本日、8月15日。むか~し、読んで憧れていた旅行記は1960年代に、女子大生が旧ユーゴスラビアを中心にヨーロッパを旅するものでした。その年、著者が8月15日を迎えたのは、ギリシアの古都デルフィ。たまたま居合わせた、各国からの学生10人ほどでキャンプをするのです。それも、歴史に名高き、野外劇場で!(のどかな時代ですね~)皆で輪になった中で・・・著者は、「八月十五日は・・・日本の終戦記念日」と話そうと . . . 本文を読む
前記事でも触れましたが、今年は、戦後75年ということもあり、戦争をテーマにしたテレビ番組が多いようです。(本日の画像は、本文記事に関連した、書影です)いつも、気になる番組は、まず、録画予約をし、時間のあるときに、アイロンかけをしながら、観ています。この日、観たのは「1945ひろしまタイムライン」(NHK)。「もし75年前、日本が戦争をしていた1945年にSNSがあったら?」そんな仮定で生まれた番組 . . . 本文を読む
お盆の入りを迎え、今日からお盆です。先月だったか・・・三浦哲郎『盆土産と十七の短編』(中公文庫)を買いました。三浦哲郎の「盆土産」・・・ご存じの方も多いのではないでしょうか・・・中学校の国語の教科書に載っていました。まずは、ざっくりとあらすじを。(表紙には、作中に登場する、河鹿がいます!)まだ昭和の頃・・・主人公は、上野から夜行で8時間、さらにバスで1時間の村に住む、少年。出稼ぎに出ている父が、思 . . . 本文を読む
本日は長崎原爆忌・・・75年前の8月9日午前11時2分、長崎市に原子爆弾が投下されました。コロナ禍の今、6日の広島原爆忌と同じように、式典なども縮小されて行われるとか・・・広島で被爆された方のご遺族が、「大切なのは祈ること」とおっしゃっているのをラジオで聞きました。コロナ禍の今、目の前のことに、いっぱいいっぱいになっていますが・・・歴史の重みを、しっかり受け止めたいと思います。心からの哀悼を込めて . . . 本文を読む
宮下英樹『センゴク権兵衛』20巻(講談社)・・・小田原合戦篇が、ついに完結です。北条家・代々は「禄寿応穏(ろくじゅおうおん)」の虎朱印を受け継いできました。すなわち民の命と財産を守る・・・との姿勢を貫いたのです。その北条家が、いよいよ滅び去る・・・わかっちゃいたけど・・・読んでいて、涙、涙、涙がとまりませんでした・・・(以下、ネタバレ気味です。)作中、四代・北条氏政と五代・氏直が親子で語り合います . . . 本文を読む