今月初めに出かけた、奈良の旅。
どうしても歩きたかったのが
「ささやきの小径」から
高畑・新薬師寺までの道です。
念願が叶いました♫
(東大寺二月堂から春日大社へ、山沿いに抜けました)
ところで、「ささやきの小径」って?
わたしも春の旅(→旅★母娘、ときどき甥っ子)で
知ったのですが・・・
春日大社・二の鳥居から高畑へと通じる
林に囲まれた道をさすのだとか。
高畑は、かつて春日大社の社家(シャケ)、
つまり神官の住まいが集まっていました。
禰宜ら神官は、この道を通って、
住まいと神社を往復していた・・・
だから「下の禰宜道」とも言われるのでしょう。
これが、とっても、気持ちの良い道♫
マイナスイオン浴びまくりの森林浴です・・・
きっと、春日大社の霊験あらたかな・・・w
この小径の切れたところが、
高畑にある、小説家・志賀直哉の旧居。↓
高畑は、大正から昭和初期にかけて
芸術家が集まっていたとそうで・・
尾道や鎌倉にも住んだ志賀直哉。
そんな志賀が東京を除けば、
ここに1番長く住んだのだとか。
(良いところだったんだろうな~~)
本来なら見学したいところですが、
時間の都合でガマンガマン・・・
目的地は、あくまでも新薬師寺!↓
二月堂を出てから、30分くらいだったと思います。
春日山のゆるい登り坂ですが、
それほど気になりませんでした。
(金堂は寺に唯一残る天平時代の建築)
このルートに惹かれたのは、
文芸評論家・亀井勝一郞の影響・・・
(すぐに影響されるヤツです)
でも、↓こんな描写を読んだら、
歩きたくなりません?
「崩れた築地に蔦葛の絡みついている荒廃の様が
一種の情趣を添えている。
古都の余香がほのかに漂っている感じであった」
(「高畑の道」『大和古寺風物誌』)
「古都の余香」ですよ!
奈良時代の都の「余香」!!
ただね・・・
亀井勝一郞の、このエッセイには、
ちょっとしたオチがつくのです・・・
(「オイオイ」なの~~😅 )
ま、それはさておきw
今も、高畑は
おしゃれなカフェや、上品なレストランなどが
時折あらわれる、静かな街並みでした。
(新薬師寺にて)
********
ただでさえ気ぜわしい師走に、天候は大荒れ・・・
そんなときに旅ネタをエンエンと・・・
「なにやっているんだ!?」と、
自分でも突っ込んでいますw お許しを。
おつきあいいただいた皆さま、お忙しい中、
本当にありがとうございました。
どうぞ、本日も、ご無事でいらっしゃいますように。
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