ようこそ「LENTO」小路へ

旅にお出かけ、おいしいもの、そして日常。「LENTO」(ゆっくり、のんびり)に、いきましょう♪

辛くとも~『戦争は女の顔をしていない』

2020-06-25 | 2022夏まで ~本~
ただいま、アレクシエーヴィチ・スヴェトラーナ
『戦争は女の顔をしていない』(岩波現代文庫)を読んでいます。

アレクシエーヴィチ・スヴェトラーナはベラルーシの作家、
2015年のノーベル文学賞受賞者です。

KADOKAWAから、小梅けいとによるコミック版も出ており、
しばらく前から気になっていました。




第二次世界大戦下のソ連・・・
ドイツ軍と戦った女性兵士たちがいました・・・
戦後、彼女らに聞き取りをしたドキュメンタリーが本書です。

文庫としては分厚いものの、ページ組がゆったりしており、
読みやすそうな気がして・・・読み始めました・・

でも・・・
・・・甘かった・・・予想以上に生々しいです。



あまりに内容が重く、気分が悪くなり、ついに中断。

・・・読みさしの富樫倫太郎『北条早雲4  明鏡止水篇』(中央公論新社)に
戻りました。

・・・・・・

戦国時代ですからね、そりゃ、血が流れます。
しかも、この巻では、早雲こと伊勢宗瑞が、将来を見据え、苦渋の選択・・・
鬼と化すのです。

・・・辛い。
『戦争は女の顔をしていない』の名残もあって、
いつも以上に「人が殺される」ことを読めなくなっていました。





今週、火曜日・6月23日は「沖縄慰霊の日」でした。
今年は1月に、初めて沖縄を旅し、私が考えていた以上だったことに
衝撃を受けました。

それなのに・・・
新型コロナウイルス渦で、すっかり飛んでいたのです。
報道で知るまで、全く忘れていました。


ああ、私って、しょせん、こんなもんなんだなぁ・・・
目先のことばかり。
だから、せめて、戦争について読まなくては・・・

・・・どんなに辛くとも、投げ出すまいぞ。


◆書影は版元ドットコムより、貼付けました。

コメント    この記事についてブログを書く
« お出かけの美味♫ | トップ | 鴨せいろ♫~庶民のしあわせ »