2月20日夕方、新幹線で京都駅に到着したベラルーシ隊はタクシーに乗り込み、無事マーサの実家に到着した。ああ、感動の再会。(よく考えたらみんなすでに顔見知りだったなあ・・・。)
そこでマーサ母の手料理を食べたり、歌を歌ったりして楽しく過ごした。
翌21日は日本に帰ったら、マーサ一家がまずしなくてはいけなかったこと、墓参りに出かけた。
マーサの祖父ははちの子が生後1か月の新生児だったときに亡くなり、ベラルーシで出産したマーサはお葬式はもちろん、墓参りにも一度も行っていなかったので、この機会に絶対行かなければならなかった。
最初の京都観光がいきなり墓参りになってしまい、マーサ一家の一員ではないトーダルには申し訳ない、と思った。しかし、日本へ旅行に来て、日本の墓を間近で見られるベラルーシ人もあまりいないだろうし、トーダルにとっては興味深いかも、とも思った。
(実際、帰国後、ベラルーシのマスコミに「墓地にも行った。」と話している。)
親戚(マーサ祖母、父、大叔父さん、大叔母さん、父のいとこ)も合流し、泉涌寺近くの墓地へ行った。
マーサや捨平、はちの子(「ほら、ここにあんたのひいおじいちゃんが・・・。」と言うと「ひいおじいちゃん? どこ? どこ?」ときょろきょろしていた。)は墓前で手を合わせた。
トーダルは墓石に家紋が彫られていることに、感心したらしく、アップにしてマーサ家の家紋の写真を撮ったりしていた。
その後せっかく来たので、近くの泉涌寺に行った。京都で初めて観光する寺が泉涌寺、という外国人観光客は少なかろう。
マーサ自身はあまりにも大勢の観光客でごったがえす有名な神社仏閣は少々苦手である。
2月の泉涌寺は静かで本当によかった。泉涌寺についてはこちら。
http://www.mitera.org/HTML/INTRO/INTRO~1.HTM
日本に来て初めてお寺に足を踏み入れ感動したトーダル。写真をとりまくっていた。日本人はあまり撮らないような物、たとえば、木の門の取り付けられている金属製の飾りのような止め具や、紐でゆわえつけられている竹垣とかがおもしろいらしい。
なかでも一番気に入ったのが、画像の浴室。
自分のネマンやしきの庭にこんな浴室を建てたいそうだ。(ネマンやしきとは、生まれ故郷の町を流れるネマン川のほとりにある、トーダルが購入した一軒家のこと。やしきという名称には少々語弊がある。まあ、ムーミンやしきのようなものと思ってくだされば・・・。「トーダルの人生 1 デビューまで」の画像を参照。)
その後、マーサと捨平の念願の即成院へ行き、那須与一のお墓参りをした。
即成院についてはこちら。
http://www.gokurakujyoudo.org/
そこではやたらとお守りを買った。即成院も人が少なく、静かに参拝できて本当によかった。那須与一のお墓はお寺の奥深いところにあって、人様の家の中を歩いて行くようで不思議な感じがした。
非常に満足して、即成院を出ると、みんなでお昼ご飯を食べることになった。車が止められて、買い物もできるところ、ということで、ジャスコ京都五条店へ行き、そこで和食のお店へ入った。
はちの子はおもちゃつきのお子様ランチを生まれて初めて食べて大喜び。
トーダルと捨平は
「とにかく魚の料理をお願いします。」
と握り寿司と天ぷらとそばのセットを食べて、喜んでいた。
そこへVesna!オーナーのうさぎさんから連絡が入った。
今回のコンサートで「村祭」をオルケステル・ドレイデルさんと共演するのだが、日本のお祭らしく、うさぎさんと私ははっぴを着て盛り上げるよう、ドレイデルのリーダー樋上さんから言われていた。
せっかくなのでトーダルにも「祭」と書いてあるはっぴを着てもらってはどうか、というアイデアだった。
トーダルもあっさりと
「はっぴ? キモノのこと? ああ、着てもいいですよ。」
と了承した。
買ったはっぴはそのままトーダルにプレゼントとしてあげることになったのだが、コンサートに間に合うようにそのはっぴを買ってこなくてはいけない。
京都の観光地に行けば、土産物店ではっぴが見つけられるかもしれないので、さがしてほしい、というのがうさぎさんからの指令だった。
ということで、はっぴを探しに行くことになった。
そこで、清水寺へ行くことにして、門前に連なるはっぴを売っていそうな土産物屋をしらみつぶしに探したが、なぜか「祭」と書いてあるはっぴはなかった。
探し歩いているうちに清水寺に着き、参拝することになったが、京都一の観光客数を誇る清水寺。2月のオフシーズンでも人だらけ。やかましい・・・。
それでもがんばってトーダルに「清水寺の舞台から飛び降りる」とはどういうことなのであるかを説明し、(トーダルは下を覗き込んで「飛び降りたくない・・・」とつぶやいていた。)「清水寺に来たらここで記念写真を撮るのが当たり前」スポットで写真を撮り、音羽の滝は長蛇の列ができていたので、並ぶのはあきらめて、そばの地主神社へ連れて行った。
