はなしのひろば

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顔はからだの魂であるとは

2021年10月10日 20時41分49秒 | Weblog
なかなか意味深な一言である。眼は口ほどにものを言うとか、顔は心の表面とかはまま聞くことではある。腹を探るというのは表情や言葉からその人の腹=魂を知ろうとする。なかなか心の深奥はわからなくてもちょっとした表情その変化、言葉の端々から推し量ることはできるのである。

この一言は顔は心の表面ではなくあくまで「からだの魂」なのだと(ヴィトゲンシュタイン)。魂も臓腑の底から湧き上がって来るものだという。

人は顔に責任を持たなければならないという。顔で分かるとはこのことか。

思い返すに、この顔にして何を語らんや、その人の魂を見ているのかもしれない。



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