モジリア

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おじさんが読む「赤毛のアン」

歳時記から始まった

2012年08月25日 | 無財の七施

12・8・25 

歳時記から始まった

お便りボランティア講座が終了して、公民館側から、

サークル活動として継続するよう要請されました。

 

特別養護老人施設慈祐苑に入居するお年寄り50人に

毎月はがきを差し上げる活動を開始しました。

名前と性別、生年月日だけの情報でどうやってはがきを書くか…。

当時は絵手紙などと云う言葉さえなかった。

はがきとか手紙は文章を書くものと思い込んでいました。

 

何を書いたらよいか、見当が付きませんでした。

 

「外出機会の少ないお年寄り、外の様子や出来事を書いたら…」

この提案で何を書いたらよいか、という大問題は

呆気なく解決しました。

 

外の様子や出来事の連想から季節の草花に特化する人、

鳥の鳴き声に特化する人、日常、

季節を感じさせるものに注意深くなります。

 

私の場合は外の様子の連想から季節、季節の連想から俳句、

俳句の連想から歳時記、と尻取り連想ゲームのような形で

歳時記に行き着きました。

 

本屋で手ごろな厚さ、手ごろな価格と云うだけの選択肢で

水原秋桜子編集の俳句小歳時記(大泉書店刊)を買いました。

偶然この歳時記を選んだことは相当ラッキーだった。

そのことが後々分かったのです。

 

先ず、ザット今の季節の季語に目を通します。

その中から1つ2つ季語を選び、

説明文を読み、例句に目を通します。

俳句を詠むためでもなければ読むためでもない、

ただはがき文を書く為だけが目的で目を通す。

 

よさそうな文言、フレーズを2,3見つけ、メモ用紙に書き写す。

文言を入れ替えたり、フレーズとフレーズの間に

連想して浮かんだフレーズを挟み込むことなどをしていると、

不思議とはがきに書く3,4行の文章は整ってきます。

 

7,8通りのはがき文は訳なく書ける。

後々文章を書くのを億劫にしない不思議な習性が身に付きます。

 

おぼろげながら、

手順を踏めば書ける、というセオリーを身に着けたのでしょう。

 

 



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