宮城の作家希望

作品など

2もう一人の

2020-09-24 00:04:00 | 小説
時間と空間の狭間にも見つめる人がいた。その姿は不明瞭で分からないが名前をララと言う。
『貴女が分けた一つは静かに時を刻んでいる』
その言葉が流れ出た、重い言葉が、落ちた。

その寂しげな瞳が私をイヤ何処か遠くを見ている様な瞳で『子らは何を思うか、、貴女は、、』
『思っていた、託そうと、貴女の意思ではなく未来に生きる子らに』
『でもね優しさも悪意に変わる黒魔術』
一筋の涙が流れ落ちた。

世界には相変わらず何も起きてはいない様子。
人々は闇から現れた魔物と戦ってい勝利したり時には傷付き倒れたりを繰り返す。
だけど大きな争いは起きない。
ある程度安定した世界を保っている。

黒井アカネが現れるまでは