宮城の作家希望

作品など

#6南洋の国ナラの王子ジラート

2020-09-11 10:06:00 | 小説
『本当にビックリしたわ貴女が現れた時は』
『済みません何の連絡も無く来てしまって』
私達は食堂の長椅子に横に並んで座っている。
あの時は
大変だったらしい突然城の上空にゲートが開いたものだから、あの時私達は何も考えずに移動ゲートを開いてしまった。

当然城の防衛機能が作動した、移動を阻止しようとしたが、それが『ローレルロール姫だと感じました』そう言ってシステムの妨害から結界魔法で私を包み守ったのは南洋の国ナラの王子ジラート様でした。

あの時は父から散々叱られました。
エレナレナなら魔法で対処したでしょうが、私には使えないので最悪死んでいたかもしれません、ジラート様に感謝です。

ただし問題が私移動の時衣服は移動しないと知らなくて裸でした、私は気絶していましたが皆さんに見られましたよね当然。

私が下を向くとナーガ様はギュッと抱きしめて
『ママて呼んで母娘でしょう』
『ママ』
初めて口にした。
誰にも口にした事がない言葉、だって私には呼ぶ機会がなかったから誰にも。
私は抱きしめられながらズット『ママ』と呼び続けていた。

その頃何が起きていたかも知らずに