4月26日の「日経トレンディNET」に掲載されていた対談記事「身軽に、ルパン三世のように働こう」を読みました。個人事業主として独立し、ルパンや次元、五右衛門や不二子ちゃんのようにクールでプロフェッショナルな仕事をしようぜと、この記事は、若者に向けそうしたメッセージを投げかけています。
「七人の侍」「必殺仕置人」「ワンピース」etc.。 個性的な才能あふれる面々がリーダーのもとに集まり、ミッションを次々とクリアしていく…。こうしたエキサイティングな展開は、結構な昔から物語の定番と言えます。そして、確かに積み上げ型の大きな組織は、このような目的や期限がはっきりした課題解決型の仕事に対してはどうにも分が悪いようです。
少人数のチームでミッションに取り組めば、成果はメンバーでシェアできるし、「やりがい」もある。大変合理的な提案です。
しかしながら、ひとつ苦言を呈するとすれば、 魅力的なチームに入れてもらうには、人脈を作るコミュニケーション能力や、個人としての輝きが欠かせないのもまた現実。そんな人でないと、ルフィから「お前、すっげぇーなー。仲間になれ!」なんて絶対言ってもらえません。
その辺の大人の事情を抜きにして、自分探しを続ける若者の気持ちをいたずらに煽るのも、もしかしたら相当罪なことかもしれません。
さて、そうしたルパン一味の対極にいるのが、銭形警部率いる「警官隊の皆さん」ということになるでしょう。上司の命で地道に働くこうしたお仕事はの仕方は、最近ではずいぶんと若者受けが悪くなりました。
ちなみに、私の大好きな銭型警部は埼玉県警出身のたたき上げです。配下の一部も、県警から選抜され、ICPOに派遣されたのつわもの達と聞きました。
ルパンに翻弄されながらも、上司の命に従ってひたすら頑張る。そうした皆さんがいるからこそ、地域の安全は守られているのです。埼玉県警のプライドを胸に今日も元気に走り回るその姿を、私はいつも敬意をもって見守っています。
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