気ままな絵日記

我が家の庭のお花を紹介

フデリンドウ

2007年04月21日 21時32分26秒 | ガーデニング


 毎年山野草の自生を見に当地の標高1000m程度の山に行っています。今日も天気が良いので1年ぶりに入ってみました。

 ここへの目的はなんといっても写真で紹介している「フデリンドウ」です。この花はとても不思議な花で地面から5cm程度茎を伸ばして開花します。そしてその茎の下は30cm~50cmもの1本の根が伸びています。本当に「根」1本に「花」1輪という感じの花です。いったいこれでどうやって増殖して行くのだろうと不思議に思います。でもその花の紫の美しさは絶品ですよ。写真ではよく色が出ていませんが、本当に濁りのない紫色の花です。

 数年前から絶対に種を採ろうと思っているのですが、種が出来ているのを見たことがありません。

 カタクリの花は種がこぼれてから7年~10年かけて開花するようですが、きっとこの「フデリンドウ」も同じようなサイクルなのではないでしょうか。

 しかし、何年通っていても、自然は毎年新しい感動を与えてくれます。本当に自然の中で咲いている山野草には拍手を送りたくなります。

 皆さんもぜひ身近な自然の中で感動を探してみてください。何も山や高原を探さなくても、都会の原っぱにも感動は隠れていると思いますよ。じっくりと身近な自然と話をする機械を作ってみてくださいね。



スプリングエフェメラル

2007年04月21日 00時43分02秒 | ガーデニング


 やっと春らしい暖かさが戻ってきました。まだ本調子という感じではありませんが、真冬からは脱出したという感じです。

 最近「スプリングエフェメラル」という言葉をよく見かけるようになりました。
これは、福寿草やカタクリあるいは二輪草といった植物のように、春の一時期だけ葉を展開して花を咲かせる植物を総称しています。これらの植物は夏が来る前に、葉も枯れてしまい、その後は翌春まで地中で過ごすという習性を持っています。ですので、葉が展開しているほんの短い期間に、養分をしっかりと蓄えて、翌春の開花に備えなければなりません。

 このような植物の栽培では、葉の表面から養分を与える「葉面散布」が効果的です。特に葉の裏面から肥料を与えることで効果を得ることが出来ます。とくに、効果的なのは「ブドウ糖」の直接散布です。ブドウ糖を薄めて葉面散布することで、短い期間での栄養補給に効果を発揮します。人間と同じですね。

 福寿草やカタクリは翌年も花を付けるのが難しい植物と言われていますが、葉面散布を上手に利用することで、問題が解決することが出来ますよ。

 今まで悩んでいた方はぜひお試しください。

 明日は、近隣の山に花を見に行ってきます。