最近、セーブしていますがw
洋館&近代建築が大好き。
その中でも、とりわけ好きなのが学校です♥
本日は、
横浜市にある、慶應義塾の日吉キャンパスを
慶應義塾高校「第一校舎」を中心に建築さんぽ。
塾高こと慶應義塾高校は
夏の甲子園で優勝のご記憶も
新しいところではないかと・・・
さて、銀杏並木の坂を上りきりました。
ざっくりいって、
↑画像や冒頭画像の向かって右が塾高、
左は慶應大学です。
日吉キャンパスは、
昭和9(1934)年
慶應義塾大学の予科(現在の大学・教養課程)として開設。
最初にできたのが、
塾高の校舎となっている第一校舎。
曾禰中條建築事務所の
期待の若手・網戸武夫の担当でした。
けやき並木を右に曲がると、
第一校舎、最大の見どころです。
曲がり角の正面にご注目♫
かつては建物上部に時計がついていて、
日吉の駅からも見えたとか・・・
そういえば、かすかに跡があるような、ないようなw
レリーフ、
中央は慶應のシンボル、交差したペンマークです。
(「×」じゃないのよw)
右の数字は「1934」、西暦で・・・
じゃ、左の「2594」は?
「皇紀」、
戦後は使われなくなった暦です。
初代の神武天皇が即位したとされる年から数えています。
カップには日本を中心にした世界地図。
当時は太平洋戦争開戦前、いっときの平穏な時代なので
グローバルなイメージでを表したのだろうと言われています。
こちらは正面玄関。
直線的なアールデコの表現に、
古典主義的なギリシア風の列柱を配すなど・・・
コンクリートという、当時のモダンな素材に!
網戸氏、攻めています。
ほぼ当時のままのの姿である校舎を
今も塾高生が、そのまま使っている・・・
建築、学校建築好きにはたまりません♫
第一校舎と対になるのが第二校舎。
よく見ると、第一校舎と、微妙に違いますが・・・w
竣工当時、つまり日吉が予科の時代だった頃は、
医学部が入りました。
銀杏並木の頂上、
正面にそびえるのが記念館。
2020年3月にできた、新しい建物です。
「書き割りみたい~」と、不評もチラホラながら、
唐招提寺を模したという屋根に
古典的な列柱を配し・・・
私は、うっとり眺めています。
ふりかえれば、
銀杏並木の向こうに、東急・日吉駅。
慶應日吉キャンパスを中心とした、
この地に、太平洋戦争の激動の時代には、
海軍の中枢部が置かれていて・・・
そんな歴史もあわせもつ、日吉の街です。
📖参考:
●「Tempus No.05」(福澤記念慶應義塾史展示室だより)
●阿久澤武史『キャンパスの戦争 慶應日吉1934-1949』
慶應義塾大学出版会
********************
おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
日吉キャンパスの銀杏並木は、
沿線でも人気の黄葉名所です。
今年も、きれいに色づくことでしょう。
どうか、世界中に「優しい風が吹きますように」
好きな建築家を追って、建物を見るというのもアリですね。
参考になりました。
それでというわけではないのですが、なんかタイムリーになっちゃいましたw
塾高の校舎は横浜エリアで最大級の近代建築の校舎なのだそうです。
ぴあ野さんは、お城から近代建築まで、本当に何でもお詳しくて感心してしまいます。私も建築物見るのは大好きですが、そこまでの知識が無くて本当に驚きです。ただ、素敵ー!と言うだけでなく、やはり勉強しなければ駄目ですね。目標にして頑張ります! なおとも
お忙しいのに、コメントをどうもありがとうございました。
なおともさん、ぜんぜん、違うんですよ~
もともと、私は洋館・近代建築巡りが好きで、お城めぐりは、夫との時間のために始めたんです。
どんなに見ても、お城の建物のあれこれには、さして興味がもてず、好きなのは歴史や中世の山城の遺構を見ること、実はお城建築は、よく分からずに見ていますw
目標にされるなんて、とんでもない、恐ろしいです!w
建築で学校建築が好き。
いいですよね(*´∀`*)
ゆっくりと散策しながら
好きな建物見て過ごして。
…早稲田大学も
また違った建物なのかな(*^▽^*)
お互いステキな週末に
なりますように☆★☆
テル
コメントをどうもありがとうございました。
学校の建築って、
ここで若い人たちが過ごしてきたんだなぁと思うと
胸が熱くなります♫
早稲田も、もちろん素敵な建築ですw
東大もねww
良い週末をお過ごし下さいませ♫