これは縁結びで有名な神社である。(ものすごくたくさんの人。そしてバレンタインのチョコの包みみたいなハートマーク入りのデザインのLOVEお守りが売られている。)
恋占いの石(英語の説明では「LOVE STONE」(^^;))の説明をしたら、トーダルとはちの子は二人でLOVE STONEに手をつけて記念撮影した。(それを見た捨平は不機嫌そうな顔。)
しかし、正しくはこの恋占いの石は二つあり、目をつぶったまま一つの石のところからもう一つの石までたどりつけたら、あなたの恋は成就するという占いであって、二人で一つの石に手をつけたところで、結婚できるというものではない。
いっしょに行った父のいとこは
「この神社にお参りしたら、半年後に結婚していた。」
というのだから、ご利益が本当にあるかも。
http://www.jishujinja.or.jp/
しかし、この神社の奥にはわら人形を打ちつける木がある。マーサはLOVE守りより、このわら人形の木のほうが気になる木。(^^;)こっちも別の意味でご利益あるかも。
ちなみに後でトーダルに
「京都観光、どこがよかった?」
ときいたら「清水寺。」と言っていた。しかし、おそらく彼は地主神社のことも清水寺と思ってそう答えたにちがいない・・・。
(さあ、「僕のヨーコ・オノ」は見つかるのか?)(^^;)
清水寺を後にしたわれわれは、はっぴを求めて、京都クラフトセンターへ行った。少々お値段が高めだが、外国人観光客(そして私のように外国で日本のことを紹介する仕事をしている人間)にとっては、かゆいところに手が届くような、完璧なお店である。
そこでは、ちゃーんと祭はっぴが売られており、一番大きいサイズを購入。色は舞台映えするよう赤を選択。やれやれ。
他にも友人や親戚のお土産をいろいろ購入した。トーダルは最近外国人に人気の地下足袋を見て
「かっこいい! 自分のお土産にしたい。」
と言って、一番大きいサイズのを履いてみたが、入らなかった・・・。日本はどうも大きいサイズがないってことで、外国人観光客が困ることが多いよね。
この後も「サイズが合わない」ことでトーダルは京都中を放浪することになる・・・。
(京都滞在第1日目に撮影した画像は、写真共有サイト「フォト蔵」内、「トーダルが撮ったニッポン 40」などで公開しています。)
http://photozou.jp/photo/show/180896/8903633
そこでマーサ母の手料理を食べたり、歌を歌ったりして楽しく過ごした。
翌21日は日本に帰ったら、マーサ一家がまずしなくてはいけなかったこと、墓参りに出かけた。
マーサの祖父ははちの子が生後1か月の新生児だったときに亡くなり、ベラルーシで出産したマーサはお葬式はもちろん、墓参りにも一度も行っていなかったので、この機会に絶対行かなければならなかった。
最初の京都観光がいきなり墓参りになってしまい、マーサ一家の一員ではないトーダルには申し訳ない、と思った。しかし、日本へ旅行に来て、日本の墓を間近で見られるベラルーシ人もあまりいないだろうし、トーダルにとっては興味深いかも、とも思った。
(実際、帰国後、ベラルーシのマスコミに「墓地にも行った。」と話している。)
親戚(マーサ祖母、父、大叔父さん、大叔母さん、父のいとこ)も合流し、泉涌寺近くの墓地へ行った。
マーサや捨平、はちの子(「ほら、ここにあんたのひいおじいちゃんが・・・。」と言うと「ひいおじいちゃん? どこ? どこ?」ときょろきょろしていた。)は墓前で手を合わせた。
トーダルは墓石に家紋が彫られていることに、感心したらしく、アップにしてマーサ家の家紋の写真を撮ったりしていた。
その後せっかく来たので、近くの泉涌寺に行った。京都で初めて観光する寺が泉涌寺、という外国人観光客は少なかろう。
マーサ自身はあまりにも大勢の観光客でごったがえす有名な神社仏閣は少々苦手である。
2月の泉涌寺は静かで本当によかった。泉涌寺についてはこちら。
http://www.mitera.org/HTML/INTRO/INTRO~1.HTM
日本に来て初めてお寺に足を踏み入れ感動したトーダル。写真をとりまくっていた。日本人はあまり撮らないような物、たとえば、木の門の取り付けられている金属製の飾りのような止め具や、紐でゆわえつけられている竹垣とかがおもしろいらしい。
なかでも一番気に入ったのが、画像の浴室。
自分のネマンやしきの庭にこんな浴室を建てたいそうだ。(ネマンやしきとは、生まれ故郷の町を流れるネマン川のほとりにある、トーダルが購入した一軒家のこと。やしきという名称には少々語弊がある。まあ、ムーミンやしきのようなものと思ってくだされば・・・。「トーダルの人生 1 デビューまで」の画像を参照。)
