーシにないものに、大喜び、興奮するのであった。
 
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 31 「倉敷アイビースクエア」

2008年03月31日 | トーダル
 その後、倉敷アイビースクエアに行った。
 倉敷アイビースクエアについてはこちら。

http://www.ivysquare.co.jp/


「大学のキャンパスみたいだ。」
とトーダルは言っていたが、そこの中庭(文字どおり蔦のからまる広場)で
「ここでコンサートしたい!」
と言い出し、発声練習をして、音の響き具合を確認していた。(^^;)
 
 ここはもともと紡績工場だったのに、こんなレベルの高い文化施設に変えた、と説明したら、
「文化面だけではなくて、地元の経済にも大きく貢献しているよね。」
と、とても感心していた。(「芸術にはお金がかかる・・・。」ともつぶいやいていた・・・。) 

 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 30 「倉敷の酒屋」

2008年03月30日 | トーダル
 倉敷で、日本酒が売られているのを見て、
「これだよ、これ。写真撮って!」
と頼むトーダル。
 これはもちろん酔っ払っているふりをしているのである。(トーダル、演技うますぎ。)
 ぶら下がっているわらじを無断でつかんですみません。もしちぎれたらどうしようと、写しながら、内心冷や冷やしていた。
 よく見たらこの画像、写している私と覗き込んでいるはちの子の姿がショーウインドーに写ってる・・・。
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 29 「倉敷」

2008年03月30日 | トーダル
 本州に再上陸したわれわれ7人組は、岡山の倉敷へ行くことにした。
 私は日本人であるにもかかわらず、日本国内で行ったことのないところに行けてうれしかったです。倉敷もそんな場所の一つ。
 トーダルはまた写真を撮りまくっていた。
 民芸品のお土産屋が多いので、突然思い出したのか
「友達に日本のお面を頼まれているんだけど、ないかなあ。」
「大きさは?」
「自分がかぶるような大きさ。日本人が劇で使うようなデザインのがいい。」
 それで、お面を探したが、ちょうどいいのが見つからなかった。
 その後、お面探しは京都で続くことになる。


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 28 「瀬戸大橋」

2008年03月30日 | トーダル
 2月27日、スーパーホテルのバイキング朝食をたいらげたわれわれは、本州へ向かった。四国入りしたときとはちがって、今度は瀬戸大橋を渡る。
 その長さ、スケールにすっかり感動するトーダルと捨平。トーダルは
「キレーイ!」「ベリーナイス!」と連呼。
 途中、与島というところで車を降りて、記念撮影スポットで写真を撮る。(画像参照。)
 天気はよくなっていたが、さすがに風が強く、冷たい。
 しかし、そんなことは気にせず、(ベラルーシ人は寒さに強いので平気。)またせっせと写真を撮るトーダル。
「どこか別の惑星に降り立ったようだよ・・・。」
と日本滞在中、そう何度も繰り返していた。
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 27 「三人ゲイシャ」

2008年03月29日 | トーダル
話を2月26日、ギターを買ってからの時点に戻す。
 われわれ7人組は、夕食をとることにした。トーダルはとりあえずギターをホテルの部屋に置き、それから近所の「瀬戸内味処 活」というお店に入った。
 このお店についてはこちら。

http://www.0909s.com/shop/setouti-katsu/?sf=6&id=0


 そこでトーダルは
「皆さんのおかげでギターが買えましたので、今晩はお酒は僕の奢りとさせてください。」
と言い出したが、日本人側が「そんなこと気にせんでええから。」と言ったところ、
「じゃあ、みなさんがベラルーシへ来たときに、ネマンやしきにご招待します!(そこでベラルーシ料理とウオッカをたくさん出します!)」
と宣言。本当なんだろうか。
 もし、本当にネマンやしきに行くことになったら、このブログに
「トーダルのネマン屋敷潜入ルポ!」シリーズを投稿することを宣言します。(^^;)

 トーダルはギターを買ったばかりだったので、最高に機嫌がよかった。しかもこのお店の料理がまたとっても新鮮でおいしい海鮮料理で、みんな大喜びだった。
 マーサは硬くてなまこが半分しか食べられなかったが、トーダルは全部食べていた。しかし、なまこという言葉をロシア語に翻訳して説明しても、
「何の動物のことなのか、ロシア語で聞いても分からない。」
と言っていた。
 はちの子が頼んだ刺身の盛り合わせに、えびがあったが、生け作りだった。殻を剥かれた状態でも、ひげや身の一部(@0@)が動いているのを見て、はちの子は
「食べられない!!!」
と叫び、生け作りを初めて見たトーダルと捨平はまじまじと見つめていた。
 日本人って残酷・・・と思っていないだろうか?
 結局そのえびは捨平のお腹の中へ・・・。捨平は「おいしい!」と喜んでいた。

 画像はトーダルと3人のゲイシャの図。(^^;)
 一人はお酒係のマーサ。一人は天ぷら係のうさぎさん。一人は舞妓のはちの子。
 トーダルが手にしているのは握り寿司。この幸せ者!!!


