今当地ではソメイヨシノが満開という状況ですが、我が家の庭では「十月桜」が春の開花の最盛期です。
埼玉県城峰山の「十月桜」と群馬県鬼石の「冬桜」はともに冬に咲く桜として有名ですが、中には同じ品種の桜だと思っている方がいるのではないでしょうか。
城峰山と鬼石は場所も近く、なぜこのような場所に2品種の桜があるのか不思議な気がしますが、おそらくどちらかが変化したものではないかと考えています。どちらも花付きがよく、あまり栽培の手間が要らない品種です。
「十月桜」は半八重咲きで、色も咲き始めの白からピンクに変化していきます。「冬桜」は一重で白の花が多いようです。花期も「十月桜」は10月~12月と3月~5月の二期咲きですが、「冬桜」は本当に真冬の一期咲きです。どちらの桜もソメイヨシノのような派手さはありませんが、日本人の感性によく合った桜だと思います。
我が家の庭では花の少ない冬を彩る花としてとても重要な1本になっています。今年もあと1ヶ月くらいは楽しめそうです。