その後、マーサと捨平の念願の即成院へ行き、那須与一のお墓参りをした。
即成院についてはこちら。
http://www.gokurakujyoudo.org/
そこではやたらとお守りを買った。即成院も人が少なく、静かに参拝できて本当によかった。那須与一のお墓はお寺の奥深いところにあって、人様の家の中を歩いて行くようで不思議な感じがした。
非常に満足して、即成院を出ると、みんなでお昼ご飯を食べることになった。車が止められて、買い物もできるところ、ということで、ジャスコ京都五条店へ行き、そこで和食のお店へ入った。
はちの子はおもちゃつきのお子様ランチを生まれて初めて食べて大喜び。
トーダルと捨平は
「とにかく魚の料理をお願いします。」
と握り寿司と天ぷらとそばのセットを食べて、喜んでいた。
そこへVesna!オーナーのうさぎさんから連絡が入った。
今回のコンサートで「村祭」をオルケステル・ドレイデルさんと共演するのだが、日本のお祭らしく、うさぎさんと私ははっぴを着て盛り上げるよう、ドレイデルのリーダー樋上さんから言われていた。
せっかくなのでトーダルにも「祭」と書いてあるはっぴを着てもらってはどうか、というアイデアだった。
トーダルもあっさりと
「はっぴ? キモノのこと? ああ、着てもいいですよ。」
と了承した。
買ったはっぴはそのままトーダルにプレゼントとしてあげることになったのだが、コンサートに間に合うようにそのはっぴを買ってこなくてはいけない。
京都の観光地に行けば、土産物店ではっぴが見つけられるかもしれないので、さがしてほしい、というのがうさぎさんからの指令だった。
ということで、はっぴを探しに行くことになった。
そこで、清水寺へ行くことにして、門前に連なるはっぴを売っていそうな土産物屋をしらみつぶしに探したが、なぜか「祭」と書いてあるはっぴはなかった。
探し歩いているうちに清水寺に着き、参拝することになったが、京都一の観光客数を誇る清水寺。2月のオフシーズンでも人だらけ。やかましい・・・。
それでもがんばってトーダルに「清水寺の舞台から飛び降りる」とはどういうことなのであるかを説明し、(トーダルは下を覗き込んで「飛び降りたくない・・・」とつぶやいていた。)「清水寺に来たらここで記念写真を撮るのが当たり前」スポットで写真を撮り、音羽の滝は長蛇の列ができていたので、並ぶのはあきらめて、そばの地主神社へ連れて行った。
これは縁結びで有名な神社である。(ものすごくたくさんの人。そしてバレンタインのチョコの包みみたいなハートマーク入りのデザインのLOVEお守りが売られている。)
恋占いの石(英語の説明では「LOVE STONE」(^^;))の説明をしたら、トーダルとはちの子は二人でLOVE STONEに手をつけて記念撮影した。(それを見た捨平は不機嫌そうな顔。)
しかし、正しくはこの恋占いの石は二つあり、目をつぶったまま一つの石のところからもう一つの石までたどりつけたら、あなたの恋は成就するという占いであって、二人で一つの石に手をつけたところで、結婚できるというものではない。
いっしょに行った父のいとこは
「この神社にお参りしたら、半年後に結婚していた。」
というのだから、ご利益が本当にあるかも。
http://www.jishujinja.or.jp/
しかし、この神社の奥にはわら人形を打ちつける木がある。マーサはLOVE守りより、このわら人形の木のほうが気になる木。(^^;)こっちも別の意味でご利益あるかも。
ちなみに後でトーダルに
「京都観光、どこがよかった?」
ときいたら「清水寺。」と言っていた。しかし、おそらく彼は地主神社のことも清水寺と思ってそう答えたにちがいない・・・。
(さあ、「僕のヨーコ・オノ」は見つかるのか?)(^^;)
清水寺を後にしたわれわれは、はっぴを求めて、京都クラフトセンターへ行った。少々お値段が高めだが、外国人観光客(そして私のように外国で日本のことを紹介する仕事をしている人間)にとっては、かゆいところに手が届くような、完璧なお店である。
そこでは、ちゃーんと祭はっぴが売られており、一番大きいサイズを購入。色は舞台映えするよう赤を選択。やれやれ。
他にも友人や親戚のお土産をいろいろ購入した。トーダルは最近外国人に人気の地下足袋を見て
「かっこいい! 自分のお土産にしたい。」
と言って、一番大きいサイズのを履いてみたが、入らなかった・・・。日本はどうも大きいサイズがないってことで、外国人観光客が困ることが多いよね。
この後も「サイズが合わない」ことでトーダルは京都中を放浪することになる・・・。
(京都滞在第1日目に撮影した画像は、写真共有サイト「フォト蔵」内、「トーダルが撮ったニッポン 40」などで公開しています。)
http://photozou.jp/photo/show/180896/8903633