☆元ネタは某シンスケ氏の番組かららしいんですが、
『ストレスを感じる人に出会った時は、この人はきっと人間の人生が一回目だから色々わかっていないんだろうな、と思うんや』云々……という。
そういう感じのトークがあったらしいんですよ。
エスプリが効いていますよね。
ぶっちゃけ、『お前の前世、畜生か虫ケラやったんちゃうんかボケ』ってことかなーと笑わせてもらいました。
その反面、先日、
「人間の転生は100回目ですか?」
「次は天界からスカウトが来て、弥勒菩薩のお役目担うんじゃないですか?」
と思うほどの方に出会いました。
私がね、2月に入って念願の『夜勤は準夜勤だけ』で、深夜勤に入らないで良くなったんですよ。
日勤と準夜勤なら、少なくとも深夜帯〜朝までの睡眠時間を確保できます。
寝られない仮眠の数時間で深夜出勤とかいう、不健康極まりない生活を脱却できた!と喜びました。
それまで『深夜勤務さえなければ健康的な生活を送ることができるはず』と思っていました。
しかし2月になっても、正直なかなかできないでいました。
深夜勤がなくなったからといって、運動する機会が増えたわけでも無く、規則正しい生活になったわけでも無く。
寒いとか雪が降ってるとかうだうだと、休日を寝て過ごすことばっかりでした。
時間がないと言いつつ、時間を持て余している自分。
このままでは定年退職後も、趣味にアクティブな生活どころか、老年引きこもり間違いなし!と思いました。
「定年になったら再雇用などブッチして、好きなことだけして35年(予想)健康的に遊んで暮らすんだ!!」
この夢を叶えるためにどうしたら良いかなあと思っていたら、上記の「来世弥勒菩薩候補」の方に出会いました。
(患者さんなので、ギリギリの情報だけですみません)
その方は女性で80歳代overで一人暮らし、既往歴なし。骨折後のリハビリ入院の方でした。
その骨折も転倒では無く、経年劣化で痛みがひどくなったので手術したという経緯です。
私が入院時の対応し、入院中の担当にもなりました。
最初からめちゃくちゃハキハキしてらして、認知症の様子もなし。
普通は高齢だと環境の変化で発症しても珍しくないんですよ。
色々制約があるところから始まるリハビリ入院なんですが、そのルールを守って最短で回復していきました。
骨折以外でちょっと面倒な処置もあったんですが、
「前々から自分でやってます」
と、『無理&できない』などの発言はありませんでした。
食事は毎回全量摂取で、お膳の上も綺麗に整っていました。
ベッド周囲は清潔で整頓され、大部屋での他患者さんとの関係も良好、余暇は棟内でリハビリ。
長年この業界でいろんな患者さんと相対していますけど、本当に個人的にも尊敬できる方でした。
その方が先日最速で退院になりまして、やはり私がお世話をしました。
最後の最後に、いつもどんなことをして過ごしているんですか?と聞いてみました。
80歳超えの女性一人暮らしで、認知症にもならず病気にもならずという日常を、参考にさせていただこうと思ったんです。
そうしたら、
「仕事してるんですよ」
と。
今回の入院で一度退職したんだけど、退院したらまた戻ってきてねって言ってもらえたんで、復職する予定、と。
仕事も、めっちゃ体力仕事。
80歳overで体力仕事って!
認知症にならず、自分のことを自分でするメンタルを保ち、社会的にも現役の理由は「生涯現役」。
これが結論か!!
「定年退職したら遊んで暮らす!」
って言ってた自分の考えを、一瞬で払拭してくれました。
考えさせられます。充実した人生とはなんなのかと。
来世弥勒菩薩確定な人の後光が眩しく、腰を180度折って退院のご挨拶をさせていただきました。
30歳年上の人生大先輩の、
「仕事が大好きです」
の笑顔は眩しかったです。