はなしのひろば

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原子力が繰り返す非倫理の軌跡

2013年09月15日 15時20分30秒 | Weblog
3.11の福島原発事故いらい、恐れていた、汚染水の海洋流失。歴史的に見ても、これほど大量の高濃度の汚染水が長期間漏れ続けている事態は過去に例がないという。そもそも、人類が核分裂エネルギ-を手に入れていらい、最初の実験場があろうことが20万人を超える広島・長崎の大量殺戮だったという歴史的事実。その非人道性ゆえに、戦後喧伝されたのが原子力の平和利用だった。しかし、東北を襲った大津波は、その非人道性をさらに上塗りしたものだった。核に悲観的な日本人に核へのアレルギ-をなくさせるためにという試みは、結局、地球上きわめてまれな核分裂現象を人間が支配コントロ-ルできないことを改めて実証してみせた。こうした危険で非倫理的なものからは、はやく脱出するに越したことはない。しかし、事故処理も事後処理もままならないのが現状である。それも、責任を取りたがらない者ばかり。ここに人類の英知を結集してことに当たることがなぜできないのであろうか。悩みは尽きない。