こんにちは今日の宮古はくもり
霧も出てきてもやもや~っとしていますが、
ボランティアさんと一緒に元気に頑張っていきますよー
今日は、4月1日から20日まで、20日間にわたり
宮古で活動してくださった大岩さんにお話を伺いました。
「私は元々、岩手のものづくりが好きで何度も足を運んでいるんですよ。
旅行で3回来ているので、今回で4回目ですね。
以前は水沢の岩谷堂箪笥(http://www.iwayado-tansu.jp/)が好きでねえ。
金板を打つ職人さんと知り合いになって、買いにいったりもしたんですよ。」
そんな大岩さん、どう使われるのかわからない募金ではなく、
実際に岩手に行って活動したい。宮古に来ることで直接支援したい!と来たそうです。
「みんな“行きたい”って思っているんですよ。
今回も「俺もつれてけ!」って電話かかってきました。
みんな、気持ちはある。でも、行動を起こすまでが大変。
私も静岡から来ているので、860㎞を16時間かけてやってきましたからね。」
20日間という期間で、大岩さんにはたくさんの活動をしていただきました。
その中で大きく二つの支援の形があった、と大岩さんはおっしゃいます。
まず、ひとつめは『目に見える支援』
仮設住宅の集会所の利用支援、泥出し等のボランティア活動。
1番得意だったのは、仮設住宅の敷地内にあるウッドチェアーなどの修理・修復。
石材屋さんである大岩さんの腕を生かし修理していると、
近くにお住いの方々が声をかけてくれるそうです。
ようかんやお茶の差し入れがあり、みんなでウッドチェアーを囲んでお喋りしたり、
にぎやかに活動されていたそうです。
そして、ふたつめは『目に見えない支援』
直接的な支援ではないかもしれないけれど、
ボランティア期間中に宿に泊まって、宮古で過ごすこともまた支援。
宮古のおいしいものを食べること。宮古のいいものを買うこと。
そんな風に宮古を楽しみながら、
宮古を自然な形で応援していきたいとおっしゃっていました。
「今回、『支援』という立場で話させていただきましたが、
本当は来させていただいている、それだけで幸せなことだなあ、と感じています。
もしお金があっても、健康じゃなきゃ来れないのでね(笑)
でも、こうしてせっかく来たのだからもっとお役にたてたら、と思ってしまいますね。
正直、ちょっともどかしくなってしまうときもありますねえ。」
「私は静岡県の浜岡原発より21㎞のところに住んでいます。
また、近く来るであろう東海沖地震も騒がれている地域です。
年2回 たった半日しかない避難訓練など準備不足を常々感じていました。
なもんでねえ、今回、自分自身が得た経験を静岡にしっかり持って帰り、
できることから準備していきたいと思っているんですよ。」
出来れば6月にまた来たい!と元気のおっしゃって下さった大岩さん。
「次回岩手に来るときは、ものづくりしている人にもっと会いに行きたいんですよ。
今、TVに岩手の情報が出ると、地図を片手に行きたいところをチェックしてるんです。」
今回お話を伺っていて、大岩さんのゆったりした雰囲気と、
いい笑顔で話される“ものづくり”への愛情、
そして、「なにかお役にたてたら」という真っ直ぐな情熱が伝わってきました。
大岩さん20日間
本当にお疲れ様でした。
また岩手宮古でお待ちしています
ありがとうございました
【こぼれ話】
ちなみに、大岩さんが集会所で同世代の方々と話していて時々戸惑ったのが、宮古弁。
「宮古で『どんこ』って言ったら、魚のことなんですよね。
でも、私の地元・静岡では『どんこ』ってシイタケのことなんですよ(笑)」
これからも宮古に来て、どんどん宮古弁をマスターしてくださいねっ