〘 …前半最後の コルンゴルト は、20世紀の初頭に「現代のモーツァルト」と称えられた神童でしたが、その後ナチスの台頭でアメリカに行き、映画音楽などを書かざるを得なかった時代を経て、ヨーロッパ音楽界に戻ってきた時には美しい旋律に満ちた作風がもう評価されなかった、という運命を辿った作曲家です。《死の都》もアリアは有名な歌手が歌うこともありますが、オペラ全曲はなかなか取り上げられません。お話は死んでしまった妻を忘れられない主人公が、彼女が蘇ってくるのをずっと信じている、という内容なんです。
後半はロシアの作曲家が多めです。グリエールは初めてですがコロラトゥーラ・ソプラノのためのとても素敵な曲でぜひ歌ってみたいなと。ロシアの作曲家は他に ラフマニノフ の ヴォカリーズ、そして最後のストラヴィンスキー《放蕩児の遍歴》より「トムからは何の便りもない」。この曲も和声が独特で、とてもかっこいい曲です。そして『オズの魔法使い』から「虹の彼方へ」。みなさんもうご存知の曲ですが、メロディが美しく歌詞がとてもいいですし、そういう意味でちょっとホッとしていただく曲になったらと思っています。… 〙
〘「死の都」(Die tote Stadt)という題名のオペラ、ご存じですか?
20世紀初頭のウィーンで「神童」と騒がれた作曲家、エーリヒ・ウォルフガング・コルンゴルト(1897~1957年)が23歳の若さで放った奇跡の大ヒット作である。…
…コルンゴルトは父の音楽評論家、ユリウスの下で早期英才教育を受けた。作曲の師の アレクサンダー・フォン・ツェムリンスキー がオーケストレーションを手伝い、11歳で書いたバレエ音楽「雪だるま」はウィーン宮廷歌劇場(現在の国立歌劇場)で総監督の グスタフ・マーラー がハプスブルク帝国最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフ1世臨席の御前演奏を指揮した。16~18歳で作曲した最初のオペラ、喜劇「ポリクラテスの指環」と悲劇「ヴィオランタ」の2本立てはイタリアの大作曲家 ジャコモ・プッチーニ に絶賛された。オペラ作家への道を確かにしたコルンゴルトが渾身(こんしん)の力をこめ、創作に取り組んだのが「死の都」である。… 〙
『史上初の完全ノーカット全曲盤となったラインスドルフ指揮の「死の都」CD(RCA)。現在はソニーに原盤権があるが、再発売の時期は未定。』
本稿で紹介されている上記 ☝️🙄 のCD 💿📀 は、この記事を読むはるか以前から持って(聴いて)いますが、間違いなく傑作のオペラです!
いろんな意見はあると思いますが…
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