 
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 26 「ギター!」

2008年03月28日 | トーダル
 ギター購入後、その晩、ホテルの部屋でさっそく弾いているところ。
 (入浴後のパジャマ姿で失礼。)
 スーパースター with スーパーギター in スーパーホテル の図。

「今日はずっと雨が降っていたので、この曲です!」
と言って「雨は降り続ける」という曲を歌ってくれた。(これはアルバム「LIRYKA」収録曲です。はちの子が大好きな歌。)
 トーダルはとにかくご機嫌でした。やっぱり借金してでも買ってよかったよかった。正解だよ。
 トーダルはギターに日本酒をふりかけていました。 

 ちなみにトーダルのこのギター(ギブソン・ES-335)について詳しく知りたい人はこちらをご覧ください。あのきれいな赤色、チェリーレッドって言うんですね。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%96%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%83%BBES-335

 ・・・・・・

 ところで・・・このギターですが、その後ベラルーシに戻ってから、ベラルーシ芸能界に衝撃を与えてしまうことになった。
 詳しくは、「トーダルの新しいギターで大騒ぎ」をご覧ください。
 ここまで大騒ぎになるとは、さすがに思っていませんでした。すごいな、ギブソン!
 
 また「トーダルが日本の思い出をラジオ番組で語りました」で、高松での話の日本語訳をアップしましたので、ご覧ください。


 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 25 「ヤマハ高松店」

2008年03月28日 | トーダル
 高松に戻ったわれわれは、予約してあったスーパーホテルへ向かった。
 スーパーホテル高松・田町についてはこちら。

http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/50215/50215.html


「スーパーっていう名前がすごいよね。すごく謙虚だ。」
とトーダルは笑っていた。
 しかも高松市内で「ホテル・ナンバー1」というホテルもあることを知って、感心していた。(^^;)
 でも本当にスーパーホテルはすごかったです。朝食がバイキングで、好きなだけ食べられました。そして、トーダルの胃袋もスーパーだったよ。トレーを3回かえて、おかわりしていましたから。(^^;) (ご飯をお茶碗3杯おかわり、じゃくて、トレー3回おかわりですよ。繰り返しますが。)
 スーパーホテルにしてよかった。
 
 さて、2月26日の夕方に話を戻すが、このとき、トーダルにとって人生を変えるような出来事が起こったのである!!!
 ホテルにチェックインした後、日本で一番長いアーケード街である丸亀町商店街を見物することにした。

http://www.kame3.jp/


 高松でも雨が降っていたが、屋根がある商店街だから助かった。
 しかし、とにかく長いし人は多いし、買いたい物もばらばらだったので、一応自由行動、ということになり、
「迷子になったら、スーパーホテルの前で集合。」「角を曲がらず、直進のみすること。」
と決めた。
 捨平が足袋を買ったりして進むうちに、トーダルの姿がどこかへ消え、私は日本人形の店「ひいなや」で、市松人形などを買っていた。

 ひいなやでお金を払っているとトーダルが、「ああ、やっと見つけた。」という感じで店内に入ってきた。
 そして、言うことには
「そこに楽器屋があって、中に入ったら、すごいギターが売られていた・・・! どうしよう・・・! ほしいけど、お金が足りない・・・。」
「え、いくらするの?」
「32万8000円!」
「ええっ、どんなギター?!」
「ギブソンの赤!」

 こうしてわれわれはトーダルの後について、そのギターを見に行った。
 その楽器屋とは、ヤマハ高松店だった。
 ヤマハ高松店についてはこちら。

http://www.yamahamusic.jp/takamatsu-s/shopinfo/

 
 そこでトーダルは、音楽雑誌の表紙ぐらいでしか見たことがなくて、ずっと前からほしいと思っていた夢のギターが売られているのを発見したのである。
「こんなギター、ベラルーシには売ってないし、ドイツやポーランドに行ったときも探したのになかった! それが、首都でもない日本の町の商店街で売られているなんて・・・!!!」
 ショック状態のトーダル。
「どうしよう・・・ほしいけど・・・お金が・・・でも・・・。」
という顔をしてますね。(画像参照。)
 まだ買うと決めていないのに
「とりあえず、写真だけでも撮って!」
と言うので、撮りました。

