モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

真似ること 書き写すこと 6

2013年01月21日 | 挑戦する

13・1・21 

― 真似る 書き写す  6 -

天風師の教えに意識明瞭、があります。

普段、意識を不明瞭に過ごしている、とは思えませんでした。

クラクションが鳴ればその方に注意を向ける。

電車が近づいてきたから少し下がって待とう。

その程度に注意力があるから身を守れる。

 

考え事をしていると、知った顔に気が付かないことはある。

うっかり仕舞い込んで分からなくなった、置き忘れてきた、

意識不明瞭と云っても、その程度のことだろう、と思っていた。

 

「かぼちゃだったら描けそう…」

八百屋の店先に、スーパーの棚にかぼちゃはよく見かけている。

見かけているが、目に映ったに過ぎない。

形状がどうなっているか、どのような色なのか、

そんなことは如何でもよいこと

だから敢えて注意を振り向けない。

 

「かぼちゃだったら描けそう…」と云われて

真似をしてかぼちゃを描いた。

 

特に絵など描ける訳がない、と

頑なに思い込んでいた背景があったから、

かぼちゃが描けた歓びを味わうと同時に

かぼちゃに注意深くなる。

 

茄子や胡瓜にも今迄より、いくらかでも注意を振り向ける。

 

絵を描く、絵を描いたという背景があるから、

大袈裟に言えば絵という視点で茄子も胡瓜も注意深く見る。

 

養護老人施設に入居するお年寄りに毎月ハガキを7,8通書く

ネタ本として水原秋桜子の俳句小歳時記を活用していた。

 

季語としてもかぼちゃの説明文、例句に一通り目を通す。

 

「カンボジア原産と考えられていたのでこの名が付いた。

関西ではなんきん、多分中国の南京を経てきたからであろう」

「とらわるる ことなく南瓜 蔓伸ばす」(本宮鼎三)

 

意識明瞭というより、書き写すことで関心が、或いは興味が芽生え

結果として意識明瞭につながる。興味が湧き、観察する。


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