☆もしも億万長者になったとして、豪邸にお手伝いさんを何人も雇うことができたとなっても、それでも!
「自分のことは自分でする」
このスキル習得と維持を怠ると、不自由で不便な生活を強いられます。
「お前の仕事だろ?金出してんだぞこっちは。だから頼まれたことはさくさくやれや」
もしくは、
「これやってアレやってこっちもやっといてお願いね」
なんとかかんとかでさ、他者に依頼するにもね、限度があるんですね。
↑上記の前者は例外としても(めっちゃ日常で遭遇してるとはオフレコだけど)、後者でも続くとうんざりされます。
仕事だろうが金もらっていようが関係なく、
「自分でできるやろが」
と思われたら誰も助けてくれません。絶対王政下の奴隷でもうんざりされると思う。
看護師になってから私の心に築かれた土台は、
「他人が何かしてくれることに、何一つ当たり前なことはない」
なんですよね。
社会人としても友人同士でも、金もらってる職業人としても、なんですよね(意味深)。
多分家族でも、母子でも、ある一定年齢以上になったら覚悟するべきでしょうね。
だから何を言いたいかというとですね。
現代でも(家族有無関係なく)高齢者の独居が当たり前になってるし、今後もどんなに歳を取っても「自分のことは自分でする」スキル必須!だと思います。
「お金があっても意味がない」
「お金で買えないのが快適に自分を世話するスキル」
そういうことです。
老齢の方の独居で、家族がいてもいなくても、食生活ってどんなんだかわかりますか?
まずは菓子パン。
ベーカリーの焼き立てパンとかいう贅沢品でなく安売り菓子パンで済ます。
ご飯系は、ぶっちゃけコンビニ飯でもマシな方。
野菜?添加物?糖質?血糖値?塩分?そんなの関係ねえ!・・・ってそーゆー感じ。
独居老人向けの宅配配食サービスとかあっても、
「まずいから嫌」
で、断ってる人多し。そして比例して体ボロボロになる人多し。
だからね、
「自炊スキル」
これは高難易度スキルです。
でもこれさえあればかなり無敵。
自分で自分に必要な栄養素を知り、家計範囲内で贖い、下拵えしてストックして日常で無駄を出さず料理する。
そして健康を維持し、飽きない毎日のメニューを構築する。
たまにジャンクなものを食べても健康を損なわないように、日常の食生活を自分の能力で支える。
これはねー、凄すぎるスキルですよねー……。
さらには、
「掃除スキル」
体力と身体的健康が必要な戦士級のスキル。
部屋と自分の着る物と、タオルやシーツや布団や季節の衣服の管理とか、いかに清潔に保つか?
洗濯?それを干して畳んで収納する?
ダニが湧かないようにするには?大物の洗濯を干すには?
部屋の絨毯とか畳は?カーテンは?
買い替えの時期は?その購入費用は?
家電は?その手入れは?買い替えは?破棄する手段は?
生活と自分を清潔に保つって、どんだけ難易度高いのか!
もっと言えば、基本中の基本であり高難易度。
「自分の身体を清潔に保つスキル」
トイレ、お風呂、爪切りとかです。
当たり前のように行ってるトイレ関係だって、不潔操作になるのもあっという間です。
女性なら尿漏れ、男性なら前立腺肥大の頻尿、汚染、その交換、洗濯……いろいろ。
綿のパンツを一生履き続けるのは、ブランドファッション維持よりも難しい。
「大」の方だって、いつどんなのが出たか?覚えている人少ないし、コントロールを考えてる人も少ないです。
「食べたら、飲んだら、当たり前に出る」
そんな簡単なもんじゃない。出なくなるのが老化です。
そして把握していないのも老化……。。忘れますからね。
最悪、数日で命に関わる情報なんだけどね。
自分の血圧だの血糖だのの数値を把握してるのは神レベル。
資産形成で言えば家計簿毎日つけてるレベル。
「自分の健康と幸せを守るために、日常の家事炊事を家計と考えて遂行し把握する」
この能力を保って生きられたら、それは大賢者と呼べるでしょう。
その上で、他者に何をお願いするのか?が把握できるというもの。
そのためにいくら払えばいいか?とかが、わかります。
「適当にしてても誰かがなんとかしてくれるだろう、だって困ってるんだし」
「病院に行けば治してくれるだろう、だってお金払うんだし」
ないないない。無理無理無理。
令和はまさに老人サバイバル時代!!