 閉店時間がさしせまっていたので
「とりあえず一晩、考えて・・・。明日の開店時間は10時半で・・・。ああ、でも気になって、今晩寝られない・・・。」
と迷い続けるトーダル。 

「お金がないって言うけど、今、財布の中に32万円も入ってないっていうことでしょ?」
「そう。ミンスクに帰ったら、ある。」
「じゃあ、貸してあげるよ。」
「でもそんなことを頼んで・・・」
ともめていると、捨平が
「買ってしまえよ。今晩寝られないんだろ? 今、買わないと後悔するぞ。ベラルーシには売ってないんだろ? それにお前のギターのせいで、明日の10時半まで、みんな待ってられないじゃないか。」
と口を挟んだ。
 確かにそうだ。もう二度とこんなギターとの出会いはないかもしれない・・・
 それで、トーダルは
「絶対にミンスクに戻ったらお金返しますから!」
と言い出した。
 しかし、実際には私は銀行に貯金があるものの、旅先で銀行のカードなんて持ってきていないし、もう夕方で貯金を引き出せる銀行のあるところを探すのも困難と思われた。
 そこで、うさぎさんのクレジットカードで支払い、京都に戻ってから私が銀行から貯金を下ろして、うさぎさんに返し、ミンスクに帰ってからトーダルが私にドルで返す、ということになった。

 トーダルは
「金持ちの友達がいてよかった・・・!!!」
と言っていたが、それを言うなら
「金持ちで、気前よくて、親切で、困っている状況を理解してくれて、さらに借金を返してくれると信用までしてくれる友達がいてよかった。」
と言っていただきたい。(^^;) 

 しかし、夢のギターを買うことができて、トーダルは顔をくしゃくしゃにして喜んでいた。
 ケースに入ったギターを店員さんから渡されたときのトーダルの顔は、私は忘れられないだろう。
 
 後でトーダルは
「タカマツは・・・聖地です!」
と叫んでいたよ。(^^;)

 ありがとう、タカマツ!
 ありがとう、ヤマハ高松店!
 閉店間際ぎりぎりまで、迷ったり、騒いだりしてすみませんでした。
 担当してくれた店員さんは、トーダルのことを「芸能人のオーラが出ていて」すぐにプロだと、分かったそうなんだけど、これもすごいよね。
 ヤマハの店員さんともなれば、そういうオーラが見えるのか、それともトーダルのオーラが大きく発光しているのか・・・。


トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 24 「ひろめ市場」

2008年03月27日 | トーダル
 高知城の後は近くにあるひろめ市場でお昼ご飯を食べた。
 ひろめ市場についてはこちら。いろんなお店が集まっている。高知県の名産は食べ物もお土産も全部ここだけでそろうと思う。

http://www.hirome.co.jp/hpgen/HPB/entries/5.html


 こういう庶民的なお店にも興味津々の様子のトーダル。
 私はせっかくなので、四国へ来たら、うどんを食べようと思っていたのに、はちの子がラーメンを頼んでしまい、そして最後まで食べられなかった残りを、はちの子は私に押し付けた。
 トーダルと捨平はうどんを注文し、私の目の前でおいしいと食べている。(トーダルはまたうどんのアップ画像を撮影していた。)
 結局、私は四国でうどんが1本も食べられず、非常に悔しい思いをしたよ・・・。捨平に少しもらえばよかった。
 でも、ひろめ市場ではたこ焼きが食べられてうれしかったです。ベラルーシにはたこ焼き器がないので、蛸や小麦粉があっても、自分で作れないのだよ。
 ベラルーシ隊は、うどんやたこ焼き、焼き餅を「おいしい。」「ベリーナイス。」と言いながら、食べていた。

 画像は注文を待つ間、海岸で拾った石を見せて、ご満悦のトーダル。
昼食後、近所の骨董品屋、古道具屋を覗いた。私は招き猫の置物を(自分の仕事のため)古道具屋さんで購入。(トーダルに招き猫の意味を説明した。それにしても、日本ってお守りが多いし、種類もたくさん。)
 また金物屋にも入って、捨平はかんなを(自分の仕事のため)購入した。
 そこで火鉢用の火箸を見つけたトーダル。さすがにこれは食事用ではない、と直感し、何のための箸なのか質問してきた。
 そのため、まず火鉢というものの説明をしたうえで、火箸の説明をすると、どういうわけか、ベラルーシの自宅に火鉢があるわけでもないのに、一番長さの短い火箸を購入した。(自分の仕事のためではなさそうである。)
 何に使うのだろう・・・。ベラルーシで暖炉に火箸を突っ込んでいるトーダルの姿がまぶたに浮かんだ・・・。(^^;)

