良かった!
待ちに待った朝ドラ「エール」、
ついに「若鷲の歌(予科練の歌)」を観ました。
朝から、ひとりオンオンと泣いています。
ああ、予科練平和記念館へ出かけておいて良かった・・・
と、心から思います。
・・というのは・・・
ドラマの世界を、より堪能できたな、と感じているからです。
「予科練平和記念館」で紹介されていた「若鷲の歌」エピソード・・・
長調と短調の2曲を用意し、練習生に挙手をさせたところ
短調の曲が通った・・・ちゃんと生かされていました。
しかも、「挙手」は右手を拳にして、挙げています!
さらにいえば、予科練の宿舎から日課まで、
うまくエッセンスを生かして、再現されているなぁと・・・
「予科練平和記念館」で見たままで・・・涙、涙・・・
もちろん、ドラマとしても、見事!
予科練生の想いを、一人の練習生の語りを通して際立たせ、
それが曲につながったと・・・魅せますね~
さらに、正名僕蔵さんのコミカルな演技が、暗さを払拭してくれました。
(コロナ禍の朝ドラは、暗くなりすぎると辛いもんね)
練習生全員で、「予科練の歌(若鷲の歌)」を合唱する場面では、
アタクシ、涙腺・決壊でございました。
「若鷲の歌(予科練の歌」を裕一さんは評して言いました。
「短調だけれど悲しくない旋律」で、「勇気の源にある愛を表現した」と。
本当に、そんな曲です。
この曲を作るきっかけとなった、少年は・・・
「さびしさ、みじめさ、ふがいなさ、とりわけ辛いのは洗濯・・・
そこから母の苦労を知った・・・」と、語りました。
「だから、わたしは親に報いるためにも、皇国の御為に、
立派に戦ってみせます」との決意しています・・・
(今日のドラマ冒頭で、裕一さんの頭上の青空を見たとき、
「霞ヶ浦の空!」と、もう、そこから涙w)
ああ・・・
そのまっすぐな想いが、戦局の悪化に伴い、
彼らを飛行搭乗員だけでなく、特攻要員へと組み込んでいくのです。
無事に生き長らえたとしても、戦後の世では
生き残ったことで自責の念に駆られ、
さらには「予科練くずれ」と蔑まれることまであったわけで・・・
白い制帽・制服の彼らが、さわやかなだけに、
その後、予科練習生のたどった運命を思うと・・・涙。
今、令和の時代に「予科練」の存在が、
若い方々にも、伝えられていくことは大事だよねと・・・涙。
アラカンおばちゃんは、ひたすら涙に暮れております。
ドラマでは・・・妻・音さんに新たな不安の兆しが・・・
おそらく、裕一さんが本当に苦しむのは、これからです・・・
その苦しみから立ち直る、きっかけになる曲が
「長崎の鐘」であり、
永井隆博士をモデルとした長崎の医師(吉岡秀隆)との出会いのはずで・・・
(詳しくは→「エール」再開!~「長崎の鐘」)
大好きな長崎、そして敬意を表してやまない永井隆博士の登場・・・
わたしにとって「エール」の見どころは、
まだまだ続きます。
令和の今、自由が奪われているのでもなく
若者が自らの命を国のために投げ打つ世でもないことに
心から感謝して・・・
このコロナ禍の日々が、早く落ち着くよう祈ります。
◆「予科練平和記念館」及び予科練については、
熱く語っております。お目通しいただければ嬉しいです。
◆冒頭の書影は、版元ドットコムより使わせていただきました。
それ以外の本日の画像は、先月出かけた、予科練平和記念館で
撮影しました。