宮城の作家希望

作品など

小説ローレルロール#1挨拶

2020-09-06 14:42:00 | 小説
私は暫くぶりに帰った自室から遥か下に並ぶ家の屋根を眺めていた。どの屋根にも魔法吸収材が使用され青白い魔光を放っているのだが昼間は陽射しに相殺され目立たない。

夜にはチョットした観光地的になるのだが、それを知る者は私の様な城に住む者だけだ。
ん、私とは誰か?あーそうか
私はローレルロールこの城の王女である。
なに王女には見えないと、お主は鋭いな。

私の母は前王妃で亡くなり今は女神王妃ナーガ様になっている。それに私は母の連れ子だったから父親とも血の繋がりは無い。
大変なのよ、それで王女ヤルのは魔法は使えないし気品も無いし頭も悪いし性格も
もう散々なの、どうして私が王女やらないとダメなの教えてよ!

愚痴っても始まらないか、兎も角
グランデシア王女ローレルロールです宜しくお願い申し上げます。