 さてその後、われわれは高松に戻ることになった。
 
 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 23 「高知城」

2008年03月27日 | トーダル
 雨は降り続ける・・・
 海の次はどこか屋内で観光できるところ・・・ということで高知城へ行った。
 高知城についてはこちら。

http://www.kochipark.jp/kochijyo/


 サムライのお城にはまだ行ったことがないので、トーダルは大喜び。また写真を撮りまくっていた。
 マーサもせっかくなので
「一豊さまー。千代ー。」
と物まねしてみる。(^^;)
 どうでもいい、と言われそうだが、マーサは仲間由紀恵と誕生日が同じである。(もちろん、年は違う。)

 トーダルと捨平には、山内家の説明をし、馬をひいている千代の銅像の前で、
「サムライの銅像はたくさんあるけど、サムライの奥さんの銅像は珍しい。どうしてわざわざこんな銅像を建てたかというと、この千代は、サムライの妻の鑑のような人で、自分はつぎはぎのパッチワーク着物を着て節約し、貯めたへそくりで高い名馬を買ってサムライの夫にプレゼントしたからだ。」
と話したら、ベラルーシ人の男どもは感動していた。(と思う。)

 「千代みたいな人と結婚するのがよい。」
とトーダルに話したら、後でノートに「ちよ」「やまうち」とメモしていたよ。(^^;)

 この画像は天守閣に上って撮影したもの。
 眼下には雨の高知の街・・・
 トーダルは「天気が雨でよかった。」と話していた。

 

トーダル"アリガトゴザイマシタア!"日本滞在記 22 「桂浜水族館」

2008年03月27日 | トーダル
 桂浜水族館についてはこちら。

http://www.katurahama-aq.jp/katurahama/


 外観から想像したよりはずっと中は広く、見どころがたくさん。
 残念なことにイルカショーはプールの水の入れ替えのため、見られなかったが、イルカに餌をやるところや、検温している様子が見られた。
 イルカってやっぱり賢いね。自ら仰向けになって、肛門に体温計を入れてもらっていました。(こうして検温することを初めて知りました。哺乳類だ・・・)

 アカメというその名のとおり目が赤い魚や、餌をねだる人懐こいウミガメやらサンショウウオやら、かわうそやら、珍しい生き物がたくさん見られて本当に楽しかったです。
 ペンギンは南極まで行かなくても、ここで見られたし、きれいな熱帯魚もいっぱいいるし、ベラルーシ人のトーダルが
「・・・癒された・・・。」
と日本人みたいなことを言っていたよ。
 夢中で画像や動画を撮影していました。

 ・・・ところで、この水族館の中で一番びっくりしたものが、これ。(画像参照。)
 オスの鯨の生殖器(ホルマリン漬け)です。(^^;)

 2階にも展示室があって、そこには鯨の骨格標本や、鮫の歯やペンギンの剥製などが展示されています。
 そこに置いてあったのが、この鯨の・・・
 最初見たとき、ベラルーシ人は「?」という反応しかなかったのですが、私が訳して説明すると、トーダルと捨平は爆笑! (日本人も大笑い。)

 トーダルは
「メスの鯨ってラッキーだよねえ。」 
と、この画像を撮影。
「これ、なあに?」
ときくはちの子には
「鯨のしっぽ。」
と答えておいた。
(ちなみにはちの子は普段から「男の子にはしっぽあるけど、女の子にはない。」と言っている。)

 いやあ、初めて見ましたね。というか、よく考えたら、鯨は哺乳類だから、こういうものがあってしかるべきなんだけど、姿が魚に似てるから、こういうものの存在すら、あるのかないのかと考えてみたことすらなかった・・・。
 桂浜水族館の説明によると、普段は隠れてて見えないのだそうだ。そういや、テレビ番組で鯨の映像を見ても、こんなものは見当たらなかった・・・。(^^;)

 それにしてもやるよねえ、桂浜水族館。すばらしいです!
(大人にも子どもにも大うけ! 人種の壁を越えて笑いが沸き起こる展示!)
 皆さんもぜひ桂浜に行かれたら、この水族館へ。2階をお見逃しなく。